日本のNIPT受検率は
妊婦全体の約20%と
言われています
これは低いのか?高いのか?
世界ではどうなのでしょうか...?
調べてみました![]()
日本のNIPT受検率は約20%
と言われていますが
実施施設には
認証施設と非認証施設があり注)
正確な数字というのは
把握できないのが
現状ではないでしょうか。
注)無認可・認定外施設とも言われています
認証施設というのは
国がお墨付きを与えている施設です![]()
非認証施設だからといって違法施設ではなく
年齢制限や夫婦同席などの条件を
取り払っています
わたしはNIPT推しでも
否定派でもないのですが
これから
技術がもっと進み
胎児について詳しい情報が
分かるようになると
女性は
より難しい選択を
迫られるようになるのではないか
と思っております
ですので、妊活中に
少しでもいいので
陽性判定後のプランを
視野に入れて欲しい...
そうすれば私のように
苦しむ女性を減らせるのではないか
と思うからです
妊活中から
予習しておくことは
妊婦のリアルな気持ちを
疑似体験することもでき
妊活に必ずプラスとなります![]()
そして
いざというときに
考え方の基礎が出来ていれば
冷静に考えることも出来ると思います
13トリソミー天使ママになった経緯はコチラです![]()
そもそも“新型出生前診断”は
胎児の特徴を調べる
出生前スクリーニング検査
(非確定的検査)のひとつです
※9割の精度とはいえ偽陽性もあります
ゲノム技術の商用化ブームが
妊娠・出産ビジネスに
参入してきたことによる恩恵だと
私は思っています
“新型出生前診断”は
メディアで使われた通称で
正式名称は
Non-Invasive Prenatal (genetic) Testing
(無侵襲的出生前遺伝学的検査)
※身体を傷つけないという意味
頭文字を取って“NIPT”
と呼んでいるらしいです
何が“新型”なのか...
従来とは検査方法が異なるので
新型
というそうです
世界の妊婦は
出生前診断について
どう捉えているのでしょうか
日本だけの情報では
足りないかなと思いましたので
世界まで広げてみました![]()
対象国は下記の通りです![]()
アメリカ、フランス、イギリス、ドイツを調べてみました![]()
理由はデータが採りやすかったからです
複数のソースを元に書きましたが
違っていましたらご指摘ください![]()
/
補足です
\
調査対象の染色体は
ほぼ13・18・21番の染色体です![]()
![]()
なぜならば
他の染色体に異常がある場合は
産まれてくることが出来る可能性は
殆どないからだそうです
13・18・21番以外の染色体を調べるのは
「ほぼ無意味」と仰る
お医者様もいらっしゃいます。
NIPTの検査プランを選ぶ際に
全染色体検査を選ぶのは無意味
ということを暗に言っています...
前置きが長くなってしまいましたが
国が変われば
考え方もかわる![]()
内容は同じ
染色体異常を調べるだけ![]()
これからもっともっと
女性への負担が少なくなって欲しい
そう願って...
それではアメリカからGOです![]()
アメリカ![]()
✓受検率:約60~70%
✓保険適用:〇
※個人が加入している保険により
自己負担額は異なります
✓対象の染色体:13・18・21番染色体、性別、その他いろいろな疾患
✓陽性時の中絶率:約60%
メモ![]()
NIPTはアメリカで開発されました![]()
しかしキリスト教(保守派中心)では中絶が禁止されている州があります
なぜなら受精した瞬間
“人”であり殺人となるからです
中絶に結びつく出生前診断も
反対の立場...
自由の国というイメージがあり
パワフルな女性が
女性の権利を推し進めている
というイメージがありますが![]()
厳格なゴリゴリの保守層もおります
フランス![]()
✓受検率:約80%
✓保険適用:×
約10万円くらいから
✓対象の染色体:13・18・21番染色体、性別は不可
✓陽性時の中絶率:約90%
メモ![]()
21トリソミー(ダウン症)の
出生前診断は
国家に推奨されてきたそうです
その一方で
産まれる前のダウン症を
排除することは
いま生きているダウン症を
尊重しないことにつながる
という意見もあります
そして
その排除は
妊婦に
五体満足な子を産む“調整器官”
という役目を押し付けていないか
という主張もあります
うーん
そういう考え方は
したことなかったですが
ショッキングな言葉だと思いました...
イギリス![]()
✓受検率:約80~90%
✓保険適用:×
約5万円くらいから
✓対象の染色体:13・18・21番染色体、性別
✓陽性時の中絶率:約90%
メモ![]()
保険適用がないにもかかわらず
受検率が高いのは
国をあげて女性の生殖の権利意識を
進めているからだそうです
障がいが見つかったとしても
十分なサポートが受けられる制度が
整っているそうです
さずが「ゆりかごから墓場まで」の
発祥の地だけありますね![]()
ドイツ![]()
✓受検率:不明
✓保険適用:〇
✓対象の染色体:13・18・21番染色体、性別
✓陽性時の中絶率:約90%
メモ![]()
保険適用が出来るのと
妊婦健診のオプションの一つに
なっていることから
受検率は
結構高いのではないでしょうか
保険適用にあたり
政府が受検を推奨しているのか?
という批判もあります
ナチス時代の優生思想の反省から
この手の議論には敏感なのかもしれません
ご参考までに
日本![]()
✓受検率 約20%
✓保険適用:×
約10万円くらいから
※5万円からのプランも見つけましたが
単一の染色体のみ検査という
個人的には、ほぼ意味がないような検査に
思えましたので除外しました
✓対象の染色体:13・18・21番染色体、性別、その他色々
✓陽性時の中絶率:約80%
(90%とも言われる)
今回は以上になります!
最後まで
お読みいただき
ありがとうございました![]()
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