どうも。
さっそく行きます。
OPENING
大西: さあ皆さん、6月も明日のレッスンが最後となりました。これまでよく皆さん、がんばってきました。語学は、特に初心者のうちは、ある程度実力ができるまで続けることが肝心ですよ。これからもよろしくお願いします。
Rosa: Hey everyone, this is Akino Rosa.
David: And I’m David Evans. よーしがんばるぞ。
ろーざ: がんばろうね。
Lesson 59 目的語說明型to 不定詞その2
[KEY SENTENCE]
I want Mom to relax today.
目的語説明型の説明語句にto不定詞を使うレッスンの2回目。今回は「押す」以外の動詞でto不定詞が使われるケースを学んでいきましょう。
DIALOGUE
ロキシーと父親がキッチンで話しています。夕食を作って母親を驚かせるつもりのようですね。
Dad: Hey, Roxy, let's make dinner. I want Mom to relax today.
Roxy: Sure. What are we making?
Dad: Croquettes. It's her favorite.
Roxy: Okay. What can I do?
Dad: I need you to peel the potatoes.
Roxy: Okay, I can do that.
Dad: Also, I want you to chop up the onions.
Roxy: Sure. Hey, Dad. What are you going to do?
Dad: I'll be the taste tester.
Roxy: That's not cooking!
Dad: Au contraire! It's a very important part of cooking.
Roxy: Oh!
WORDS AND PHRASES
Croquettes.
croquettesこれが「コロッケ」というわけですね。覚えておきましょう。
I want you to chop up the onions.
chop up これは「みじん切りにする」というお話ですね。細かく切り刻む。upに完全性が感じられるフレーズです。
Au contraire!
さあ、今のフレーズ、これはフランス語起源のフレーズですね。On the contrary. (とんでもない ・全く逆で)ということを意味するフレーズなのですけれども ―
Onishi: Hey David, do you use this phrase often?
David: I mean, personally, I do when I can. It sounds sophisticated!
ろーざ: デイビッド、カッコつけるのが好きなんだよ。
大西: みたいですよ。
GRAMMAR AND VOCABULARY
What are you going to do?
あなたは何をするつもりですか?
be going toのイメージは「どこそこに向かっている途中」。ここでは意図「~するつもり」の意味で使われています。すでに意思決定が行われており、今はto以下の状況に向かっている途中ということになります。
I'll be the taste tester.
私は味見役をします。
I'llはI willのこと。この文のwillは意志「~するよ」を表しています。be going toとは異なり、その場で意思決定が行われていることに注意してみてください。
(ダイアローグの日本語訳)
さあ、ロキシー、夕食を作ろう。今日は母さんには、ゆっくり休んでもらいたいからね。
そうね。何を作ることになっているの?
コロッケだよ。母さんの大好物さ。
わかったわ。私は何をすればいい?
お前にはジャガイモの皮をむいてもらいたいんだ。
わかった、それならできるわ。
それと、タマネギを刻んでくれるかい。
了解よ。それで、お父さんは何をするの?
味見役をするよ。
そんなの、料理をしていることにならないわ!
とんでもない!それこそ料理でとても大事な部分なんだよ。
TARGET FORMS
I want Mom to relax today.
私は今日、母にリラックスしてほしいのです。
ゴガクルの解説より:「目的語説明型(動詞+目的語+説明語句)の説明語句に to 不定詞(to+動詞原形)が使われています。「目的語が to 以下の行為に進む」ことを意味するこの形は、前回学んだ「押す」動詞以外にも、当然使われます。この文は「Mom が relax に進むことを want する」ということ。want はこの形で頻繁に使われますよ。」http://gogakuru.com/english/phrase/285027
それではキーセンテンスの練習をはじめていきましょう。
PRACTICE
ここではtoの矢印を理解することが何よりも重要です。Momがrelaxの方向に進んでいくということですね。まず、ここをしっかりと固めて、からフルセンテンスの方に進んでいきましょう。
さあ、いきます。
Mom to relax
さあ、それではフルセンテンス行きましょう。
I want Mom to relax today.
