「自分のことを棚に上げて」

てなことを言われると、これはもう間違いなく叱られてるか批判されてます。


では、“意識的に”自分で自分のことを棚に上げた場合はどうか。

そうすると「開き直り」とか「楽観的」とかとニュアンスが似てきます。


例えばマネジメントの立場の者が(その守備範囲、組織サイズは関係なし)、

自分のキャリアで経験のないタスクを組織構成員に課さないといけない場合(よくあるはなし)。

自分の経験の無さや失敗体験を伝えて、「でも、きみたちはやれよ」だと

誰だってモチベーションあがりません。当然。


これが、

「僕には○○の経験(や成功体験)はないけれど、マーケットの現状を考え、

そして何よりもみんなのキャリア形成上も、今、○○をやるべきだ。いっしょにやろうよ」

と伝えた場合は どうでしょう?

意味は同じなのにまったく違う響きです。


この建設的な開き直りを、「棚上げ力」と名付けさせて頂きます。

もちろん、嘘や“Walk along感”の欠如はダメですが。


自分のことを、思い切って棚に上げてみよう。
企業には、各社各様の文化があります。

少々失敗しても笑いながら「前に進むこと」を優先する企業 もあれば、

緻密な業務を完成度高く「黙々とこなしていくこと」を美徳とする企業 もあります。

どちらが正しくてどちらが間違ってる とかではなく

いろいろある、ということです。


極端に文化が異なる会社が仕事をすると、お互い不幸になるということに、

改めて気づきました。

お互いに理解できないストレスに苛まれることになります。

これまた、どちらが正しくてどちらが間違ってる とかではなく。


少々のズレはお互い努力すれば何とか埋まりますが、

残念ながらどれだけお互いが努力しても無理な場合が、あります。

もはや、「言語が違う」という感覚。


もちろん、ビジネスには「お金を支払う側」と「お金をいただく側」という

決定的な上下関係が間違いなくあるのですが、

「言語が違う」場合は、とことん納得することが出来るまでケンカする必要もあります、よね。

そのズレを放っておくと、お互いにもやもや納得出来ない感情を抱き続けることになります。

そしてそのもやもやがいつしか憎しみにもなりかねない。


言語の統一は修復不可能になる前に初期段階で行うべき。

そしてどうしても「ことばが通じない」場合は、

一緒に仕事する(受注/発注する)べきではないのかもしれません。


まだまだ当社は“仕事が選べる”立場の会社ではありませんが。



って、こんなことをうだうだと考えてても仕事おもろない!

Sさん、君の仕事に取り組むwillは間違ってないぞ。

と、お酒の力も借りて最後はキレギミ。
リクルートで学んだ「この指とまれ」の起業術

高城幸司著

日本経済新聞社






仕事柄、リクルート関連本はかなりの確率で読みます。



その経営手法/営業手法に“言いたいこと”はたーーーくさんありますが



業界のガリバーですので。



本書は、40歳にしてリクルートを退社し起業した高城幸司氏の起業ノウハウ本。



と思いきや、この本で展開されるのは起業ノウハウ論ではなく、マネジメント論でした(断言)。





リクルートのスゴイところは、新規事業への飽くなきこだわりを組織ごと持っていること。



「新しいことを立ち上げる人=かっこいい」のカルチャー。



著者のアントレ誌創刊時のエピソード、熱いです。



同じ業界で働く者にとっては、ゴシップ的興味もあいまって、実におもしろい。





本書の魅力は、起業(というよりは社内ベンチャー)の過程を通じて展開される、



氏のマネジメント論。



“自分で決める立場”についての考え方や、“プロ意識”について



潔く、かっこいい。





ところで、、、



「言い出しっぺが責任者」「小さく産んで大きく育てる」といった同社の新規事業へのスタンス、



なんだ、ウチと同じじゃん。



と思いつつ、最近、新しいもの出てないなぁ...という危機感も。





よし、ちょっと、掻き回さないと!!



日帰り出張→長風呂→アイスクリーム(チェリオの期間限定アーモンド味)→ビール→神の河(麦焼酎)



の流れの中、気合入っております。





しかし、神の河のボトルはもう少し注ぎ易いようにソフト・イノベーション
が必要。

オマケつき!マーケティング

セス・ゴーディン著

ダイヤモンド社



セス・ゴーディンは、最強にして最高の商売人(←褒め言葉)です。

現在主流のWebマーケティングの手法は、“すべて”彼の著書「パーミションマーケティング」

から始まったといってもいいでしょう。
(当社の主力商品の二つの求人サイトだって、そうです)

それぐらい、とんでもなくすごい人なのです。


氏の著書に徹底して流れるコンセプトは、一言で言うと「変化することの重要性」

本書では、手垢まみれ具合ではビジネス用語の中でも間違いなくトップ5に入る、

「差別化」について、そのパンキッシュな理論を展開しています。


商品(あるいはサービス)を変えるのに、多額の投資は必要ない。

ソフト・イノベーション(ちょっとした革新)に繰り返し取り組めば、製品を「常識破り」に

することができる。

商品(あるいはサービス)に「先端(エッジ)」を見つけることができれば、

それを継続することによって話題になり、差別化を実現することが出来る。

といったところが、本書の要約。


前書「紫の牛」で彼が強く主張していたのは、

変化しないことが企業を死に至らせるのはもはや明確な(根拠のある)事実。

変わり続けることこそが企業の存続・発展のために、必要最低限の「安定した道」であることに気づくべき。

といった内容でした。

本書は、その思索をさらに発展させ実際的にした内容と言えます。


それにしても、このおっさん、カッコいい!!


当社の商品群も、がしがしソフト・イノベーションを繰り返さなければ。

氏の言葉を借りると、「何が何でも先端(エッジ)を目指せ」
「毎日ノートに書いてる『その日やることリスト』が1年前と比べて4倍ぐらいになっちゃいましたよ」

ある同僚との会話。

彼は、仕事がこぼれない。本当にこぼれない。


彼が会社から帰る時間は遅くなってるようです。20時から22時に、といった感じ。

9時から20時だと働く時間は11時間。9時から22時だと13時間。

11時間→13時間だと単純に約1.2倍。

やることが4倍になっても1.2倍の時間で仕事をこなしている。

なんらかのマジックが働かないと理論上成り立ちません。


仕事をどんどん積み上げていくと、その重みでぎゅーーっとその高さは縮んじゃいます。

バカみたいなハンバーガーをぎゅーーっと押さえて食べる、みたいな感じ。

仕事のセンスって、きっとそういうことなのでしょう。

或いは、成長って、きっとそういうことなのでしょう。


仕事の効率化への取り組みって意外と簡単で、どんどん積み上げることで成されるのかもしれません。