ヒノマルのシーズン 2008年02月14日
卒業、入学でヒノマルのシーズンがやってきた。
国旗国歌法ができた時、日本政府はけして強制するものではないと強調したが、政府の思惑と違い(?)強制の嵐となった。法律ができれば強制に働くという「自然の原理」を政府が知らなかったのか実に不思議であるが、野中氏(旧自民党幹事長)はそれを「(強制になったのは)驚き」と表現している。
それよりも不思議なのは、なぜそれほどフェティッシュなのか?ということである。
旗はただの布である。色素で染められた布にすぎない。それに頭を下げたり、敬意を払ったり、あげくは「目にすると自然と涙が出る」(東京教育庁のメンバーになったマラソンの瀬古氏)というのは偶像崇拝にすぎない。
私の知る宗教で、偶像崇拝を肯定する宗教は無いし、多くは否定している。
科学や歴史を学ぶ学校現場でこのような偶像崇拝が跋扈している現状を誰がどう理論的に説明できるのであろうか?あったら聞いてみたい。
私は個人的なフェティシズムを否定するものではない。
仏像などは非力な人間がブッダの偉大な思想に少しでも近づこうと「あがく」一種の「個人的フェティッシュ」ではないかと「勘ぐっている」。
あの布に偉大な思想があるのかもしれ ないが、それは「個人的フェティッシュ」にとどめておいて欲しい。
女性性器切除のゼロトレランス 2008年02月13日
2003年アジスアベバで開かれたインター・アフリカン・コミッティでFGM(Female genitalmutilation:女性性器切除)のゼロトレランス(Zero Tolerance)が宣言され、2月6日をゼロトレランスデーと定めた。
ゼロトレランスとは、無寛容(法律的には「情状酌量なし」)という意味で、絶対に許さないという強い意志が込められている。
またFGMという言葉そのものにも色々に言い替えの「提案」があったが、そのほとんどがFGMの残虐性を「薄めようという意図」があったため、FGMという表現に定められた。
2月11日にWAAF(Women's Action Against FGM,Japan:FGM廃絶を支援する女たちの会)主催のイベントがあり、映画が2本上映された。
1本は、「切除されて」の著者キャディ・コイタ氏が出演したフランスのドキュメンタリー番組「黒い苦しみ」(Noires Douleurs)これはザ・ボディショップ・ジャパン基金からの助成金で日本語スーパーがついた。
もう1本は、スピルバーグ監督の「カラーパープル」の著者であるアリス・ウォーカー氏が製作総指揮をしたドキュメンタリーフィルム「戦士の刻印」(Warrior Marks)である。
そして「リプロダクツ・ヘルス/ライツ」の著者である、ヤンソン柳沢由実子氏の講演があった。
また模型によるFMGの説明等、実に盛りだくさんで充実したイベントだった。
多くの迷信、例えば「イスラム特有」「アフリカ限定」というものも払拭されたと思う。
現時点でも1億6千万人もの被害者がいるこの残虐に対し、世界の多くの人が関心を持ち、早急なる廃絶を願わざるを得ない。
2003年アジスアベバで開かれたインター・アフリカン・コミッティでFGM(Female genitalmutilation:女性性器切除)のゼロトレランス(Zero Tolerance)が宣言され、2月6日をゼロトレランスデーと定めた。
ゼロトレランスとは、無寛容(法律的には「情状酌量なし」)という意味で、絶対に許さないという強い意志が込められている。
またFGMという言葉そのものにも色々に言い替えの「提案」があったが、そのほとんどがFGMの残虐性を「薄めようという意図」があったため、FGMという表現に定められた。
2月11日にWAAF(Women's Action Against FGM,Japan:FGM廃絶を支援する女たちの会)主催のイベントがあり、映画が2本上映された。
1本は、「切除されて」の著者キャディ・コイタ氏が出演したフランスのドキュメンタリー番組「黒い苦しみ」(Noires Douleurs)これはザ・ボディショップ・ジャパン基金からの助成金で日本語スーパーがついた。
