さて、先ほどアップロードさせて頂いたシルビアS15の製作模様。
今回は塗装の工程に入りましたので、先日購入した2種類のエアブラシの比較を簡単にしたいと思います。
ただし!当方はただの素人。あまり当てにはしないで下さいね(苦笑)。
比較するのは、両機種共に「アネスト岩田製」の製品。
まずは、MX2950(左側)です。
この製品は、アネスト岩田製では最安値のエアブラシ。
詳細なスペックは過去のブログを見て頂きたいのですが、口径は0.3mm。
模型を塗装するには標準的な口径かと思います。
感想をダラダラ書くのも面倒ですし、表現力が無いので要点だけをまとめます。
① 安い。
とにかく安いです。通販では4,000円を切って販売されているお店もチラホラ。送料を込んだら5,000円弱で買えるのではないかと・・。ちなみに私はホームセンター(伊丹市のビバホーム)で購入しました。
② 新品時は各可動域にグリスアップがなされていない。
箱から出して真っ先に各ボタンを動かしたりしたのですが、動きが渋かったので、確認したら各部のグリスアップが未施工でした。コストの問題なのでしょうけど、私は速攻グリスアップしました。グリスアップ後は特に問題なしです。
③ 重い。
これは、安価ですし、サイドカップが影響していると思います。サイドカップなので、センターカップとは違いどうしてもバランスがイマイチかも。
④ 押しボタンの可動域が少ない。
ダブルアクションのエアブラシなので、吹く際には下側に押しボタンを押すのですが、その可動域がすごく小さい。地味なところですが、これが違和感全開でして、クレオス製の半分くらいの可動域です。慣れが必要です。
➄ 重い+可動域が小さい問題。
③と④が同時に起こるわけですが、どうしても重い(右に重心がある)ことが影響しておりボタンを押しながら常にエアブラシを支えている状態でして、可動域も小さいことから人差し指が非常に痛くなります。これは、使った人ならわかると思いますが、長時間の作業は難しいかも。
⑥ 塗装範囲が狭い。
ニードル調整は可能なのですが、ニードルを開いていても塗料がカバーできる範囲が狭いです。ボディーとかの広範囲を塗装するにはちょっとしんどいかなぁ~。
➆ サイドカップ
重力式のサイドカップ方式での塗料供給な訳ですが、塗料が極小になってくると噴射されません。ここは予想通りでしたが、特に問題はないかな。。あと、メンテナンスは案外楽でした。
⑧ 普通に塗装は出来ます。
何だかんだ悪いところだけが際立っていますが、塗装面自体はクレオス製と遜色ないと思います。変にダマが出てきたり、塗装面が荒いなんてことは無くて、そこはアネスト岩田製なので、全然大丈夫です!
以上ですが、とにかく安いのでエアブラシの取っ掛かりとして使用するもよし、本数が欲しい人は持ってこいの商品かと思います。
続いて「HP+ HP-CP」。ちなみに口径はこちらも0.3mm口径です。
アネスト岩田製でもギリ上位機種に入るエアブラシです。こちらに関しては期待しかしていなかったのでドキドキものでした。
こちらは感想はある意味少ないので、簡素にレビューさせて頂きます。
各部の可動は超スムーズでして何ら不満なし。まずは、塗料を入れる前にシンナーを入れて空吹きしました。いやマジで驚いたのですが、シンナーがノズルから出ているのを見ただけで違いが判りました。噴霧された塗料(この時はシンナー)が極小であることです。また、実際に塗装した際に実感できたのは、塗装幅も非常に大きい。もちろんニードルで調整出来るわけですが、これは楽。噴霧された塗料が小さいこともあり、塗装面も超きれい。また、塗料が小さいので塗装面に近づけて塗装が楽々。色の乗りも非常に良い。と言うことは「ゆず肌」になるリスクは非常に小さいかと思います。もちろん細く塗装することも楽々でした。いや、とにかく感動しました。実売価格はクレオス製の2倍以上しますがこれは買った価値あり。夏のボーナスが支給されたらもう一本購入しようと思います。それくらい感動しました。さすがアネスト岩田。
とにかく「驚いた」と言うことで今回のブログは終了とさせて頂きます。