WBA世界フライ級王者坂田健史(協栄)選手のV5戦は、既報通り12月31日広島と発表された。指名挑戦者デンカオセーン・カオヴィチット(タイ)は、一度引き分けている因縁の相手。気合は十分、闘志満々のチャンピオン。
気になるTV放送時間ですが、まだ確定しておらずわかりませんが、格闘技の祭典「Dynamite!!」の“前座”として坂田戦が放送されるようです。
坂田→Dynamite!!大みそか黄金リレー(スポーツニッポン)
これまで敗れた相手、トラッシュ中沼(国際)、ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)、ロベルト・バスケス(パナマ)には全て借りを返して来た坂田選手。中沼選手に日本王座を奪われた後世界ランクには残ったが、「中沼選手に雪辱出来なければ世界なんて言ってられない」との大竹マネジャーの考えで、打倒中沼だけの1年を過ごして来た。
パーラの心は折った。世界的評価の高かったバスケスにも王座統一戦で完勝。次はデンカオセーンとの引分けを精算。そして、残るはWBC王者内藤大助(宮田)選手との決着戦。アッ、その前に準備していたのがWBA1位亀田興毅(亀田)選手との一戦でありました。
久高戦後2週間の休養の後始動したチャンピオンは、サウスポー対策十分。普段からサウスポーとよくスパーしているわけですが、その成果を確かめようというタイミングでサウスポー黒木健孝(ヤマグチ土浦)選手とのスパー・スケジュールが決まった。
日本ミニマム級王者。WBA、WBC共に3位にランクされる黒木選手は、11月16日OPBF王者和賀寿和(畑中)選手への挑戦を控える。
「気合、入ってますよねェ黒木君」
「今度は相手強いからねェ」
前回(6月)のスパー時よりも成長を感じさせる黒木選手。しかし、坂田選手も引き出しが増えている。6ラウンドのスパーリングは先週から続いているが、世界王者はラウンドが進むにつれ元気が良くなるからパートナーは大変だ。
坂田vs黒木。
「頑張りますねェ」
「いい根性してるよ、あの子は」
ボクシングのチャンピオンになる性格をしていると思う。「トカちゃん系ですかね」(~~)、「そうだな」(~~)
清水選手、名城選手とのスパーと比べて見ても、全く恥ずかしくないスパーだと思います。岩本会長も毎回駆けつける。でも、上着は脱ぎません。(~~)「タオルで汗拭いてたけどなァ」(~~)練習開始2時間前から暖められている2階道場は、いつでも暑い。(~~)
スパー後はミット打ち6回の世界王者を横目に、おしゃべりタイム無しでサンドバックに向う黒木選手。坂田選手に負けじとの気合満々。ミットを打つ手は休む間がないチャンプ。休めません。(~~)坂田選手の腹を大竹マネジャーが踏み込むと練習は一気にクールダウンへと向うが、黒木選手は自分も踏んでくれと申し出た。その学習意欲は素晴らしい。
王者のミット打ちに合わせてパンチを打ち込む黒木選手。
「偉いねェ。あれじゃァ、岩本会長も力入るよなァ」
現在世界3位。和賀選手に借りを返せば、世界挑戦のチャンスもやってくるだろう。自分の為に、自分の練習をやれる選手は強くなる。
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「頑張ってますよ~、黒木君。今度勝ったら、ハワイキャンプ参加させてあげてくださいよ。彼なら、きっと勉強になると思いますよ」
「それはいいねェ。スタンレーにも見てほしいし。だけど、いいの大竹君。よし、わかった」
「黒木君にも伝えてあげて下さい。きっと、励みになると思いますから」
地味な努力の継続。坂田選手のロードワーク。
ヤマグチ土浦ジム岩本会長の師匠に当たる、山口弘典氏は(財)日本プロスポーツ会議
の副会長として活躍しておられる。スタンレー・イトウ先生とは大変古い仲だ。
「スタンレーにも会いたいし、私も行こうかな」(~~)
ハワイ行ったら、いよいよ試合だなと感じさせるハワイキャンプは11月18日出発予定です。もう一つの地獄を見れるか黒木選手。(~~)今日もスパーは続きます。
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