暫くの間、古いMac OSの仮想環境を作って、その中でAppleScriptの練習をしてきました。「仮想MacでAppleScript(失敗談)」にも追記したのですが、多少試行錯誤をしてみたところ、AppleScriptアプレットを作って実行テストができる様になりました。
この「第2章 アプレット編」の例題は全部は試していませんが、概要としては作り方を理解できたと思っています。
この書籍はXcodeがリリースされる前の発行らしいので、「Project Builder」と「Interface Builder」が2つのアプリケーションに分かれていてその連携でプロジェクトを構築していく流れで書いてありましたが、UTMを使うことで「Mac OS X Panther」の環境を用意することができXcode1.0で「AppleScript Studio」を試せました。この作業をやることでXcode、AppleScript(「スクリプトエディタ」と「AppleScriptStudio」)の使い方が感覚的にわかりました。
Xcode1.0でアプレットを作る時には、プロジェクトを作ってから「MainMenu.nib」を「Interface Builder」で開いて、
「File's Owner」の「Info」ウィンドウを開いて、使いたいイベントをチェックして
「Edit Script」でスクリプトを編集して、プロジェクトのビルドをするのが概要の流れです。
少しわかりにくいのが、「Idle」イベントなのですが、このハンドラは「何もスクリプトが実行されていない時、一定時間おきに呼び出されるもの」として
「on idle
return 秒数
end idle」
という風に書くことになっているそうです(98ページ)
また「AppleScript Studioでゼンマイびゅんびゅん」では「バックグラウンド・アプリケーション」として「AppleScript アプレット」を作る方法が紹介されていたのですが、「Info .plist」を編集する方法が書籍のとおりではできませんでした。
「プロパティリスト」(linkはWikipedia)を読むと「10.2で新しいバイナリフォーマットが登場した。これはv10.4以降のデフォルトのフォーマットとなった。」となっていました。ビルドしたアプリケーションの「build」フォルダの中に「Info .plist」があり、
「Property List Editor」で編集できることが分かりました。ただ、Windowsで言えば「レジストリ」を操作する作業に似ているので、実施するなら細心の注意が必要なのではないかと、思います。
ここで書籍に載っていた「NSBGOnly」という項目を「1」に設定すれば、「バックグラウンド・アプリケーション」に出来る様です。
「強制終了」出来るアプリケーションとしても表示されないので、「アクティビティモニタ」でプロセスを終了させて終わらせられます。
この辺りの手順が判れば、この書籍での「AppleScriptアプレット」の作り方の説明が理解できたことになると考えています。
実は自分のBlogを「AppleScript」について検索してみたところ、
「AppleScriptとXcode」(2014年10月11日)などがあり、最近手をつけていた「AppleScript」を一度試していましたが、全く忘れていました。今回およそひと月「AppleScript」について関連書籍を入手して、その作業手順についても詳しく記事にしたので、今度は参考にしたい時には、いつでも見つけることができそうです。
やはりBlog記事も自分にとっての「備忘録」にもなるので、丁寧な記事を書いておけば都合が良いと思いました。