10冊目。

パーソナルブランディング  ピーター・モントヤ著 東洋経済新報社

うーん。書かれてることはごもっともだし異論はないけど、目新しさ・発見感がない。

読み終えてふと確認してみると本著が出版されたのが2003年(原著)。
心の師匠(のひとり)、セス・ゴーディンの著作を並べると・・・

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2001年「バイラルマーケティング」 
2002年「ズーム」 
2004年「紫の牛」
2005年「オマケつきマーケ」
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ズームと紫の牛の間。
ブランド論・マーケティング論の(セス・ゴーディン的)変遷に、インターネット進化の時間軸をあてはめて考察すると納得。
この本が悪い、というのでなく提言されてるいろんな事柄がインターネットの力によって既に当たり前になってしまってるということか。

読むタイミング間違えた。

それはさておき、、、
本著の提唱する考え方を咀嚼し、加工し、去年大きなビジネスに昇華させたR社のセンスとたくましさは、やはりすごい。


パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す/ピーター・モントヤ

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9冊目。

マーケティングは「嘘」を語れ! セス・ゴーディン著 ダイヤモンド社

セス・ゴーディン、今度は物語マーケティングについて。
マーケティングのカテゴリとしてのコンテクスト・マーケティング論ではなく
「マーケティング=ストーリーテリング(物語を語ること)」という考え方を事例を交えて、繰り返し繰り返し展開。

マーケティングとはアイデアを広めること。ということを、彼の著作を読むたびに思い知らされる。

彼が結論づける成功する企業の絶対的な共通点とは、
「話題となるにふさわしいものを発明する」ことと「発明したものについて物語を語る」こと。


マーケティングは「嘘」を語れ!―顧客の心をつかむストーリーテリングの極意/セス ゴーディン

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8冊目。

スパイのためのハンドブック ウォルフガング・ロッツ著 ハヤカワ文庫

160点。冒頭のスパイ適性テストの点数。ロッツ氏によると、「われわれのような職業でも、あなたの使い道はある。身を入れて勤めれば、やがてはまずまずの情報部員にはなれよう」とのこと。要するに不向きか・・・残念。

スパイ試験(?)の合格の仕方から、研修(?)プログラムの詳細、お金の遣い方から逮捕されたときの拷問の対処法や引退後の生活設計まで、どこまでホントかどうかはさておき、懇切丁寧なスパイ入門書(!)

教訓。
「規則の一つや二つを曲げるのをためらうな」
「大きな嘘には小さな真実を混ぜよ」

帯のキャッチににあるように“絶対にためになる社会人必読の書”かどうかはさておき、
あの佐藤優氏が至るところで推薦しているだけあり、なかなかに面白い。

これは、スパイマニアの同僚・T畑氏に貸してあげなきゃ。




ウォルフガング・ロッツ, 朝河 伸英
スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79) (ハヤカワ文庫 NF 79)
7冊目。

マッキントッシュ物語 スティーブン・レヴィ著 翔泳社

「J・F・ケネディの演説のレコードを大音量で繰り返し鳴らし、ビタミン剤をポップコーンのように頬張りながら48時間ぶっつづけでプログラムに取り組んだ」

アップル社がアップルⅡで成功し、次の主力ラインとなるマッキントッシュシリーズ開発までの物語。上記引用は、マッキントッシュ開発佳境のアップル社内の描写。
本気で自分の仕事が世界を変えると信じて疑わなかった人たちが、歴史的な商品やサービスを産み出す過程の、狂気。

この本が書かれたのが1994年。マッキントッシュ発売から10年目にして、後にインターネット元年と言われる1995年の前年。

そして、まだ、スティーブ・ジョブズはサバイブしている。本著でもその人たらしぶりと悪人ぶりはあますところなく描かれているが、間違いなく魅力的なリーダーのひとり。




スティーブン レヴィ, Steven Levy, 武舎 広幸
マッキントッシュ物語―僕らを変えたコンピュータ
6冊目。

「へんな会社」のつくり方 近藤淳也 翔泳社

「インターネットは知恵を預けると利子をつけて返してくれる銀行のようなものだ、という感じがしてきます」という本著冒頭の著者の考え方がこの会社の事業コンセプト。
楽しく仕事する為の細々とした仕組みやその奇異な採用手法など、オープン&フェアが故の凄まじいまでの厳しさを感じることが出来る。
この会社は、日本でもっともゆるそうで、実は日本でもっともきつい会社のひとつなのだと、実感。
「自分たちの頭は万能ではないことを、いつも忘れずにいたいものです」という近藤氏の性善説がベースの優しさや謙虚さと、
「僕たちがやっていることは誰を幸せにしていて、誰を幸せにしていないのかっていう、プラスとマイナスの収支をプラスにしていかないと、はっきり言ってやらないほうがいいと思うんですよ、僕は」と宣言してしまえる志の高さと使命感といったものがこの組織のブランドを形作っている。
加えて、組織のリーダーが常に「斜め上」に行こうとする子供っぽさを持ち合わせている。

とんでもなく魅力的な会社。

あー、おもしろかったー。

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)/近藤 淳也

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