WBA1位亀田・2階級制覇はWBC王座挑戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

30日の試合に向けメキシコへ出発した、WBA世界フライ級1位亀田興毅(亀田)選手。この試合が終われば、WBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(宮田)選手陣営と交渉に入るという。

興毅2階級制覇へ 内藤戦 秋でもOK!(スポーツ報知)

秋でもOK。微妙な言い回しですね。(~~)

亀田選手が1位にランクされるWBAは、2位デンカオセーンを指名挑戦者と認めたが、これもWBAルールの範囲内という事になる。たとえ1位であっても指名挑戦者として認められないケースもあるが、1位にランクされずとも指名挑戦者となりえるケースもありとなっている。

暫定王者乱発のWBA。大変矛盾するが、これも現実。デンカオセーンは昨年11月、王者坂田健史(協栄)選手と引分けている。実績は申し分ない。

A・J・バナル(比)出場のSフライ級戦の承認問題。9月にはSバンタム級タイトル戦が一晩に二つ行われる。正規王座戦と暫定王座戦の同時開催。正規王者カバイェロは11月王座統一戦に挑む模様だが、同じプログラムでいち早く暫定王者を決めるのはおかしい。

指名挑戦権利を持ちながら行使せず。WBA世界Lフライ級王者具志堅用高(協栄)選手11度目の防衛戦は、1980年1月27日大阪で1位イラリオ・サパタ(パナマ)が相手と発表されたのは1979年12月5日。



WBCでも1位にランクされていたサパタ。10度の防衛に成功している具志堅選手を避け、WBC王者 金 性俊(韓国)へ挑戦するのではと見られていたが、WBAが強行にサパタ戦を主張した。当時の会長はパナマのサンチェス氏。

協栄陣営に依存は無い。サパタを避けるつもりなど毛頭なかった。


1980年1月3日、中島成雄(ヨネクラ)選手が大方の予想を覆しWBC世界Lフライ級王座を奪取する殊勲を上げた。


王者を圧倒する中島選手。Lフライ級で戦うのは初めてだった。

1月3日は磯上秀一(辰東)選手が、ルペ・ピントールvsカルロス・サラテの再戦の勝者に挑戦する事になっていたが、メキシコの元同僚同士の再戦は実現せず、磯上選手の挑戦は流れる。急遽代理カードとして組まれたのが、金vs中島の世界戦だった。

文句ない中島選手の勝利。しかし、WBCからは45日以内に1位サパタの挑戦を受けるよう義務付けられた。サパタ陣営は具志堅挑戦が発表された後、この試合の勝者に挑戦する事を選択していた。


サパタを攻めるチャンピオン中島選手。

パナマ=WBAのラインは昔も今も強い。サパタもロングラン王者となたったが、もし、具志堅選手に挑戦していたならばどうなっていた事だろう。中島vsサパタ第1戦は僅少差でサパタが勝利したが、チャンピオン防衛の声も多く聞かれた。


具志堅選手は負けなかったろう。見たかったですね。(~~)


サパタ勝利の判定には、多くのファンが怒った。試合後の蔵前国技館。

ブログランキング

★ボクサー式ダイエット・WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積プロデュース!  <PR>爪水虫用にはコレ


WBA、WBC両団体で1位の指名挑戦者。今はちょっと無いですねェ。WBA1位亀田選手は、先頃までWBC2位にランクされていた。指名挑戦者は有利な条件でタイトルに挑戦出来る。WBCよりもWBAが有利だろう。

指名挑戦権=お墨付き。ファイトマネーも良いし、オプション無しで挑戦出来る。

1位アントニオ・ゴメス(ベネズエラ)との対戦に応じないとして、王者西城正三(協栄)選手の王座を剥奪した事もあるWBA。1週間で元に収まりましたが、恐るべきパワーでした。ベネズエラ=WBAラインも昔から強引ですね。

毎日の”励み”に応援よろしくお願い致します→ブログ村   【TOP】 【目次】


★ボクシングに関する、知りたい事、悩み等、あなたの?に、直接お答え致します。ご意見もお待ちしております。
  こちらからどうぞ→【BOXING MASTER 無料よろず相談室】


夏休みハワイ・カカアコジム BOXING合宿 参加者募集中! 【お問い合わせ】

   

カカアコジム。佐藤 修 (協栄)選手にアドバイスを贈る元世界王者・鬼塚勝也氏。