染色体異常や何かしらの異常で
人工死産・中絶を選択して
罪悪感に悩まされる方は
少なくないと思います...
///ご注意ください///
本日は
中絶などの記載があります
わたしの過去の経緯です
内容について
不愉快に感じる方も
いらっしゃるかと思います
ご了承頂ける方のみ
先へとお進みくださいませ...
中絶は悪いことだったのか?
染色体異常や何かしらの異常で
人工死産・中絶をして
罪悪感に悩まされる方は
少なくないと思います
それは
“中絶は悪いこと”という
価値観があるから
ではないでしょうか...?
“中絶”というイメージは
中学生や高校生のとき
保健や道徳の授業などで
未成年が
避妊せず性交渉をして
望まない妊娠し、中絶した
それはとーっても悪いこと
ふしだら
はしたない
というような教育の賜物
ではないでしょうか
もちろん
特定の宗教を信仰している方にとっても
中絶は悪いことになります
たとえば
アメリカのキリスト教保守派では
受精した瞬間から人間であり
中絶は“殺人”になります
※避妊も一応、認められていません
州によって禁止されている州もあり
大統領選挙では争点になります
妊婦が危険な状況であっても
胎児の命を奪うことを
禁止している国もあります
一方で
フランスでは
自由に基づく権利であると考えられ
イギリスでは
女性の権利とされています
国が変わると
同じ胎児の命なのに
命の捉え方に対して随分違います
個人的には
女性の権利とはいえ
自分の権利を行使するために
人の命を終わらせることは
許されるのだろうか?と思います
このことが正しいのなら
殺人がOKということになります
しかし胎児を“人”として
考えないとするならば
この論理はOKになります
ここが女性には
難しいのではないでしょうか
胎児は人の形をしていますが
専門医から見ると「人」ではないそうです...
眠ったり起きたりしていますが
そのような高度な機能は
初期の段階では
持ち合わせていないようです
専門医や男性からしたら
ある程度、客観的に「人」ではない
と言い切れると思いますが
身ごもってしまった女性としては
「情」が湧きます...
そんな状況の下で
・「人」ではない
・女性の権利
と慰められても
頭では分かっていても
受け入れられないかと思います...
しかし
過度な罪悪感を持っていて
必要以上に
ご自身を責め続けている場合は
知識を入れて
少し強引にでも
客観的な視点へと戻す必要が
あるのではないかと思います
“絶対、悪だ”という考え方が
あきらかに偏り過ぎている場合
せめてフラットに近い形の思考に
戻せるように
反対意見の知識を入れてあげる
必要があると思うのです
それは
“自分がしたことを放棄する”
という責任逃れの主張ではなく
人工死産・中絶後の人生を
建設的に生きるために必要だと
わたしは思います
そして
亡くなった赤ちゃんも
自暴自棄に生きることは
望んでいないと思います。
前置きが長くなってしまいましたが...
改めて
「中絶が悪いことなのか?」
ということを考えてみたいと思います。
日本では
中絶は堕胎罪という犯罪になります
しかし一部の中絶については
堕胎罪の例外規定を定めている
母体保護法により
中絶が可能となっています
この考えですと
原則的には“犯罪”ということです
この考えは儒教思想が
ベースになっているそうです
「家の継承のために子どもを産む」
と考える儒教思想では
堕胎は
この義務の怠慢にあたるそうです
“怠慢”ならば
カトリックが考える“殺人”の意味とは違い
若干ライトな感じなのでしょうか...
以上を踏まえますと
青年期での教育と
儒教を汲む日本の思想から
なんとなく
“悪いことをしている”というイメージが
先行してしまっているのではないでしょうか?
それゆえ
中絶・人工死産を選択すると
タブー扱いとなり
たとえ
やむを得ない事情であっても
口をつぐみ
「悪いことをしてしまった」
という罪悪感を
女性だけ一生背負う...
一方
世界に目を向けると
“中絶は女性の権利”
と考えられている国もあります
WHOでは
“妊娠した人の希望で
中絶ができるようにすることを推奨する”
“妊娠週数の制限に基づいて
中絶を禁止する法律等を推奨しない”
とあり
温度感がだいぶ違います。
イギリスの
NHS(政府が運営する国民保健サービス)のサイトでは
“The decision to have an abortion is yours alone.”
「中絶するかどうかは、あなたが1人で判断していい」と言い切っています。
妊娠中断は
胎児の人権を奪っているのか?
それとも
女性の権利として当然なのか?
国が変われば
考え方もかわる...
そう考えると
中絶という考えは
生まれ育ってきた環境によって
全く違うということです
わたしは否定派でも賛成派
でもありません。
しかし
過度な罪悪感を抱え
苦しんでいらっしゃる方がおりましたら
今いちど
・女性の権利
・ご自身が考える“命”の定義
・信仰する宗教
などの観点から
総合的に判断してみるのはいかがでしょうか?
必要以上にご自身を苦しめていないか...
わたしも
今いちど考えてみたいと思います。
本日も
最後までお読みいただき
ありがとうございました
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