唇に触れるとすぐに舌が入ってきた。


ちょ…っと!!


少し拒んだ。

のは反射だった?

フリだったのかな?

覚えているのは

それは拒絶ではなかった。


「…んっ」



アヤが、「ちょっとちょっと~
やだ~(笑)
二人なーにそんなしてんの!」

「やりすぎだろ…!(笑)」

とやじが聞こえる。

二人が見てる。


だけど、

止まんない。




唇が離れて、
アツシを見た。


アツシはじっと私を見てた。



やっぱり、違和感はあったけれど、


全然イヤじゃなかった。

むしろ

もっとしたかった。



「ちょ!サチ!おかしい!うけるから!」

「アヤ~!
私、
全然大丈夫!!まだまだいけるからっ」

「サチがこんなに酔うのはじめて見たわー!ちょっと、アツシ!!どうしてくれんのよ!(笑)」

「俺のせいーあせる?俺もかなりサチちゃんに飲まされてるんだけど?
サチちゃんの隣いこう♪」

ななめ前にいたアツシが隣に座った。

「一番が、王様とキスをするー」

と王様のアツシが言った。

「!」


私。

彼と別れてから、好きだと言ってくれた人とキスをした。

すごく違和感があって、

心が遠くにいった気分だった。

別れたのに、大好きだった彼を思い出して、
罪悪感を覚えた。


…どうしよう。また彼を思い出しちゃう。。

「やばいー!私なんだけどーっ」

「やった!!サチだ♪
先輩だったらどーしようかと思った~(-_-;)
じゃ、失礼しまーす」

「えっ、ちょ。」

「こっち向いて?」


!!!!!!!





彼の先輩と合流し、

4人でわいわい飲んでいた。
本当、よくある飲み会の会話で、それなりに楽しんでいた。

「サチちゃんはお酒強いねー!」

「お二人は?あんまりお酒飲まないんですか?でもー仕事柄飲まなきゃダメですよねぇ~!」


「飲み会は好きなんだけど酒は弱いあせる先輩も全然飲まないですよねー」


一人で飲みすぎていた私は、少し酔っていた。
それ以上に、その日はなんだかとてもハイテンションだった。

「つまんないーっ!みんなも飲んで♪」

って、

気付いたら、
学生みたいな飲み会になっていて、

「二番と三番が、このデキャンタを一気飲み~☆」

から、

「一番が、王様のほっぺにチューをする~!」
から、
どんどんエスカレートしていた。