昨日の続き。 体験談一。 太極拳のレッスンに行くと、新しく始めた人たちの後に私のクラスがあった。 所在無く待っている私のところに新入りの一人、70過ぎのおばあさんがやってきて、言うことには、”どっかであったことあるよね、どこのチャイニーズレストランだっけ?” えーっ、私、ウエートレスじゃありません、アジア人はみんな同じ顔に見えるのか。


体験談二。 ピザをオーダーして、出来上がるのを待っていた。時間つぶしに日本語の文庫本を読んでいると、50過ぎの汚らしい格好のおじさんが隣に座ると、"その本上から下へ読むの? 日本語なの。”といろいろ訊いてくる。 ”学生さん?” という問いには思わず、それはないだろうと内心のけぞる。こっちも50過ぎのオバサンだよ。 仕事をしているというと、 仕立て直し?という返事、えーっと声が出ないでいると、意味がわからなかったと思ったらしく、これこれ、と針で縫うしぐさをしてみせる。 いいえ、違いますといったっきり、絶句。


子供たちに言うと、どうして、弁護士だといわないんだと怒っている。 私としては面白い社会勉強のつもり。 こうしてブログネタにもなるし。



リュウザエモンとスーパーへ買い物に行く。 肉売り場にパック詰めになったのを運んできて出していた店員さん、私たちを見て、”おはよーございまーす”という。 私もおはようございマースといって通り過ぎた。 そのあと、リュザエモンが変な顔をして言うことには、あれって人種差別的な挨拶ではないかと。 僕たちの顔を見て、これは日本人らしいぞとあんなことを言って何を考えてるんだろうという。 もし私たちが韓国人か、中国人だったら、どうするんだろう。 私にしてみれば、差別というより、深く考えない人が、俺日本語知ってるぞ、言ってみようという単なる好意の表れ。 リュザエモンは、じゃあメキシコ人らしい人には ”オラ、アミーゴ”とでも言うのか、という。 まあ、そう神経質にならなくても。 


過去27年間にはまともに悪意の塊という蔑視の言葉をかけられたこともあるから、それに比べれば、こんなのなんてことはない。 田舎に住んでいると、まだ日本というとゲイシャ、フジヤマから一歩も進んでない人もいる。 戦前のイメージのまま。 時のたつのが恐ろしく遅い土地である。

イナバウアー   なにこれ? イナイナイバー? フィギアスケートに関係あるらしいけど、理解はそこまで。

品格        国家の品格、会社の品格、組織の品格、 とどんどん人間性のないものに品格を求めているよう。

エロカッコイイ  これはわかります。 私にとっては、ダレかな。 

たらこ、たらこ、たらこ、  ググってみたら、キューピーの絵が一杯出ました。 なんだろうこれ。たらことは関係なさそう。

シンジラレナーイ  どういうイントネーションで言うのかはわからないけど、使えそうです。’



今日の最低気温はマイナス12度、最高気温はマイナス7度。 摂氏である。 雪は降っていない、地面には昨日降った氷雨が1センチ。 今晩雪が10センチほど降れば明日は学校は休校になるかも、とリュウザエモンはなんども窓の外を眺めているが、まだ雪の気配はない。 


北海道の妹は毎年一度は滑って転ぶそうだ。 地下鉄の階段、歩道で、とあらゆるところで、しりもちをついただけのこともあるし、手首の骨をおったこともある。 その話を同僚にしていたら、みんな一様にそれで、訴訟を起こさないのと訊く。 公道なら、市を、デパートの前の道ならそのお店を相手取って。 日本ではそんなことはしないんだというとみんな不思議がる。 アメリカではスリップアンドフォール〔滑って転倒〕というのは本当によくある訴訟なのだ。 ニュースによると、弁護士一人につき、日本では6000人以上、アメリカでは250人の割当てになるんだそうだ。 そうね、ここでは有り余っている弁護士たちみんな食べていかなくちゃならないモンね。 


妹にもらったダウンのジャケットを重宝している。

おとといは時期外れに暖かく、昼間は摂氏20度にもなった。 今日は朝起きた時の気温が今日の最高気温、どんどん下がって、そのうち雨が氷雨になっていく。 午後3時半ぐらいに天候のせいで直ちに帰宅せよと州最高裁判官のお達し。 みんな一度に駐車場に出て、氷かきをがりがりやって窓に張り付いた薄い氷の膜を落とす。 結構重労働、足元も氷が張っていて危ない。 この時点で気温は零下10度。 のろのろ運転でたどり着く我が家。 

一昨日はt-シャツに短パンだったリュウザエモンも今日の朝は帽子、手袋にコートと重装備。 これでまた風邪やインフルエンザになる人が増えることだろう。 ぜんぜん関係ないけど、牡蠣の瓶詰めを買ったので、ミルクとこれでスープを作ろう。

お化粧にはまったくこだわらない。 というか化粧水や、乳液などはスーパーで買う。 何でもいいのだ、結局。 仕事に行くときでも、ファウンデーションなど塗らないし、数年前に口紅のせいで唇にでぶつぶつができてから、口紅を塗るのが怖くなった。いろいろオーガニックのとか試してみたのだが、どれもだめ。 というわけで、いつもすっぴん。 なれというのは恐ろしいもので、それに平気になった。 


