前回は日にちに当てはめられる干支(六十干支)についてのお話しでした↓
今回はその中の一つで、弁才天さまの大縁日とされる己巳(つちのとみ)について深読みしてみたいと思います。
己は土の弟(つちのと)
つまり土の氣の陰の要素を表しています。
土の陽の氣は生物を栄えさせる、養分の様な要素を表していますが、陰の氣は「固める」「つなぎ止める」「統制」といった要素があります。
「陰」と聞くとネガティブな感覚に捉われがちですが、陰の要素がないとこの世は形を成さず、私は必要なものではないかと思います。
「固める」「つなぎ止める」「統制」などの働きは秩序や関係性を創ります。
それらがないと混沌のままで、形や質が生まれず、生命の経験は出来ません。
土の陰の氣は大地、生命の所属する場所、足のつく所、土台、縁の下の力持ち的な見方も出来ます。
そして巳は蛇🐍
蛇には足がありません。
足を持つ他の動物は大地から胴体が離れつつあるのに対して、蛇は大地をなめらかに這って生きるという特徴があります。
つまり、土の要素が色濃いながらもそれをスーッとこなしていく、「縛られている様で縛られていない」みたいな感じをうけます。
まるで土そのものが意識を持って動いている様な気もします。
また、蛇は脱皮をするという特徴もあります。
「脱皮」は霊的には古いものから新しいものへの脱却、変化、成長、ひいては永遠の命、不老不死とも見られます。
蛇という存在は、地球という生命の宿る場所、または生命そのものの要素や象徴にも思えてきます。
また、這う姿は波線「〰️」ですね。
この「波」の体現というのも意味深いと思います。
光、音、振動などは全て波によって伝わり、波の性質によって色や音程、感触などがそれぞれ変化します。
表現の術、源とも言えるのではないでしょうか。
これらのことから、音楽、芸能、弁舌の神 弁才天さまの御使いが蛇と言われるのもお分かりいただけるかと思います。
弁才天さまにはその他にも智慧、学問、闘い、祓いの神としての側面もあります。
これには「清らかな水」という要素が関係しているように思います。
また、弁財天さまとなられると財運の神と見られます。
山に降った雨が豊富な養分を含んで谷筋に集まり川となり、田畑を潤し生き物を育むことからもその要素が見て取れます。
また、己巳という字がそれぞれ蛇を表すとも思われますが、この文章を書いていて「つちのとみ」を変換しようとしたら「土の富」と誤変換されたのを見て、偶然ではありますが面白いなと思いました(笑)
書き出すとまだまだありますのでこの辺にしておきますが、私個人的にも弁才天さまは大好きで多くの方にもっともっと知っていただきたい、お参りしてほしい御方であります。
私が御神仏の世界に興味を持ち、初めて本格的にお参りをした所が奈良県天川村の天河大弁財天社さまでした。
もう20年近く前になりますが、それ以来様々なご縁をいただきこの祈りの山旅の活動でもこれまで多くの方をご案内して参りました。
本当にありがたく思います。
また今年も己巳の日、巳の日、観月祭や新嘗祭にあわせて参拝行事を行いたいと思います。
ぜひ皆様も弁才天さまにお参りいただき、ご縁を深めていただければと思います。
以下告知になりますが、現在ご参加募集中の天河神社さま参拝行事のご案内です。
詳細は各リンク先の記事をご覧ください。
4月25日(土)~26日(日)
天河と高野の聖地を巡ります。
25日の己巳の日にあわせて天河大辨財天社さまに参拝しすぐ近くの宿に宿泊、翌朝の朝拝にも参加します。
そして真言密教の本拠地、高野山の壇上伽藍エリアと奥の院に参拝します。
高野山の鎮守、また女性の護り神ともいわれる丹生都比売神社さま、弘法大師に所縁の深い野川弁才天さまにも参拝します。
「天河 高野山聖地巡り」
2026年 5月30日(土)〜6月1日(月)
丹生川上神社三社=龍の辰
天河=蛇の巳
玉置=狐の午
という辰、巳、午の日の御縁日にあわせてのお詣り。
更に熊野本宮大社さまにもお詣りする盛りだくさんな三日間です。
「丹生川上 天河 玉置 熊野御縁日巡り」
9月25日(金)~27日(日)
吉野 大峯 天河 玉置 熊野の大峯奥駈道の要所を巡ります。
「御神事の時は必ずお月様が現れる」といわれる、天河神社の夜の御神事「観月祭」に参列する特別編!
「天河観月祭と吉野 大峯 玉置 熊野巡り」
11月22日(日)〜23日(祝)
今年も天河大弁財天社さまの新嘗祭にあわせて天河詣でをいたします。
本殿のご開扉も行われ、昇殿参拝出来ます貴重な機会です。
修験道総本山の大峯山麓の聖地巡りと、開祖役行者さまご誕生の地吉祥草寺さまにも参拝します。
「天河大弁財天社新嘗祭と大峯山麓聖地巡り」