30日の試合に向けメキシコへ出発した、WBA世界フライ級1位亀田興毅(亀田)選手。この試合が終われば、WBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(宮田)選手陣営と交渉に入るという。
興毅2階級制覇へ 内藤戦 秋でもOK!(スポーツ報知)
秋でもOK。微妙な言い回しですね。(~~)
亀田選手が1位にランクされるWBAは、2位デンカオセーンを指名挑戦者と認めたが、これもWBAルールの範囲内という事になる。たとえ1位であっても指名挑戦者として認められないケースもあるが、1位にランクされずとも指名挑戦者となりえるケースもありとなっている。
暫定王者乱発のWBA。大変矛盾するが、これも現実。デンカオセーンは昨年11月、王者坂田健史(協栄)選手と引分けている。実績は申し分ない。
A・J・バナル(比)出場のSフライ級戦の承認問題。9月にはSバンタム級タイトル戦が一晩に二つ行われる。正規王座戦と暫定王座戦の同時開催。正規王者カバイェロは11月王座統一戦に挑む模様だが、同じプログラムでいち早く暫定王者を決めるのはおかしい。
指名挑戦権利を持ちながら行使せず。WBA世界Lフライ級王者具志堅用高(協栄)選手11度目の防衛戦は、1980年1月27日大阪で1位イラリオ・サパタ(パナマ)が相手と発表されたのは1979年12月5日。
WBCでも1位にランクされていたサパタ。10度の防衛に成功している具志堅選手を避け、WBC王者 金 性俊(韓国)へ挑戦するのではと見られていたが、WBAが強行にサパタ戦を主張した。当時の会長はパナマのサンチェス氏。
協栄陣営に依存は無い。サパタを避けるつもりなど毛頭なかった。
1980年1月3日、中島成雄(ヨネクラ)選手が大方の予想を覆しWBC世界Lフライ級王座を奪取する殊勲を上げた。
王者を圧倒する中島選手。Lフライ級で戦うのは初めてだった。
1月3日は磯上秀一(辰東)選手が、ルペ・ピントールvsカルロス・サラテの再戦の勝者に挑戦する事になっていたが、メキシコの元同僚同士の再戦は実現せず、磯上選手の挑戦は流れる。急遽代理カードとして組まれたのが、金vs中島の世界戦だった。
文句ない中島選手の勝利。しかし、WBCからは45日以内に1位サパタの挑戦を受けるよう義務付けられた。サパタ陣営は具志堅挑戦が発表された後、この試合の勝者に挑戦する事を選択していた。
サパタを攻めるチャンピオン中島選手。
パナマ=WBAのラインは昔も今も強い。サパタもロングラン王者となたったが、もし、具志堅選手に挑戦していたならばどうなっていた事だろう。中島vsサパタ第1戦は僅少差でサパタが勝利したが、チャンピオン防衛の声も多く聞かれた。
具志堅選手は負けなかったろう。見たかったですね。(~~)
サパタ勝利の判定には、多くのファンが怒った。試合後の蔵前国技館。
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WBA、WBC両団体で1位の指名挑戦者。今はちょっと無いですねェ。WBA1位亀田選手は、先頃までWBC2位にランクされていた。指名挑戦者は有利な条件でタイトルに挑戦出来る。WBCよりもWBAが有利だろう。
指名挑戦権=お墨付き。ファイトマネーも良いし、オプション無しで挑戦出来る。
1位アントニオ・ゴメス(ベネズエラ)との対戦に応じないとして、王者西城正三(協栄)選手の王座を剥奪した事もあるWBA。1週間で元に収まりましたが、恐るべきパワーでした。ベネズエラ=WBAラインも昔から強引ですね。
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