私が最も尊敬するピアニスト橋本秀幸さんの全5CDアルバムの感想
私が最も尊敬するピアニスト
橋本秀幸さんが
3年ぶりとなるニューアルバムを発売。
「room」と「out room」だ。
瀬戸内芸術祭で発表された曲をまとめたアルバム「home」は、瀬戸内の島の廃校で、朽ちかけていたアップライトピアノで演奏したもので、虫の声や、ピアノが軋む音までもを内包し、一つの音楽となっていた。
そこには、たまらない郷愁があった。
「home」,まさに家に帰りたい気持ちになった。
そして、「home」の次のアルバムが「room」
家から、部屋へとなった。
よりミニマリズムの世界へと入っていく。
その優しく柔らかい、小さな世界は、雨の日に、外で聴きたくなる。
「room」なのに。
真っ白なおくるみにくるまれた赤子に、光が差しているような。
それくらいの多幸感のある、温かさ。
橋本さんが年を経て、家族を持って、お人柄が柔らかくなられたことを感じずにはいられない。
「home」の前のアルバムも、2つあった。
「Air」と「Earth」だ。
「Air」はまさに空のようで、高いビルの上で聴くのが好きだ。
哀しみ、浄化、開放、そんな順番で心が泳いでいく。
そんなアルバムで、聴けば聴くほどに、その良さが滲んでくる。
はじまり、そんな気持ちにさせてくれる。
空に対して
「Earth」は、
まさに大地のよう。
しっかりと、地面に足がついている感じ。
ゆっくりと、向き合って、歩いていく。
長い旅の末に、待っているのは死だ。
最も力強いアルバムで、当初は圧倒的に好きだった。
やがて対となる「Air」が心地よく身体にまとわりついて離れない。
やはり、二つで一つのように感じる。
そして、今回のアルバムも
「room」と対になる
「out room」がある。
「room」は、
アットホームで温かい。
赤ちゃんが真っ白なおくるみにまかれて、光りが差しているようなイメージ。
あきらかに、過去の3つのアルバムとは異なり、
ノスタルジックであるところは共通しても、
メランコリックな感情は伴わない。
家族に恵まれた橋本さんの環境の変化が、心境として音に表れているように感じる。
「out room」は、
聴いた瞬間、まさに一瞬で、外に開放された気持ちになる。
部屋と、
部屋の外、
という境界(ボーダー)
今の私は「out room」に惹かれている。
橋本秀幸さんの公式サイト
iTunesや
渋谷のタワレコなどで
CDや曲が買えます。
大阪などでライブもあるようです。
SILTは、
橋本秀幸さんと3回、
生コラボをしました。
SILT & 橋本秀幸 サンドアート&ピアノライブ
https://www.youtube.com/watch?v=zdI5NOnBAv4&t=1000s
ISHIKARI SAND FESTIVAL 2017
https://www.youtube.com/watch?v=fbq_VPMykwQ&t=71s
この他に、とある企業様の式典でのライブです。
こちらの「ゴーレム」という作品でも、楽曲を使用させていただいています。
https://www.youtube.com/watch?v=fbq_VPMykwQ&t=71s
欅坂46 佐藤詩織 さんの個人PVのサンドアートの回の音楽も、橋本秀幸さんの楽曲を使用させていただいています。
https://www.youtube.com/watch?v=0o5_vmKcAFI&list=PLZLmWT4fDZU5ONzsYVKXsyGL6xO_knJe9&index=37
とある企業様の式典でのライブがはじめての出会いで、それから私が橋本さんのことをとっても気に入って、色々とオファーさせていただいている次第です。
千駄ヶ谷に出来た新しいお店 コクヨが運営するTHINK OF THINGS
五月に千駄ヶ谷に出来た新しいお店
コクヨが運営するTHINK OF THINGSに行ってきました^ ^
オシャレなカフェ兼文房具屋さん
三軒茶屋のオブスキュラーさんが監修しているコーヒーがイチオシとのこと。
表参道にパン屋さんブレッドワークスのコッペパンを使った様々なパンも。
世田谷のショコルというチョコレート屋さんのチョコもありました。
僕は、ショコルのチョコレートを食べてみたのですが、美味しかったです^^
カカオやお砂糖から作っているそうですよ。
そういうのが流行りだとか。
アフォガードもあったのですが、ショコルさんのカカオニブが用いられているそうです。
カカオになる一歩手前のものがカカオニブで、スーパーフードとして今、人気だとか。
色々と勉強になった一日でした^^
音のメルヘン屋の創立者三木宏、私の父の命日です。
今日は、音のメルヘン屋の創立者三木宏、私の父の命日です。
私の著書の中で、父のことにも触れています。
『砂』と心~サンドアートが教えてくれたこと~ 船本恵太 https://www.amazon.co.jp/dp/4798048801/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_gANWzbVXWXTTT
映画「メッセージ」を観た感想。
映画「メッセージ」を観た感想。
すっかり、ハマっているドゥニ・ヴィルヌーブ監督
クライムアクション
サイコサスペンス
スリラー
と三作品観てきて
今回はSF
本当に多彩な監督。
本作も、大変素晴らしい作品でした。
涙するほどに。
ネタバレ含む
超巨大UFOが12隻やってきて
下手したら大戦争という緊迫感
娘を失った母親の哀しみ
この壮大さと、パーソナルな心の葛藤との対比
予想できないストーリー展開
コミュニケーションというテーマの深み
まさしく今、この世界に必要なもの
もうこの作品に言葉はいらないね
さあ
いよいよ次は「ブレードランナー」の続編だよ!!
