長谷川vsアルセ・海外防衛戦は? | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界バンタム級王者長谷川穂積(真正)選手が、右目上の”しこり”を除去し、希望する米国防衛戦に向け準備は万全。

長谷川が手術していた 右目上の“しこり”を除去(スポーツニッポン大阪)

しかし、メキシコの人気者ホルへ・アルセとの海外防衛戦は、米国開催を望むチャンピオン側と、メキシコ開催を希望するアルセ側とで難航中のようだ。

サウスポー苦手な感じのするアルセ。タイプ的にも長谷川選手と噛み合い、人気の点でも申し分ない挑戦者だと思っていたが、米国かメキシコか。ラスベガス開催にふさわしい好カードだと思うのだが。

【ラスベガス世界戦・長谷川穂積が背負う魂】



30年前、68戦のキャリアを持つ 龍 反町(野口)選手は、WBC世界ウェルター級王者カーロス・パロミノ(メキシコ)に、真っ向からKO勝負を挑むも、健闘むなしく7回マットに沈んだ。

「ラスベガスで戦った事を忘れず、生涯誇りに思って。貴方は立派に戦ったのだから」

無念の反町選手に、プロモーターは温かい言葉をかけた。生涯、誇りに思っていいラスベガスでの戦い。



1981年6月。米ヒューストン・アストロドームに3万5千人の大観衆を集めて行われた、トーマス・ハーンズ(米)vsパブロ・バエス(ドミニカ)、シュガー・レイ・レナード(米)vsアユブ・カルレ(ウガンダ)のWタイトルマッチ。



この同じプログラムで戦ったのが、WBA世界Sウェルター級1位三原 正 (三迫)選手。比国のラモン・ディオニシオ相手に5回KO勝ち。この日、WBA世界ウェルター級タイトルを保持したまま、Sウェルター級タイトルを獲得したレナードが返上予定のSウェルター級王座決定戦に出場する事を決めている。



試合は、9月レナードvsハーンズの世界ウェルター級王座統一戦の前座で行われる予定となっていた。シーザース・パレスで開催された世紀の一戦は、ファンの期待を裏切らない歴史に残る好ファイトであった。

三原選手の出場は、レナードのSウェルター級王座返上がハーンズ戦後までずれ込んだ為、この日行われなかった。2位ロッキー・フラット(米)側は、シーザース・パレス開催を計画し、三原陣営は東京開催を希望。しかし、結局11月ニューヨーク州ロチェスター。フラットの地元で開催された。三原選手のラスベガス登場は幻で終わった。

東洋フェザー級王者ロイヤル小林(国際)選手は、WBC世界同級5位。王者はサルバドール・サンチェス(メキシコ)。ウあのィルフレッド・ゴメス(プエルトリコ)の2階級制覇を阻止したばかりだ。12月、ラスベガスで小林選手のサンチェス挑戦が決定と報じられている。

10月18日、その前哨戦として韓国で 黄 正漢との東洋タイトル防衛戦が組まれた。32才になる小林選手は、選手生活の総決算としてラスベガスへ乗り込む。



「小林のやる気は以前と比べ物にならない」

高橋会長も認める小林選手の張り切りぶりだったが、この試合は流れる。急遽7位パット・オコーデル(英)との入札となり、挑戦者は変わってしまった。

失意の小林選手は、韓国でアッサリ1ラウンドKO負け。

「リターンマッチ出来るぞ」

「・・・」

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小林選手の戦う気力は二度とよみがえらず、幻のラスベガスと共に、8年間のプロ生活に幕を引いた。無念!

ラスベガス世界戦。日本人選手30年の想いのたけを長谷川選手には期待したい。日本人選手初勝利。そして、日本人世界チャンピオンも海外で活躍する時代を作ってもらいたい。

「これからは海外で稼ぐ時代だ!」

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