もう1本は、スピルバーグ監督の「カラーパープル」の著者であるアリス・ウォーカー氏が製作総指揮をしたドキュメンタリーフィルム「戦士の刻印」(Warrior Marks)である。
そして「リプロダクツ・ヘルス/ライツ」の著者である、ヤンソン柳沢由実子氏の講演があった。
また模型によるFMGの説明等、実に盛りだくさんで充実したイベントだった。
多くの迷信、例えば「イスラム特有」「アフリカ限定」というものも払拭されたと思う。
現時点でも1億6千万人もの被害者がいるこの残虐に対し、世界の多くの人が関心を持ち、早急なる廃絶を願わざるを得ない。
反DV防止法と夫の暴力 2008年02月08日
DV防止法に反対する立場の人から抗議を受け、上野千鶴子氏の講演が中止になったことを記した。本日の朝日新聞にその続報が載っている。私の関心は反対派の意見なのだが、その一部が紹介されている。
つくばみらい市で予定されていた講演会に対しての抗議内容は
「普通の夫婦間に軽度・単純・単発的な「暴力」はあって当たり前。「夫からの暴力根絶」論は、過激フェミニズム」
というもので、俄かには信じられない論理である。
韓国やインドなどでは夫から妻に対する暴力が普遍化し社会問題化している。しかし日本でその暴力が容認されているとは思えない。
抗議した団体は「主権回復を目指す会」。
講演が中止になった平川和子氏(東京フェミニストセラピィセンター所長)は「つくばみらい市は暴力に屈している。改正DV防止法では基本計画の策定が市町村の努力義務になったというのに、その自覚がない。この市の窓口に被害者は相談しないだろう」と批判した。
上野千鶴子氏はこう述べている。
「反対派は、DV防止法が家族を破壊するというが、家族を破壊しているのは暴力。それを防ぐのがDV防止法」
昨今、夫婦別姓に反対したり、婚外子差別を容認したりする団体が増えていて、「家族」というキーワードを用いることが多い。「家族の絆を守る会」などである。
「家族」というものを考えねばならない時代なのかもしれない。
備考:DV防止法の要旨は「生命や身体に重大な危害を受けるおそれがあるとき、裁判所は(加害者に対し)一定期間被害者と子への接近禁止や自宅からの退去を命じる保護令を出すことができる」というもので、シェルターで一時保護を受けられる。保護命令申し立ては2006年に2759件、一時保護は4565件。
DV防止法に反対する立場の人から抗議を受け、上野千鶴子氏の講演が中止になったことを記した。本日の朝日新聞にその続報が載っている。私の関心は反対派の意見なのだが、その一部が紹介されている。
つくばみらい市で予定されていた講演会に対しての抗議内容は
「普通の夫婦間に軽度・単純・単発的な「暴力」はあって当たり前。「夫からの暴力根絶」論は、過激フェミニズム」
というもので、俄かには信じられない論理である。
韓国やインドなどでは夫から妻に対する暴力が普遍化し社会問題化している。しかし日本でその暴力が容認されているとは思えない。
抗議した団体は「主権回復を目指す会」。
講演が中止になった平川和子氏(東京フェミニストセラピィセンター所長)は「つくばみらい市は暴力に屈している。改正DV防止法では基本計画の策定が市町村の努力義務になったというのに、その自覚がない。この市の窓口に被害者は相談しないだろう」と批判した。
上野千鶴子氏はこう述べている。
「反対派は、DV防止法が家族を破壊するというが、家族を破壊しているのは暴力。それを防ぐのがDV防止法」
昨今、夫婦別姓に反対したり、婚外子差別を容認したりする団体が増えていて、「家族」というキーワードを用いることが多い。「家族の絆を守る会」などである。
「家族」というものを考えねばならない時代なのかもしれない。
備考:DV防止法の要旨は「生命や身体に重大な危害を受けるおそれがあるとき、裁判所は(加害者に対し)一定期間被害者と子への接近禁止や自宅からの退去を命じる保護令を出すことができる」というもので、シェルターで一時保護を受けられる。保護命令申し立ては2006年に2759件、一時保護は4565件。