映画「プリズナーズ」と「ボーダーライン」を観た感想。
映画「プリズナーズ」を観た感想。
の続きです。
ネタバレ含みます。
犯人は、元はキリスト教信者ですが、
アンチキリストとなり、犯罪に手を染めていったという人物たち。
蛇を多数飼っていたりと、まさしく悪魔を象徴する存在。
キリスト教信者と、フリーメーソン会員と、アンチキリストによる三つ巴という構図になっている。
そうしたところがまた一つの見どころ。
ちなみに、
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の
「ボーダーライン」も、
借りて観たのですが、
こちらはまったく好みではなく。
麻薬取締だとか
FBIだとか
銃撃戦のアクションだとか
興味がわかない・・・
やはりアクション映画や
クライムアクション映画は
好みでなく、
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督だとしても、
私はだめでした。
映画「プリズナーズ」を観た感想。
映画「複製された男」を観た感想
10代後半か20代前半か、
忘れたけれど、
その頃から最も好きな映画でずっとあり続けた「ブレードランナー」
今は違うけど、それでも最も好きな映画の1つであることにはかわりない。
まあもう15年以上前でしたよね?
続編映画の話があがったのは。
小説版の「ブレードランナー2」は読みませんでした。
もちろん、原作であるフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は読んでいますが。
いよいよ公開が近づいてる続編映画
「ブレードランナー 2049」を前に
今回の監督であるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品を観ておこうと思いました。
「メッセージ」がものすごく観たいのですが、まだ発売されていないので、「複製された男」を観てみました。
やばいです・・・
最も好きな映画監督が、一人増えました・・・
クローネンバーグを彷彿するものがありました。
二人ともカナダの映画監督という共通点がありますが、ポスト・クローネンバーグと言っていいんじゃないかと思うくらい、すさまじい奇才です。
そのあとすぐに「プリズナーズ」を借りて観たのですが・・・
クローネンバーグどころか、A級ハリウッド映画の監督として、もはや風格漂う大御所といった感じで・・・
まわりくどくなってしまいましたが、「複製された男」についてです。
まずとにかく目を引くのは、独特な映像美。
ひじょうに好みの色彩です。
カナダらしい陰鬱さと異質感も、大変に好みです。
この映画の本当の主役は、トロントの街並みだなと・・・
その素晴らしい視点と感性、深い共感をおぼえました。
とても観念的な作品で、
カフカの「変身」のような不条理感がとても心地悪く最高です。
リアルな人間表現とのコントラストが効いています。
好みが大きく分かれる作品なのは間違いありません。
もしあたながクローネンバーグ好きなら、絶対観た方がいいです。
不条理なものに嫌悪感をおぼえるタイプの人は、間違いなくイライラして、駄作だと言うでしょう。
レンタルして2回観ましたが、買ってまた観たいと思っています。
今年観た映画の中で、ダントツに一番好きです。
あと、主役のジェイク・ギレンホールの演技が圧巻。
特殊造形やCGも大変好みでした。
サイコサスペンス
ミステリー
スリラー
ホラー
SF
これらのジャンルが入り混じった作品です。
観念的な作品だけに、色々な考察をされている方々がいて、それぞれがまるっきり違う解釈なのもまたユニークです。
以下、ネタバレを含みます。
物語を紐解くキーポイント
冒頭の「秘密クラブ」のシーンです。
主人公と一緒にクラブに入っていく人物が、ビルの管理人。
後半このビルの管理人は「楽しかった。また連れていってくれ。鍵がかわってしまった。」と主人公に話かけています。
