ラスベガス・MGMグランドで行われたオスカー・デラホーヤ(米)vsマニー・パッキアオのドリーム対決。前日行われた計量では、デラホーヤ65・7キロ、パッキャオ64・4キロでパス。

引き締まったデラホーヤの体。対するパッキアオも、思い切り体を大きく見せた。写真提供、山田純男
氏。

予想、圧倒的不利のパッキアオだが、ゴールデンボーイに挑むアジア人ボクサーへの声援は大きい。かつては、後楽園ホールでも戦ったパッキアオ。体格的差をどのように埋める戦いをするのだろうか。

両選手の報酬は、デラホーヤ2000万ドル(約20億円)、パッキアオ1500万ドル(約15億円)に、PPVの売り上げによるボーナスが付く。
初回、パッキアオの左ストレートがヒット。デラホーヤは空振りが多い。2回もパッキアオのラウンド。デラホーヤは、パッキアオのスピードについていけない感じ。
3回、パッキアオの足は止まらない。クリーンヒットはパッキアオが勝る。体が動かないかデラホーヤ。4回、動かないデラホーヤ。パッキアオは出入り自在のボクシング。打っては離れ、離れては飛び込む。明らかにパッキアオペース。やばいぞ、デラホーヤ。
5回もパッキアオ。動けないデラホーヤ。ここまではワンサイドの展開。パッキアオのスピードが大きく上回っている。手が出ないデラホーヤ。6回、パッキアオが出る、下るデラホーヤ。なす術がない。またもやパッキアオのラウンド。
7回、デラホーヤロープに詰まる。パッキアオのコンビネーションがうねりを上げる。動けないデラホーヤ。顔面の晴れが痛々しい。危ない。
8回、パッキアオのボディ攻撃に後退のデラホーヤ。終了寸前、コーナーに詰め連打のパッキアオ。試合は、一方的。そして、ここでデラホーヤ棄権。歴史が変わった。歓喜の雄叫び、マニー・パッキアオ。ドクターがデラホーヤを救った。
「彼は本物のチャンピオンです。素晴らしい事を成し遂げた」
スポーツマンライクなデラホーヤ。言い訳は言わない。今後の事は、良く考えると言うゴールデンボーイ。
「このスポーツが大好きです」
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アンダーカードにはウィルフレッド・ゴメス(プエルトリコ)の再来と言われるWBO世界Sバンタム級王者ファン・マヌエル・ロペスが出場。”ロッキー”の愛称を持つセルヒオ・メディナ(亜)にいきなり襲い掛かったチャンピオンは、ロープにつめ自慢の強打を振るう。
全くなす術もなくマットに落ちた挑戦者。3度のダウンで試合終了となったが、ただ王者の強打が目立っただけの98秒。ロペスは、これで12連続KO、3連続1ラウンドKO勝ち。これは、ダニエル・ポンセ・デレオン(メキシコ)から王座を奪って以来で、世界戦全てを1回で終わらせている。
24戦全勝(22KO)、まだ25歳のサウスポーはどこまで連続KO防衛記録を伸ばすのだろうか。あっけなく敗れたメディナは、33勝(18KO)2敗。初のKO負け。
WBA世界フライ級12位にランクされるリッチー・メプラナム(比)は、亀田興毅(亀田)選手に10回判定負けしているセサール・ロペス(米)と6回戦で対戦。大差判定勝ちを収めている。ロペスは4連敗。
このメプラナム、07年9月タイでデンカオセーン・カオヴィチットの持つPABAフライ級王座に挑戦、2ポイント差一人、4ポイント差が二人の判定で敗れている。初の米国リング登場。
デラホーヤ一押しのビクトル・オルティス(米)は、ジェフェリー・レスト(米)相手に北米Sライト級王座防衛戦に望み、2回1分19秒KO勝ち。23勝(18KO)1敗1分。21歳。





