大根役者に社会という舞台を荒らさせるな! | 偕楽園血圧日記

大根役者に社会という舞台を荒らさせるな!

 なんだかまた国会がくだらない展開になっているのだが、その前に。

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 ごみの山、住民途方に 「いつ片付け終わるのか」 4市町で59年分・能登地震


(写真、時事通信より。地震の影響によって崩れた家屋と道路に散乱しているがれき=10日、石川県輪島市)

 能登半島地震では多くの家屋が損壊し、解体などで出る災害ごみは、石川県の推計で244万トンに上る。
 被災地の全市町に仮置き場が設置されたが、地震で車が壊れたり、遠方に避難したりして片付けに着手できない人も多い。特に被害の大きかった半島北部の4市町では、通常のごみ排出量の59年分に相当するといい、住民は途方に暮れている。
 同県能登町では5日、被災自治体で最後に仮置き場が設置され、ごみを持ち込む車で渋滞が発生した。木くずや瓦を捨てに来た女性(75)は「きょう来るのは2回目。ようやくごみを出せてうれしい。また来るつもり」と話した。
 1万棟以上の建物が全半壊したとみられる珠洲市では1日に設置されたものの、1週間以上たっても乗り入れる車はまばらだ。市の担当者は「(震度6強を観測した)昨年5月の地震と比べて少ない。道路状況が悪く、ごみを持ち込めない人も多いのでは」と推測する。
 市内では倒壊したまま手付かずの家屋も目立ち、道路脇にはがれきが山のように積み上がっている。壊れたテレビなどを持って来た男性(65)は「まだまだ捨てる物がたくさんある。人の手を借りないと半年ぐらいかかりそうだ」とこぼした。
 輪島市は市民の負担を減らすため、委託業者が民家の前に置かれたごみを回収する方式を採用した。漆塗り職人の男性(60)は、長距離バスで避難先の金沢市から自宅兼店舗の片付けに来たが、「帰りのバスの時間もあり、1日3~4時間しか作業できない。週末にまた来るが、いつ終わるのか」と頭を抱えた。
 県は仮置き場の増設や、建物の公費解体を進めるなどし、2025年度中の処理完了を目指している。 
 時事通信 2/11(日) 19:02

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 令和六年能登半島地震で、能登の市町村が瓦礫処理に困惑しているという。

 そう、それが災害の跡。
 わが水戸市も(2019/10/13の記事、水とデマには油断禁物!)で書いた台風19号の後には、この「災害ゴミ」の処理に追われた。

 そして「災害ゴミ」で思い出すのが、(2012/02/18の記事、梅まつりの宣伝(笑))で取り上げた、

雪と瓦礫
(写真、 産経新聞 2012年2月18日(土)7時55分配信「雪の中…諦めない がれきの仕分け作業 宮城県南三陸町 」より)

 この、東日本大震災の時の「瓦礫の山」。

 この瓦礫の山を「少しでも他の地域でかたづけの手伝いをしてほしい」といった時に、「放射能放射能」といって騒いだのが、「山本太郎」。現・れ新党代表である(2012/09/03の記事、「マスコミは『暴力団は排除しろ!』と騒ぐくせに」参照)。

 同エントリーで引用した記事にあるように、大阪が「引き受けよう」といったのは岩手県の瓦礫。岩手はわが茨城県以上に「福島第一」から離れている土地である。
 だが山本現代表は「瓦礫処理で家族の体調がどうたら」という「デマ」を流してまでこの事業を妨害しようとした。
 そんな人間が石川県の「今は来ないで」を無視して能登に乗り込んだら「なんと素晴らしい」と持ち上げ、「それに比べて遅い遅い」と政府叩きをする人間がSNSなどで大騒ぎをしている。
 彼らにとって被災地はただ「政府を叩いて自分をアピールするための道具」でしかない。ふざけた話だ(怒)。


 ところで、「山本太郎」といえば、(2024/02/02の記事、「解説委員」って気楽だなぁ)で書いた、「山本れ新党のいちゃもん」に変に反応してしまった岸田総理の施策で、

