一筋縄ではいかない車両もあるのです 【VTR250】 | ただいま暖気中

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趣味で乗っているバイクの記録(記憶?)のブログです。
ツーリングに行ったり、ド素人メンテナンスをしたり、
基礎練習のつもりがモトジムカーナを始めることになったり・・・
そんな日々の取り留めないことをチマチマと綴っています。

3か月ほど前にnagaiさんのVTR250を整備して、パーツの都合で幾つかの作業を保留にしましたが、その時は整備したなりの効果があったものの、根本的な不具合の解決にはなっておらず、また、その後の整備も相まって、低回転でエンジンの安定感が著しく低下してしまったとのことでした。

 

先週の『にじれん!』の際にも調子は芳しくなかったので、今週、参加を予定していた大会をキャンセルして、私の方で預かって原因を探るべく整備をしてみることにしました。

 

 

 

 

昨日(3日)、VTR250を預かって状態を確認しますが、確かにエンジンの回転も不安定で、アクセルのレスポンスも良くありません。

 

 

 

 

軽く近所の快走路を流してみたところ、高回転はキレイに吹け上がるものの、速度を落として交差点を曲がるだけでもギクシャクする有様でした・・・(>_<)

 

 

 

 

そして今日は作業に取り掛かりました。

 

陽射しが強すぎて、下を向いているだけで汗が垂れてきてメガネに落ちるので、ちょっとイライラします・・・(^_^;

 

 

 

 

燃料タンクとキャブレターを外していたら、ふとバッテリーが気になったので、シートカウルを外してみたところ・・・

 

 

 

 

マイナス側のネジが緩んでいて、何かのクワ型端子が外れてます・・・

 

締め直そうとドライバーを当てると、妙に柔らかい手応えなので、外してみたらプラスチックのネジでした・・・

 

えぇ・・・

 

 

 

 

スグに手持ちのネジに替えましたが、もうなんというか、何も言えないというか・・・

 

 

 

 

そうなると色んなところが疑わしくなるので、ラジエターのキャップを開けてみたところ、クーラントが見えません・・・

 

 

 

 

これもストックがあったので注ぎ込みましたが、結構な量が入っていきました・・・

 

 

 

 

他にもシフトペダルの角度調整とか、クラッチレバーのネジの締め直しとか、やりだすとキリがないので適度なところで切り上げて、やっと本題のキャブレターに取り掛かります。(^_^;

 

 

 

 

5月にmiyaさんのVTR250を整備した時にもあったのですが、今回もエアカットバルブのところにオイルかガソリンかはっきりしないものが溜まっていました。

 

何なのでしょうか?

2024年の流行りなのでしょうか?(笑)

 

 

 

 

ジェット類などを外してから、全ての穴にパーツクリーナを吹き込み、掃除を兼ねてちゃんと穴が通っているか確認しました。

 

 

 

 

そして次に気になったのが、フロートの高さです。

 

1年前、とことこさんのVTR250を整備した時にもパッと見で違和感があったのですが、今回も明らかにフロートがキャブレター本体に入り込んでいるように見えます。

 

 

 

 

何度か調整して規定値の6.8mmにすると、こんな感じの見え方になります。(^-^)

 

 

 

 

お次はプラグコードとキャップの交換です。

 

年式から見てもコードは劣化していると思うので、社外品ではありますが、新品に交換します。

 

 

 

 

それほど難しい作業でもないので、幾つかのポイントに気を付けて、サクッと終了です。(^-^)

 

 

 

 

キャブレターなどを車体に組み戻して、直接ガソリンを入れてエンジンの始動テストをすると、アッサリと掛かりました。

 

最初はパーツクリーナーなどが混ざっているためにやや愚図つきますが、しばらくするとアイドリングも安定してくるので、パイロットスクリュを調整しておきます。

 

 

 

 

アクセルのレスポンスも良くなってきたら、燃料タンクなどを車体に戻して、本日の作業は完了です。(^-^)

 

もうかなりクタクタなので、家の周りをゆっくり走ってみただけなのですが、昨日よりは走りが安定しているという印象でした。

 

まだタイム計測のようなアクセルワークやブレーキングは試していませんが、それはまた今度の週末に行うことにします。

 

さて、このVTR250は、まともに走れるようになるのでしょうか?(^_^;