国内バンタム級には日本王者大場浩平(大一スペースK)選手、WBA3位、WBC6位のサーシャ・バクティン(協栄)選手、大場選手に日本王座は追われたが、池原信遂(大阪帝拳)選手とのサバイバル戦に生き残ったWBA10位、WBC14位三谷将之(高砂)選手らが世界挑戦のチャンスを伺っている。
12日、メキシコのヘルソン・ゲレーロを破ったサーシャ選手の口からはこんな言葉が、「お金なくてもいいです。長谷川さん、試合お願いします」(~~)

昨年10月、当時のWBA王者ウラジミール・シドレンコ(ウクライナ)挑戦が一度は決まりかけたサーシャ選手であるが、その機会は池原選手に譲るところとなった。10月末、方向転換したサーシャ選手は、チャンピオン・カーニバルで三谷選手の持つ日本王座挑戦の意向を示した。
「世界行くなら、それが一番」
過去、強すぎて対戦相手選びが困難だった勇利・アルバチャコフ、オルズベック・ナザロフ、スラフ・ヤノフスキー選手らは、A級トーナメント→日本王座指名挑戦→世界王座挑戦の路線を歩んで来た。ヤノフスキー選手だけは、チャンス到来を待ち切れず帰国してしまったが。
しかし、三谷選手への挑戦を熱望していた大場選手陣営が金平会長に懇願し、サーシャ選手が一度待つという形で三谷vs大場戦は開催された。このいきさつはご存知のファンも多いだろう。
4月21日。本田秀伸(グリーンツダ)選手を7回KOに切って落としたサーシャ選手。その控え室には畑中清詞会長の姿が。大場選手の放映TV局CBCの窓口を務める畑中会長。金平会長に、直接対戦確認に来る程の熱の入れようだった。
「好カードを、と言われとるんですわ」
しかし、サーシャ選手は世界路線へ。だが、5月31日、標的シドレンコは指名挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)に王座を奪われてしまう。そして意外な事に前王者は1位に留まる。次の指名戦はシドレンコ。王者モレノは、30日パナマでOPBF王者ロリー松下(カシミ)選手の挑戦を受ける。
今年のチャンピオン・カーニバル・バンタム級は、最強後楽園を制した日本1位臼井欽士郎(横浜光)選手が挑戦者として決定済。サーシャvs大場戦仕切り直しは、難しそうである。
「サーシャ、今一番いい」(ジミン・トレーナー)
「世界やらせてあげたいねェ」
デビュー8年、サーシャ選手も27歳になった。世界挑戦を待望する気持ちはわかるが、この遅れは自らの軽率な行動にも原因があるのは確か。いま少し、辛抱もしかたあるまい。
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サウスポーの技巧派モレノとは噛みあうと思う。スピードではサーシャ選手がはるかに上回る。テープを見たサーシャ選手も自信満々。「私、どこでもいいね」と豪語する。
先を読んでのマッチメークは重要だ。
「試合決めるだけじゃ、マッチメークって言わないんだよ」
最近、日本フェザー級10位笛木 亮 (ジャパンS)選手のマッチメークを初めて手掛けた。どの選手にも都合があり、スケジュールがある。自分の思うようには、とてもいかない。
「自分でやったらわかるだろう、簡単じゃないって」(~~)
「確かにです」
長谷川選手もV8に成功したならば、日本人選手と戦ってもおかしくは無い。大場選手の存在が大きくクローズアップされる。かつて関西のロングラン王者渡辺二郎(大阪帝拳)選手も、日本王者勝間和雄(神林)選手の挑戦を受け、これを一蹴している。
「何でもいいって言うなら、サーシャに暫定やらせたいよ」(~~)
「だけど、皆順番待ってるんだから、自分ひとりだけっていうわけいかないだろ」
「それを何とかするのが、マッチメークだよ」
ロシアン・スナイパーに世界のチャンスが訪れるのを期待します。ちなみに、大竹マネジャ-が考えていた対戦相手は、エリック・モレル、ロレンソ・パーラ、少し前、名護明彦選手にも対戦打診はしました。(~~)
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