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「上乗せの説明不十分」 千葉県知事、国の被災者支援策を批判

 能登半島地震で被災した高齢者世帯などに最大300万円を支給する新たな国の制度について、千葉県の熊谷俊人知事は8日の定例記者会見で「なぜ今回の被災者には上乗せする形で多額の税金が>入されるのか、政府から十分な説明がない」と批判した。
 被災者の生活再建を支援する制度は、住宅被害などに応じて最大300万円が支給されてきた。国は能登半島地震を受け、1日にはこれとは別に、高齢者や障害者がいる世帯に住宅再建費用などとして最大300万円を支給する方針を決めた。
 熊谷氏は7日、X(旧ツイッター)で「政府のお金は政治家のポケットマネーではなく、国民のお金。将来に責任を持って、税金を運用する責任がある」などと投稿していた。
 熊谷氏は「整合性や公平性があるのか、しっかり議論を行わなければならない。支援策は他にさまざまなやり方がある」とも述べた。【長沼辰哉】
 毎日新聞 2/9(金) 9:11

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 さっそく「不公平だー」と言い出す人間が現れ、そういうものを元にして、

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「高齢者だけ優遇か?」 能登半島地震「支援金を高齢者世帯は増額」の岸田首相方針に疑問の声が続出「一律にしろ」と国民・玉木代表も苦言

《支援策の拡充は評価しますが、なぜ高齢者・障害者のいる世帯に限定するのですか。被災者間に分断を持ち込むべきではありません。》
 X(旧ツイッター)でそう苦言を呈したのは国民民主党の玉木雄一郎代表(54)だ。
 岸田文雄首相(66)は現在、最大300万円となっている既存の被災者生活再建支援金とは別に、《高齢者等がおられる世帯に、家財再建に最大100万円、半壊以上の住宅再建に最大200万円を目安に支援します》(本人Xより)と発表した。
 阪神淡路大震災をきっかけに生まれた被災者生活再建支援金。物価高も進むなか、最大300万円という金額が時代にそぐわないと増額を求める声が多かった。
 しかし、岸田首相が発表したのは「高齢者・障害者のいる世帯」に限定した交付金だった。これにはツイッター上で疑問の声が続出。

《年齢関係なく、皆被災者ではないでしょうか?》
《高齢者でなく若い世代へもお願いします。支援は平等にすべき》

日本維新の会の音喜多駿政調会長(40)も岸田首相に注文を付けた。

《支援の拡充方針は一歩前進ですが、なぜ高齢者だけなのでしょうか。世代間の不公平感を増し、バラマキ感を強める悪手です。再考を。》

岸田首相はこの声にどう応えるのだろうか。

 女性自身 2/2(金) 15:50

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「妬み、僻み、嫉み」の「3み煽り」をするクズ雑誌が出てくる。

 ほら。だから「山本太郎なんかにかき回されるな」と忠告したではないか。
 上記エントリーでも書いたように野党が議員立法を目指していたのだから、この話はそちらに任せて。議会で「物価の高騰に合わせてどうこう」とやらせればよかったのだ。

 まったく。
 以前山本代表と組んでいた人間も、

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 少子化対策財源、支援金の負担は1人平均「月500円弱」 首相答弁

 少子化対策の財源の一つとして医療保険料とあわせて徴収する「子ども・子育て支援金」をめぐり、岸田文雄首相は6日の衆院予算委員会で、「粗い試算で、拠出額は加入者1人あたり月平均500円弱になる」と述べた。政府が試算額に言及するのは初めて。
 立憲民主党の早稲田夕季氏への答弁。政府は、初年度の2026年度に約6千億円を徴収し、段階的に規模を引き上げ、28年度に約1兆円を集める。岸田首相は28年度時点での見通しを示した。実際の負担額は、加入する医療保険や所得によって変わってくる。
(後略)
 朝日新聞デジタル 2/6(火) 11:05

