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自然素材Origin Diary

乳製品や卵を使わずに、体に負担の少ない蒸し菓子をメインとした素朴なお菓子を作っています。
新商品のお菓子のご紹介やイベント情報、
大好きな物や日常のささいな話などを綴るオリジン日記です。


綾部2日目はボランティアスタッフの方々のレポート発表会終了後、

古屋集落という小さい集落で栃餅を作っているおばあちゃんのところに

行くというので便乗。


吉水のお宿よりもまだ山深い集落の公民館が作業場です。






村おこしの一環として、この古屋地区で暮らす3人のおばあちゃんが

主となって特産品の栃を使ってお餅やおかきを手作りしています。


以前京都の「ほんびょうさんの朝市」で購入してとてもおいしかったので、

まさかその製造現場を見れるとはラッキーでした。




栃の実です。

栗とどんぐりを合わせたような形をしています。





栃の実を収穫してから水につけて灰汁をとり、天日干しして、皮を剥く、

とても長い道のりです。


収穫してから商品になるまでは2か月も要するとのこと。





灰汁をとって皮を剥いた栃の実。

少しかじると、栃特有の風味と、まだ少し灰汁の苦味が残ってました。

食感は栗のよう。


これを餅米と合わせて栃餅ができるそうです。

お昼ご飯として、おばあちゃん特製の栃餅ぜんざいをお出しいただきました。




普通の杵つきもちよりも、柔らかく、大きなお餅2個は軽く食べられました。

完全無添加の栃ともち米だけの素朴なお餅。


80歳から90歳になるおばあちゃんが、とても大切に作られていました。

この仕事を任されているという責任感と、自分たちにしかできないという

強いプライドを持って、機敏に動く姿にとても感動しました。

自然と共存するというのは正直楽ではないと思います。


綾部は昔の日本がそのまま手つかずで残っているような貴重な場所です。


もし機会があれば是非綾部に来て、自然に触れて、人に触れて、

生命力あふれる栃餅を味わってみてください。


百聞は一見にしかず!

そもそもこの日に綾部にお邪魔した理由は、

この日に「冬あかり」と言う手作りの行燈を雪の上に灯す

イベントがあるのでこの日に是非ということでした。


このイベントは雪深い綾部の冬の賑わい作りに、心温まるイベントを開催しようと

準備されたもので、今回はこのイベントのボランティアスタッフとして、関東や関西圏から

5人の学生さんが参加されていました。


このイベントの準備と短期農村体験として「吉水」のお宿に泊まって

四泊五日を綾部のこの奥上林で過ごすというプログラム。


このイベントの日は丁度雨と雪で荒れた先週の土曜日。


開催予定時間間際、現地に行ってみると、雨がやんだり降ったり。


行燈が風で倒れたり、行燈の紙が飛んで行ったり。

何度火を点けても消えたり。


この悪天候で開催するって・・・。

正直そう思っていました。


しかしスタッフの方々の苦労の末ともった行燈は




雪の中に幻想的な世界を作り上げました。


翌日、あの悪天候の中でも中止をせずに開催した理由が分かりました。


今回四泊五日という時間をせっかく費やして、遠方から参加してくれた5人のボランティアスタッフのために開催を決めたそうです。


大きな決断だったと思います。

行うべきか、中止するべきか。


第一回目、無事美しい「冬あかり」灯りました。


どうぞこのイベントが、これからも人の心にあかりを灯すイベントとして

続いて行きますように。

毎月出店させて頂いている、「わっか市」を通して

京都と綾部で「吉水」と言う素敵なお宿を経営しておられる方と

ご縁をいただきました。



先月のわっか市で綾部のお宿の話を伺い、「綾部」という土地に

とても興味がわき、一度ご招待いただくことになりました。





雪深い山には野生のシカの姿も。

とても凛々しく見えました。




吉水のお宿は綾部のなかでも奥深い場所で、本当に趣のある雰囲気。

大阪からわずか2,3時間ほどの場所とは思えないほどの雪深さ。




古民家から眺める雪景色は日本昔はなしの世界観。






お昼は囲炉裏を囲んで、いのししのスペアリブ、鹿肉、ドイツ土産の手作りパンやソーセージ、七面鳥の燻製などなど、町中ではとてもお目にかかれない食材でもてなしてくださいました。


炭をおこしてまきストーブを炊いたり、かまどでご飯を炊いたり、ひと手間はかかるけれど、

風情があり温かい情景があふれていました。


中川さんの著書にもありますが、「本当に大切にしたい日本のくらし」

その思いがそのまま表れたお宿とお食事でした。


強い意志を持って、この村の活性化と日本の伝統的な暮らしを伝えるために

世界中走りまわっておられます。


その生き様を見て、いつも理屈だけこねて、何も行動に移せない自分がとても

恥ずかしくなりました。


常々主人にも言われていることですが、「やはり人は生き様を持ってしか、人に示すことはできない」

それを痛感した綾部での貴重な一日でした。