寄り道~Stories of my life~ -4ページ目

存在の理由


sora




悲しいという悲しみを、否定的な感覚のまま。
窓に映ってしまった、青白い僕の姿に、桜の一枝。
そして、涙を流しているのだから、曖昧な煙草の煙に包まれて。
自我消滅と輪廻転生の気まぐれな、束の間。


17. Mar. 2007

過ぎて行く時間の中で

こうして、今、僕が生かされている事が、あまりにも紙一重なのだから、
yu-hi

もう、生きてゆくことに、迷いたくないから。
ずっと、変わることは無いと、諦めていたから。
試行錯誤の連続は、いつしか、支離滅裂な衝動に変貌し、

見つめる視界は、何も見えていないことに気付いたし、

僕は、その時初めて、愕然としていたんだ。
  
 もうすぐ、見えてくると思うから。

 もう少しで、見えるはずだから。


17. Mar. 2007

ふたり

雲の隙間から陽の光がこぼれる。
hikari 小鳥が鳴く。
風が春の匂いに変わった。

こぼれる陽の光も、小鳥のさえずりも、春の風も。
今は、貴方と一緒に感じることができる。
これからも、貴方と一緒に感じることができる。



05. Mar. 2007