「秘密クラブ」では、蜘蛛をつかって物語がはじまっています。
途中、蜘蛛女とすれ違う夢をみます。
トロントの都市を、超巨大蜘蛛のようなエイリアンのような生き物が徘徊するシーンがあります。
自動車事故で割れたガラスが蜘蛛の巣の形です。
ラスト、ヒロインが巨大蜘蛛になる。
新しい鍵が届く。
他のレビューを読むと、
主人公は一人で、二重人格だという説が多かったです。
エイリアンに侵略され、洗脳され、管理されている説というのが最も奇抜でした。
秘密クラブで、願望を満たしてもらえる偽の生活のドラマが得られるけど、それは一時的なもので、また次の願望を満たしてもらいに秘密クラブに通う。
おおまかな構図がこれです。ドラッグの中毒性のような印象も受けました。
ただ、そんなことよりも、最初に述べたように、トロントの都市の描写が圧倒的な存在感を持っていて、
それが最後には「昆虫の巣」のように感じられゾッとしました。
都市の閉塞感
抜け出そうとしても抜け出すことのできない
終わらない日常
それがこの映画の主題ではないでしょうか。
映画「海街diary」を観た感想
是枝 裕和監督は、最も好きな日本人の映画監督。
「ワンダフルライフ」が一番好き。
その次が「空気人形」。
他に観てきた作品は
「DISTANCE」
「幻の光」
「花よりもなほ」
「歩いても 歩いても」
「誰も知らない」
今回観たのは「海街diary」。
大竹しのぶさんと、リリー・フランキーさんの演技が大変素晴らしかった・・・
江の島や鎌倉の情景も心地よい。
ドキュメンタリーのような自然な生活感が漂うドラマは、
さすが是枝監督。
ここまでほのぼのほんわか~で突き通すのがすがすがしい。
じんわりと、心に染み入るものがあった。
自己肯定感の薄い日本人という民族の心を潤す作品をいくつも連続してつくってきている一貫したテーマ性。
そこから一転した感じのある最新作「三度目の殺人」は、是枝裕和監督らしからぬストーリーだけに、気になる。。。 是枝監督がサイコサスペンスやスリラーを監督したらどうなるのか? その答えがきっとそこに。
台風前夜「plenty解散ライブ」(日比谷野外大音楽堂)
plentyさん
日比谷野外大音楽堂
解散ライブ
が終わった。
雨は次第に強くなり
もうどちらが涙かは
分からなくなった
響くビートを
雨音と共に
深く心に刻んだ
「空が笑ってる」がはじまった瞬間
あの日の全てを思い出し
涙が溢れかえった
日比谷野外大音楽堂へ出掛ける時に
ケセランパサランが
僕の身体に触れていった
風に吹かれて漂う
僕の心のように
終演後の挨拶
江沼さんが
あっ! と声をあげてくれた
笑顔だった
握手をした
これからも応援していますと伝えた
僕は笑えていただろうか?
ヴィヴィアンウェストウッドの名刺入れをなくしてしまった。。。
雨の中 何度も会場を探した
いただいた大切なもの
さっき ディスクガレージさんから電話があった
笑ってた
恥ずかしい
でも 見つかってよかった
これから 何がはじまるんだろう?
そんなふうに 高揚している自分もいる
plentyさんの音楽をアイフォンで聴きながら
終わりははじまり
そして
作品は
永遠だ
plentyさん 雨が似合うね^ ^
ライブ中に風が吹いたとき
気持ちがよかった
しっとりと
のびのびしてて
心地良かったな
朝までいたかったくらいだよ
2012年、
僕らSILTにとって、
最初の音楽の仕事、
それがplentyさんだった。
だから、本当に思い入れが深いんだ。
これがあの時の想い出の写真。
トモエもリロイもその後にSILTを脱退してしまった。
でもね。
この前、4年ぶりにリロイと再会したんだよ。
人生は、
「出会い」と「別れ」の連なりだ。
でもね。
「再会」っていうのもあるんだよ。
素晴らしいね。
人生って。
あれから色々な音楽の仕事をさせていただくようになったけど、 ライブ出演はまだplentyさんだけ。




