星降る夜の浜辺でのひとりごと -9ページ目

星降る夜の浜辺でのひとりごと

うつ病患者かわ本音をそのまま詩にぶつけて叫びます。
幻想的なノスタルジジアを求めた詩を書くことも・・。

半年振りの故郷
空は抜けるように青く
風は心地よくすり抜けた
最高の晴れの日に
持って来た良い知らせ
社会的に立ち直った事
そして元気な姿…
だけど心は引きずっている
重い鎖を引きずっている
社会的に立ち直ると
責任が降りかかり
ストレスが猛威を振るう…
これは喜ぶ事なのか
生活の保証と引き換えに
心は鎖で縛られて
ムチ打たれ続ける…
これが喜ぶ事なのか
休日の夜の徘徊
心の安らぎを求め
心の居場所を探し
苦しみさまよう試練
最近の恒例行事だ
だけど今夜は雨…
恒例行事は雨天中止
試練の場所は部屋の中
部屋の中では逃げ場が無い
部屋の中では耐えきれない
気をそらして眠ってしまおう
起きてる時間を減らしてしまおう
貴重な休日の夜
楽しむことも出来ず
ただ眠って明日を待つ
例によって夜に外に出る
昼間のやわらかな風は
どこにいったのか
一転して冷たくなり
昼間のおだやかな心は
どこに消えたのか
一転して凍りつきそうだ
土曜の夜は騒がしく
立ち止まる暇を与えてくれず
何かに掴まることもできず
あてもなく追われるように歩き続けた
やがて冷えた空気に観念して
とぼとぼと家に向かう
中学生の頃
年数を数えたら大昔なんだけど
数年前のことのように感じる
あの頃の雰囲気
感覚さえも
手に取るように覚えてる
不思議だな
あの頃見た星は
今も変わらず輝いてる
自分はこんなに変わったのに…
宇宙の時はゆっくり流れ
人の一生は
星の一呼吸
そうは思わなかったあの頃
そうは思えなかったあの頃
永遠に輝けると思えた…
そんなあの頃の
そんな自分に乾杯
朝起きて夜帰り寝る
また1日が過ぎていく
電車の窓を通り過ぎる街の灯りのように
一瞬のように
あまりに速く
考える暇も無い
レールの上を転げ回るように
毎日を過ごす
転がるレールの先は…
考えないようにしよう
どうかもう止めてください
考える時間を
時を見つめる時間を
どうか…どうかもう1度
起きるのが怖くて
なかなか布団から出られず
ようやく起きた日曜の昼
薄曇りの高い空から
やわらかい光がそそぐ
そんな春の昼下がり
だけど楽しむ暇は無く
用事を済ませば夜になる
時間の流れは容赦無く
やわらかな時間を押し流す
そしてまた
恐怖の夜がやってくる
今夜も地獄がやってくる
貴重な休みの夜に
冷たい雨が降り続ける
部屋でテレビを見て
不安から気をそらし続ける
だけど何を見ても
単純には気は晴れ無い
やがて夜は更け
寝ようとしたら
大きな不安が起き出した
その圧倒的な力の前に
逃げ道は無く
やむなく薬に手を出す
苦しみの中にいる時のみ
苦しみで不安が塗りつぶされる
こんな現実に苦笑してると
やがて薬が効いてきて
落ち着きを取り戻し
夢の中に逃げ込んでいく
多くの人が明日に備える日曜の夜
俺は恐怖に耐え切れず外に出た
昼間の暖かさから一転して
冷たい風が吹き付ける
追われるように
逃げるように
夜道を歩く
いくら歩けど恐怖からは
逃れられない
どんどん足が疲れていく…
ふと数ヶ月前
同じ時間同じ道を
のんきに歩いた自分を
思い出して苦笑する
こんなにも変わるとは…
今は苦しみの中
心は震え
足を引きずり
さ迷い続け
しかたなく家に向かった…
そして明日を祈って横になる
明日こそ苦しみ消えますように
明日こそ楽しめますように
まだ寒さの残る春
窓の外にさわやかな青空
空き地で子供が遊ぶ
そんな日曜の遅い朝を
恐々と起きた
今日が始まる前に
今日の終わりを考え
寂しさ虚しさ恐怖に震える
馬鹿げてるかもしれないが
さわやかな朝を
ヨロヨロと歩いて
ガクガクと震えた
そして
また窓の外を見ると
やはり
そこには青空が広がり
元気な声が笑ってた…
休日の午後にまた独りで来たよ
君がよく幼い子供達を連れて来てた公園に
君は今更一緒に来てはくれないけど
ほんとに今更だね
10年遅いね
俺は独りで公園を歩く
住宅に囲まれた小さな公園を
10年前の笑顔と笑い声を探して歩く
日射しがあきれて
風が吹いた
時は流れて戻らない…
気付くのがいつも遅いよ
しかたなく
みじめに
やるせなく
どうにもならない気持ちをもて余して
うつむきながら公園を後にする