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「少子化対策にざっくりこれだけ振り分ける」という段階の話で頭を沸騰させ、朝日ですら「実際の負担額は、加入する医療保険や所得によって変わってくる」と書いていることも見えなくなっている人たちに向かって、

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 小沢一郎衆院議員「こんな非道が許されるのか」子育て支援金で岸田首相の「月平均500円弱負担」答弁を強く非難

 立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が6日、自身の議員事務所のX(旧ツイッター)を通じて、岸田首相がこの日の衆院予算委員会で少子化対策の財源に充てる支援金制度の国民1人当たりの月平均負担額が500円弱になるとの見通しを示したことについて強く非難した。
「巨額の裏金作りで実態として脱税していたことが明らかになった一方、国民には少子化対策の名の下に更なる国民負担増を求める岸田自民党政権。こんな非道が許されるだろうか」と開いた口がふさがらない様子で「まだ、こんな自民党を支持しますか?」と賛同を求めた。
(後略)
 中日スポーツ 2/6(火) 20:59

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「非道」とまで言ってい3み煽りをする。

「未来の子供のために500円を払おう」ということすらいえない政治家が、「あいつはずるい」と喚く。
「非道」というのはあんたたちが政権を握っていた時に起きた大震災で「復興のため」と行った増税のようなことを言うんだよ!(怒)

 こんな「あいつはずるいぞ! あいつを倒せ!」という劣化した共産主義革命思想に引きずられるほど、愚かなことはない。


 気分を変えて、「本日の新酒」。

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 九州の酒どころ・城島の酒蔵びらき 約40銘柄勢ぞろい、飲み放題も


(写真、朝日新聞デジタルより。JR久留米駅の通路には酒蔵びらきを知らせる酒だるが飾られている=2024年2月9日午後1時20分、福岡県久留米市城南町、西田慎介氏撮影)

 九州を代表する酒どころ、福岡県久留米市城島地区で17、18の両日、恒例の第30回城島酒蔵びらきがある。メイン会場(城島町民の森)で8蔵元の新酒の飲み比べが楽しめるほか、六つの蔵元では酒蔵見学ができる。
 約40銘柄が味わえるメイン会場では、14枚つづりのチケットをおちょこ付きで1500円で販売。1〜3枚で1杯飲める。各日1千人限定で、30 回を記念した3500円の飲み放題プランもある。メイン会場や各酒蔵会場では「筑後酒造り唄」が披露され、酒造り文化に触れることができる。
「久留米焼きとり日本一フェスタ」の人気店もメイン会場に出張。かまぼこやてんぷらなど酒のアテなどが買える58店舗が並ぶ。周辺には「豊前海一粒かき」と城島の酒が楽しめる限定バーや、イチゴの「あまおう」スイーツやサワーが買えるブースも登場する。
 両日とも午前9時〜午後5時に無料シャトルバスが走る。西鉄三潴駅、JR久留米駅と会場を結び、酒蔵会場をめぐるルートもある。久留米駅からのバ ス運行は今回が初めてで「利便性を向上させた。熊本や北九州など遠方からも、ぜひおこしを」と江上隆彦・実行委員長。問い合わせは久留米南部商工会 (0942・64・3649、平日午前8時半〜午後5時)。内容は商工会ホームページhttp://nanbu-shoko.jp/sakagura/で 確認できる。(西田慎介)
 朝日新聞デジタル 2024/02/12 10:30

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 九州の酒かぁ。北関東ではほとんど見かけないから飲んでみたいなぁ。

14枚つづりのチケット」はいいけど、「1〜3枚で1杯飲める」というのは。ずいぶん値幅のある酒が並んでいるのだな。
 面白い。
「たくさん飲みたい」人がいれば「ちょっとだけ飲んで味を楽しみたい」人の両方が満足できる。

 イチゴのスイーツというのは酒に合うのかな? チョコのような甘いものは意外と合うから……。

 水戸の明利酒類の蔵開きは、ずっと新型コロナのおかげで行われていない。
 今年は再開するのかなぁ。