WBCスレイマン会長の一声・栗生再挑戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界フェザー級3位栗生隆寛(帝拳)選手の世界再挑戦が決定。3月12日後楽園ホールでWBC世界フェザー級王者オスカー・ラリオス(メキシコ)とダイレクト・リマッチに挑む。

ダイレクト・リマッチは禁止されているが、この試合を観戦していたWBCスレイマン会長が、ルールを動かした。前戦が大接戦であり、栗生選手の実力が認められての事であろう。

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試合直後はリマッチの声も聞かれたが、WBC総会でラリオス休養、暫定王座設置が決まったと聞いていた。しかし、スレイマン会長の鶴の一言が全てである。

「栗生にはスター性がある。日本に必要な存在だ」

確かにである。スレイマン会長の一言からは、その考え方を理解する事が出来る。スレイマン氏が会長就任して以来、常にWBAの先手を打つ改革、行動で世界を動かして来たWBC。

WBAの前身はNBA。その名の通り米国主導の団体が、拡大発展し、現在のWBAがある。一方のWBCは、1963年WBAの諮問機関として作られたが、露骨な米国主導に不満の南米、ヨーロッパ諸国が、1968年にこれを分離独立させた。ダイレクト・リマッチ認定が大きな一因でもあった。



袂を分けたAとCは、何度か仲直りの姿勢は見せた。1976年、若きWBC会長スレイマン(写真右)と、DrコルドバWBA会長(写真左)の両トップが会談。次の四点で合意に達した。

1、世界戦ルールの統一。

2、両組織が公認する王者が行う全てのタイトルマッチは、今後共同管理監督する。

3、互いの団体のチャンピオンは、自動的に挑戦資格1位として、チャンピオンの統一化をすみやかに図る。

4、合併の合同規則を作る。


健在。Drコルドバ元WBA会長。

ヘビー級のモハマッド・アリ(米)以外は、各クラスに二人の世界チャンピオンが存在した76年。 柳 斎斗(韓国)を降しWBA王座返り咲きを果たした輪島功一(三迫)選手はC5位。Cフライ級王者ミゲル・カント(メキシコ)がA4位。CのSライト級王者センサク・ムアンスリン(タイ)がA7位。

竹原慎二サウナスーツ館

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共同声明発表後、相互で1位にランクされたチャンピオンは増えたが、全てではない。そこには、大物プロモーターの思惑が見え隠れする。アッという間に忘れ去られ、実現する事なかった合意事項。

人気選手発掘、育成で地域の活性化を図り、WBC躍進の礎を作ったスレイマン会長。そんな人からお墨付きを貰った栗生選手には、ぜひとも王座奪取を果たしてもらいたい。そして、強い日本人王者として海外の強豪をやっつけ、王座統一の道を歩む。3月12日、期待します。

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