こんにちは。
日本ビューティーフード協会
代表理事 鈴木梨沙
大人気の
「これを食べたらブスになるシリーズ」
第20回目の投稿です。
世の中には、
一見身体に良さそうだけど
実は体に悪い食べ物って多いもの。
その実態を暴くのがこのコーナーです。
今回は・・・
「不足している栄養素は
サプリメントで補えばいい」
と思っている
おブスちゃんに関して。
バランスのいい食事が
大事だということは
頭ではわかっていつつも、
具体的に何を食べたらいいかわからないし、
そもそも仕事が忙しくて
作っている時間もないし、
なんせ面倒くさい！
「不足している栄養素は
サプリメントで補えばいいのでは？」
と思っている方も
いらっしゃると思います。
確かに、世の中には
様々なサプリメントが販売されています。
しかし、
サプリメントで
目的の効果を得るためには、
相応の知識を得る必要があります。
なぜなら、
サプリメントには様々な「ワナ」が
潜んでいるからです。
今回は、そんなサプリメントのワナ
となっている部分を３つご紹介します。
まず１つ目は、
残念なことに
サプリメントをはじめとする
健康食品には、
謳っている効果が
期待できないものが
数多くあるということです。
例えば、
便秘の改善に効果のある
サプリメントがあったとします。
もちろん、効果を謳うからには
それなりの実証実験が必要です。
しかし、その被験者が
数名しかいなかったり、
日本人と平均的な腸の長さが違う
外国人だったり。
信じ難いかもしれませんが、
この程度の実証実験で
効果効能を謳うサプリメントは
数多く存在するのです。
また、「レタス１玉分の食物繊維がとれます！」
という宣伝文句を聞いたことがありませんか？
しかし、レタスの成分は
ほとんど水分なため、
食物繊維はたいして含まれていないのです。
さらに、食物繊維量を
他の野菜と比較すると、
レタスの食物繊維は
たかがキャベツの1/8程度。
「キャベツ1/8個分の食物繊維がとれます！」
ではインパクトがありませんよね。
だから企業はレタスと
比べてきているわけです。
これは商品を売るための
企業の宣伝文句ですが、
テレビ番組などでも同様の演出を
よく目にします。
耳ざわりのいいキャッチコピーをみたら、
まず疑ってみる目を養ってみてください。
次に２つ目の理由は、
「なんとなく身体に良さそうだから」という理由で
サプリメントを摂取しても
意味がないということ。
個別カウンセリングにくる方の
食事内容を見ていると、
何種類ものサプリメントを摂取している方が
時々いらっしゃいます。
例えば、
プロテインだけでも５種類、
ビタミン剤も
複数のビタミン材が添加されている
マルチビタミンの他に、
ビタミンB1とビタミンCのサプリメントを
摂取しているという具合です。
ところが、
「なぜこれを摂取しているんですか？」
と尋ねると答えられないことが多いです。
この方のように、
多くの種類のサプリメントを
大量に摂取している方は、
実はその効果をあまり理解していないことが
多いように思います。
「なんとなく飲んだ方がいい気がするから」とか
「健康に良さそうだから」
「食事だけだと必要な栄養素が補えていなさそうだから」
など曖昧な理由でサプリメントを
摂取しても意味がありません。
当たり前の話ですが、サプリメントとは
「疲れをとりたい」
「コンディションを整えたい」などの
目的があって摂取するものです。
さらに、
サプリメントを摂取する
時間や回数として
朝食後にビタミンCを３粒、
カルシウムを２粒、などと
毎日同じ量のサプリメントを
無意識に摂取している人もたくさんいます。
しかし、
サプリメントは
毎日同じ量をとる必要な
ないのです。
パッケージに
１日３粒と書かれていたとしても
その分量を律儀に守る必要はありませんし、
その日によって食事内容は変わりますから、
自分が食べた食事に対して
足りない栄養素をプラスするのが
本来のとり方です。
サプリメントを上手に活用したいなら、
まずは自分のどの悩みを解決したいのか、
悩みを明確にしましょう。
そして
「なんのためにサプリメントを使うのか」
の目的を持った上で
摂取するようにしてみてください。
サプリメントは
あくまで栄養補助食品であり
主食は食事なのです。
サプリメントで楽をしようとすると、
お金をドブに捨てることになりかねません。
３つ目の理由は、
サプリメントで
ある一定の栄養素だけを
過剰にとっても意味がない
ということ。
例えば、ビタミン。
ビタミンは全てのビタミンを
満遍なく取れるよう
マルチビタミンをとっている方も
多いと思います。
しかしビタミンには
「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」
の２種類があります。
ビタミンBやビタミンCなどのビタミンは
水に溶けるビタミンなので、
とりすぎた分は尿として体外に排泄されます。
これではなんの意味もありませんし、
お金を捨てるようなものですよね。
逆に、
ビタミンAやビタミンDなどの
脂溶性ビタミンは
水に溶けないビタミンなので、
摂取すればするほど
体内に蓄積されていきます。
つまり過剰摂取しても
体外に排出されないため、
種類によっては
内臓に負担をかけるなどの
弊害があります。
このように、
身体にいいと思って
摂取していたビタミンが
逆に健康を害することもありますし、
何かの栄養素だけを過剰にとるのは危険です。
栄養に関する知識がないまま
サプリメントを使用すると
お金を無駄にすることとなったり、
身体を壊したりする恐れもあります。
サプリメントは
あくまで栄養補助食品。
成分と含有量がいいものを、
自分が食事で不足している
栄養素のプラスとして
適切に補えるならいいですが、
その自信がないならむやみやたらに
自己判断で摂取することは
私的にはオススメできません。
やはり、食事に勝る武器はありません！
自分の歯で噛み、飲み込み、
消化吸収するという
一連の流れがあるからこそ
「食べる」という行為そのものに
意味がありますし、
食べることの楽しさや
作り手の気持ちなどに関する
様々な経験も実際に食べることでしか
得ることができません。
サプリメントでは、
身体の内側から鍛えることができないのです。
〜ここまでのまとめ〜
サプリメントのワナは３つ！
♦️サプリメントをはじめとする
健康食品には、
謳っている効果が
期待できないものが数多くある。
♦️「なんとなく身体に良さそうだから」
という理由でサプリメントを摂取しても
意味がない。
♦️サプリメントで
ある一定の栄養素を過剰にとると
内臓に負担をかける恐れがある。
ぜひお気をつけを！
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