でもまだこだわるのが香水。これにはアレルギーはない。 やっと似合う年になったのではないかと、シャネルの5番が今では定番。 (若いころは19番を使っていた。) 時々は浮気をして、 リヴゴーシュかオーピアム。 つけすぎないのがコツである。 時たま、仕事場のビルのエレベーターで同じ香水の人と一緒になって、あらおんなじ、とにっこりしあったりする。 


森瑤子の小説には良く香水のことが情事の小道具に使われているけど、私には無用の話。

感謝祭のお休みで帰宅していた子供たちをそれぞれ大学に送っていって、またリュウザエモン一人になった。 昨日の夜はとんかつのリクエスト、なんと私の手(手のひらと4本指をあわせたくらい)のサイズのロースを18枚揚げました。 その上、ブロコリー、ニンジン、たまねぎのてんぷらも。 (2時間近くかかった、これでもう油のにおいにあたって食欲がなくなったなどとは決して言わないタフな私。) クマゴローは3枚、サイノスケは2枚、私は1枚食べた。 ツレアイはこういう脂ぎったものには手を出さない。 リュウザエモンはお友達のところにおよばれ。 今朝はみんなカツサンド。 残った6枚はクマゴローがもって帰った。 (適当に算数をして数を合わせてください。)


休みの間足の踏み場もないくらいものがあふれていたリビングのカーペットが久しぶりに現れたので、早速掃除機をかけ、よごれものの食器を洗い機に入れてスウィッチを入れる。 やれやれ、この5日間ずーっと台所にいたような気がする。 まあ食べてくれる人がいるというのは張り合いがあるんだけど。 静かになった家で疲れがどっと出た感じ。


あーしんど、とこういう時だけ、関西弁になる私でした。

また食べ物の話。 妹のブログによると、彼女今手作りのプリンがマイブームだそうだ。 マイブームとは面白い言い方。 英語ではありませんので、あしからず、でも自分だけで流行っている感じがでていて日本語としてみれば、効果的な言葉だと思う。 私もプリン大好き、日本に帰ると、毎日食べる、でも私は自分で作ったりはしない。コンビ二にあるので上等。 やたらと変わった味の栗だとか、かぼちゃかとか、とろとろプリンとか、白プリンではない、普通のプリン。 こげたキャラメルのほろ苦さ、甘くてやさしい口当たり。 まさに日本の味。 

昔はお鍋一杯作って食べたいとか、いや、お風呂のバスタブっていうのはどうだ。 と夢を見ていたが、今では一個が小さいからおいしいんだと悟ってしまった。 アメリカではスペイン、メキシコ料理ののFlan(フラン)というのが一番プリンに近い。 一般的にはあまり人気のあるデザートではないようだ。 チョコレートケーキ、パイ、ブラウニーのほうが人気がある。

今の私のマイブームはシーザーサラダ。 
ターキーさえ焼いてしまえば、あとの2-3日は残り物でサンドイッチにパスタ、(うちでは焼きそば)と、主婦にとっては気楽な感謝祭の休み。 子供たちは大きくなって独立して出て行ってもこういうものを食べていたんだと覚えているだろうか。 

私にとっての生涯初めての食べ物の記憶は母の作ってくれた玉子サンド。 幼稚園のあとにオルガンのレッスンがあって、(そのころはまだピアノではなかった)その日はお弁当を持っていっていたのだ。 おにぎりでないところがさすが家庭がハイカラだった? なんといっても 昭和30年前半ですよ。 ゆで卵をマヨネーズであえたものではない。 目玉焼きをはさんだものでもない。 甘く味をつけた薄焼き玉子がきっちりバターを塗った食パンに挟まっている。 たいてい、きゅうりのうす切と一緒に。 甘い玉子とちょっと塩辛いきゅうりの歯ごたえも良く、食べるのが楽しみだった。

あの時以来、あの玉子サンドには再会していない。 売っているのを見たこともないし、他の人が家で作っていたこともない。 自分で作って食べてみて、えーっこんなものだった?と落胆しそうで作ってみる勇気がない。思い出の中だけに生きている私の玉子サンド。 
何も変わったことをせず、普通に過ごしている今年の感謝祭である。 ターキーをローストし、マッシュポテト、スタッフィング、クランベリーソース、グリーンビーンズ、ディナーロールにパンプキンパイ。 今年はパンプキンスープ、スイートポテトをメニューに加えてみた。 パイには普段はお店で1ドルくらいで買えるクールウィップというのを一緒に食べるのだが、珍しくクリームを買って、砂糖を加えてあわ立てた。リュウザエモンにはどうして電動のハンドミキサーを使わないんだといわれたけど、これくらい、まだまだ手でできます。

穏やかないい天気で、お腹一杯食べたあと、腹ごなしに落ち葉かきでもと子供たちを使おうと思ったら、サイノスケは物理の宿題をしているし、クマゴローとリュウザエモンはビデオゲーム。 ツレアイは仕事場でコンピューターの緊急事態が起こったとかで、自宅からその対応に忙しい。 お休みだというのに。

普段どうりで何も変わったことがないことに感謝。