あれから３年・４０戦無敗クリス・ジョン

「瀬藤、最初から思いっきり行けよ！」

０４年６月佐藤　修　（協栄）選手の挑戦を受ける為来日した、ＷＢＡ世界フェザー級王者クリス・ジョン（インドネシア）は、瀬藤幹人（協栄）選手と公開スパーを行なった。

瀬藤選手は言われたまま、ガッツリ行った。

タジタジのチャンピオン。

「オイ、オイ」(~~)

「何だあれ、たいした事ないな」(~~)

これはその時居合わせた、ほとんどの関係者が感じた事である。

そして佐藤選手にも大いにチャンスありと見られた。

しかし、あれは三味線だったのか１２ラウンドに渡って佐藤選手をコントロールし切り、あっさり初防衛に成功したチャンピオン。

計量後はビックマックを食べていた２２才のヤング王者も、防衛する事実に７度。中でも、デリック・ゲイナー、ファン・マヌエル・マルケスに勝利した星は評価大である。

バンテージ巻き。いきなりナックルパートにテープを巻きつけたトレーナー。

見届けてからクレームを付けた私。(~~)

やり直しのトレーナーは何やら訳のわからない事を叫んでいたが、チャンピオンは平然としていた。

コイツ、しっかりしているなと思ったものである。

１９日に迫った武本在樹（千里馬神戸）選手のクリス・ジョン挑戦。

武本、王者スイッチ宣言に怒「ふざけとうッスね」…１９日ＷＢＡ世界フェザー級タイトル戦（スポーツ報知）

なめてのスイッチ宣言か、作戦なのか？

自信と過信は紙一重。

「ボクシングというスポーツをサポートしてくれて感謝します」

「皆さんの力がなければ、私たちは何者でもありません」

佐藤戦を前にした王者の言葉は、謙虚そのもの。感動してしまいます。(~~)

世界王座に付くまでは大した強豪との対戦もなく、早い者勝ちと見られていた節もあったが、後のＷＢＯバンタム級王者ラタナチャイ・ソー・ウォラピン（タイ）には勝っていた。

ラタナチャイはジョン戦後連勝を続け、世界王座を手放すまで３年間負けていない。

ハワイでノンタイトル戦見ました。(~~)

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０５年１０月、ラタナチャイから王座を強奪したのがジョニー・ゴンザレス。２５才。バンタム級一の実力者といわれ、１階級上のＷＢＣ王者イスラエル・バスケスにも挑戦。ダウン応酬の激戦を演じている。

が、つい先頃３５才のペニャロサに、７回左ボディ１発で倒されタイトルを手放した。

ボクシングはわからない。

ジョンはどうだろう。お金は溜まったが、素朴なままなのだろうか？

ウィラポンみたいなヤツだったら？

本番リングの上で、練習通りの力を出せる心は持っている王者。

序盤が大事な武本選手。１９日が楽しみです。(~~)

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