6月13日以降の約一週間モグラ出現が途絶えて6月13日を第三次モグラ戦争終戦記念日にしようと喜んでいましたが、2日ほど前からまた出てきてしまいました。

 やはり工事記録は必要とあわててこの「苦闘の記録(2)」を作りました。

 

 下図に示す地区A、B、C地区の工事のうち今までブログに記録していなかった工事を中心に記述します。またこの図には入ってないのですが、他に南側軒下の花壇などに結構な工事をしたのでこれをE地区とし同じく記録します。


 

 地区割りマップ、モグラは上図の上段Aの右より侵入して、長い間A地区に居留して、B、C、Dとトンネルを掘り続けて来ました。

 

[地区A]

 モグラは3月初めに大谷石の割れ目(下の写真の大谷石の左方向)から侵入して3ヶ月くらいはこの地区を本拠として他地区に行っていました。

 一番初めの対応は、大谷石沿いに深さ60cmくらい掘り下げて侵入孔を確認することでした。

 砕石を入れ突き固めてトンネルを掘られないように(3月10日)

 B地区へ侵入しないよう出口(写真上の左方向)付近は徹底して固めたつもり

 

 この経路は5月には活動痕跡が見られなくなったので、埋め戻してジャーマンアイリス、茗荷などを移植しました。

 

A地区からB地区に行く経路には数年前に遮断用プラダンを二重三重に埋めていたのですが、その下を潜るので再び掘り下げて、底に庭用砕石を入れ突き固めました。

                                (3月27日)

 

 しかし上の写真の遮断豪の手前に迂回してB地区に行くので5月10日には延長してみましたが迂回は止まりません。(下図)

 そのうちにB地区だけでなくE地区(上の図で下に行っている矢印の方向)とか築山の麓などにもトンネルを掘るようになりました。

 

 西側の築山麓にできたトンネル出口には大量の小石、砕石を入れて塞ぎました、ここは数回破られましたが最終的には出なくなりました。(4月10日)

 

[地区E]

 南側軒下の花壇側(下図Eの経路)については新たにプラダンを埋め込む等の作業をしました。 

 

 エアコン室外機を移動して作業準備(3月30日)

 室外機下を埋め戻して犬走へのトンネルを遮断し、

 花壇の植栽を取り除いて、

 犬走に沿って深さ60cm程度の溝を掘りプラダンを埋め込んで、

 埋め戻して、レンガ沿いにチャボ竜のひげを植えましたが、その後も上の写真のおだまきの所に侵入して左側のまめつげ方向にトンネルを掘られました。

 

 大きな石が動かせずプラダンが入れられなかった狭い部分からの侵入なので角材を埋め込んだりして最終的には入ってこないようにしました。

 

[地区B]

 モグラが居留地を出て活動する時ほとんどの場合この地区を経由するので、防御の重点としてきた場所です。以前のモグラ侵入時に張り巡らしたプラダン防壁が何重にもあるはずですが毎日のようにその下をかいくぐっています。

 

 上図はB地区のルートとキーポイントを示しますが、トンネルルートは大きく2回変わっています。最初はオレンジ色のルート、A地区の遮断壕ができてからは赤色のルート、更紗どうだんを掘り上げて付近のトンネルをつぶした後は紫色のルートに変わりました。最後のルートになってからはモグラはA地区に戻れなくなったようで、どうだんの近くの犬走りの下にとどまっているように思います。

 

1.地点A付近

  3月15日ころは大谷石沿いに進んでいましたので、これを阻止するためブロック煉瓦などの障害物を順次に設置しました。

 

 何回か繰り返すうちに、大谷石沿いではなくその上の土止めブロックの内側沿いに掘るようになりました。

 

2.更紗どうだんの植え替え

 

 植え替え前の様子(3月28日)

 

 遮断壕のため大谷石沿いには進まなくなりましたが、更紗どうだんの根元付近は穴だらけになりどうだんも弱って主幹も芽吹かなくなったので、植え替えしてトンネルつぶしをしました。

 

 主幹と古根を伐って植え替え(5月15日)

 

 

 トンネルを埋めたせいで地表面が10cmほど下がったので、石組みも見直しました。

 

3.地点B付近

 地点Bは、更紗どうだんの所からトンネルを上に掘り上げてB地区に入るためのキーポイントです。

 

 トンネルをつぶして、石組みを見直しました。(4月4日)

 この仕切りもトンネルのために動いてしまうので、セメントで相互に接着し一体化しました。(4月5日)

 

4.地点C付近

 B地区からC地区に行く時、必ずここを通るので、障害物を設置して遮断しました。

何回か繰り返してここに土盛りはできないようになりましたが、さらに深く潜って迂回したように思われます。(4月2日) 

 

[地区C]

 C地区での主な工事内容は、プラダンの設置2か所と水甕のそばのアセビの移植です。

 

1.プラダンaの設置

 B地区とC地区が接する境界線にプラダンaを埋め込みました。(3月17日)

この処置によって、B地区からC地区へ行く経路はほとんど遮断されました。

 

2.プラダンbの設置

 プラダンaの設置により、B地区からC地区へ隣接境界経由で行く経路は塞がれましたが、犬走りの下の経路からC地区に登ってくるようになりました。

 はじめは犬走りより少し高い花壇に出てきてその後、一段高いC地区の土盛りに登ってきました。(下の写真のルート1)

 

 そこで花壇に出てくる出口を塞ぐことにして、プラダンを敷きました。(4月2日)

 

 施工中

 施工後

 

 ところが次の写真のようにルート2に出てくるようになったため(4月18日)、花壇の縁、犬走りに接してプラダンbを入れることにしました。

 

 ルート1対応のプラダンと、花壇の縁沿いの草木を取り除き、プラダンbを設置しました。(4月18日)

 

 6月26日現在では、プラダンbの入っていないぎりぎりのところから侵入してC地区を荒らしています。近いうちに、長さ20cmほどですがプラダンbの延長を予定しています。

 

3.水甕のそばのアセビの移植

 このアセビの根元に殆ど毎日のようにトンネルを掘られた時期があり、トンネルの埋め戻しの際に水を使うので根元の土が目減りして、根が露出する状態になってしまっていました。

 

 移植後の様子(4月1日)

 

 すっかり根が傷んでいたので心配でしたが、6月上旬までは葉もきれいな緑色で安心していました。ところがこのところの暑さで一部の葉が黄変しだして心配しています。

 

                           ー 以上 ー