はいオーケーです。それではそのほかの例も一緒に身につけていきましょう。
I need you to listen.
私はあなたに聞いてもらう必要があります。
あなたがlistenに進むことが必要だということ。
He expects me to write a report.
彼は私がリポートを書くことを期待しています。
expectは「予期する」「期待する」。この形と非常に相性の良い動詞です。
この文ではmeがwrite a reportする方向に動くことを期待しています。
She allowed me to leave early。
彼女は私に早退を許しました。
meがleave earlyする方向に動くことを許したということ。
さあ、それでは今紹介した表現をデイビッドさん、ろーざさんと一緒に声に出して練習してください。
David: All right everyone. Again today, with our practice we'll have, uh, 目的語 and to-infinitive. So, the "to" is an arrow pointing the object in the direction of an action. All right, let's master it together.
デビッド: では皆さん。今日の練習もまた目的語とto不定詞です。で、toは矢印で、行動の方向に目的語を向けているわけですね。では一緒にそれをマスターしましょう。
Rosa: Repeat after us.
you to listen
I need you to listen.
I need you to listen.
David: Great job! Let's keep it up.
me to write a report
He expects me to write a report.
He expects me to write a report.
Rosa: Let's keep going.
me to leave early
She allowed me to leave early.
She allowed me to leave early.
David: Unlock your potential.
Rosa: Repetition is the key.
Rosa and David: Great work.
GRAMMAR IN ACTION
説明語句にto不定詞を使った目的語説明型の文を作りましょう。
1.
日本語: 彼は私に来てほしいの?私は招待状を受け取ってはいません。
ヒント: 招待状 invitation
解答例: Does he want me to come? I haven't received an invitation.
meがto以下の行為に進むことをwantしているということ。
2.
日本語: 私はあなたに集中してもらう必要があります。あなたが見たものを思い出してください。
ヒント: NO HINT
解答例: I need you to focus. Try to remember what you saw.
youがto以下の行為に進むことをneedしているということ。
try toは「~するように試みる・がんばる」でしたね。
what you sawはwh節。「あなたが見たこと・もの」。
3.
日本語: 私たちはすべての従業員に時間どおりに到着することを期待します。もし遅れるなら、私たちにすぐに連絡してください。
ヒント: 連絡する contact
解答例: We expect all employees to arrive on time. If you are delayed, contact us immediately.
all employeesがarrive on timeすることをexpectするということ。もうこの形に慣れてきましたね。
ENDING
Onishi: I need you to focus.
David: What? I wasn't paying attention.
Onishi: I need you to focus!
David: What? I'm sorry. I wasn't paying attention.
Onishi: Hmm. I'm just practicing!
David: What? Oh, sorry, I wasn't paying attention.
Rosa: Oh no. I think they're stuck in a loop.
stuck in a loop 無限ループが生じる、ループにはまっている
Sorry, I wasn't paying attention. ごめん聞いてなかった
エンディング
大西: 集中してもらう必要があります。
デビッド: え?聞いてなかった。
大西: 集中してもらう必要があります!
デビッド: 何?ごめん聞いてなかった。
大西: フム、僕は練習しているだけです。
デビッド: え?ああごめん。聞いてなかった。
ろーざ: まあ大変。二人ともループにはまっているんだわ。
エンディングトークでのデビッドさんのI wasn't paying attention.は、「(話を)聞いてなかった」という意味になるそうです。
あるサイトによれば
「I didn't hear you. と言ってしまうと、「聞こえなかった。」という意味になってしまうし、I wasn't listening. は、へたすると「あえて聞いてなかった。」という意味にも取られかねないので、注意を向けてなかったというI wasn't paying attention. という表現が一番ニュアンスとしてはピッタリかなと思います」(Karry の英語お役立ち表現 英語表現 No.234 「ごめん、聞いてなかった」)
ということです。