「[PS3] T2 SDE 20.10のインストールを再度やってみました」の続きです。
インストールできて、追記に記したとおり、起動はできる様になりました。
既にインストールを終えたT2 SDE 21.5よりも古いバージョンのリリースなので、敢えて手間を掛ける必要も無いのかもしれませんが、Linuxの設定周辺の深い理解には繋がる様に思えて、X-Windowの設定を行いました。
T2 SDE 21.5の設定については、過去記事の「[PS3] T2 SDEの設定(「STONE」を使う)」を参照してください。
これがT2 SDE 20.10のSTONEメインメニューです。「kboot Boot Loader Setup」のメニューがありませんでした。対処は「[PS3] T2 SDE 20.10のインストールを再度やってみました」の追記を参照してください。
そして「Network Configuration」と「X11 Configuration」が出来れば、最低限は使えるかな?と思っていましたが、ネットワークはifconfigを実行してみても、ネットワークカード情報が得られていませんでした。これは、「[PS3] T2 SDEのネットワーク問題と21.5のインストール」の記事で体験したT2 SDE 21.4の時と現象が同じです。T2 SDE 21.4については詳しい調査をせずにT2 SDE 21.5のインストールでこの現象を回避したので、もし解決を試みるなら、ネットワーク関連の情報が併せて必要になると思います。
さて、「X11 Configuration」についてですが、
このようなメニューになっていて、これもT2 SDE 21.Xとは違う構成になっています。Window managerの選択は3種類あるのですが、今回は「lesstif-mwm」を選びました。「Run XcfgT2」と「Run X -configure」は試しましたが、X-Windowはうまく起動しませんでした。
そこで、「Edit/View /etc/X11/xorg.conf」を使って、直接設定の書き換えを行ってみました。
手元のディスプレイ(TVを使用)で画面に映る具合を確認して、このファイルの「Screen」セクションの「Display」サブセクションから映せない解像度を削除して、試しました。ここは多分、手元のディスプレイに合わせて設定を行うことになるのだと思います。
これでなんとかX-Windowがうまく描画できる様になりました。
(画面には小さいですが、「uname -r」でOSのリリース番号(5.8.15-dist)を表示してT2 SDE 20.10が起動していることを確認しています。)
(参考:「【 uname 】 システム情報の表示」)