日本王者下田昭文（帝拳）選手への挑戦を視野に入れたこの日は、サウスポー相手の小手調べ。だが、立ち上がり力ずくで強引に攻めて出るところへ、左カウンターを被弾。
すぐにセコンドの指示に従いボディからの攻めに切り替えると、力の差は歴然、ボディから右を顔面に返されたタイ人は、腹を抱えながら悶絶した。
３０戦目を無難に飾った瀬藤選手は、これで１３連勝。
前王者・山中大輔（白井・具志堅）選手に勝ったのは０４年６月、０３年９月名護明彦（全日本P）選手に３回痛烈な逆転KOを喰らった後の再起戦で、これが連勝の始まりだった。
実力で奪ったランキングは自然落ち。日本選手相手にコンスタントに試合をこなしたがランク復帰はならず、０６年２月、ダウン挽回の番狂わせで下田選手を破リ再ランキング入りを果たした瀬藤選手。
試合後の記者の皆さんの興味の対象は、下田選手への日本王座挑戦。
「声掛かると思ってサウスポーにしたんですけど」(~~)
「本田会長はやらせたいようですけどね」
「もう１ヶ月になるけど、話はないですねェ」(~~)
間単に相手が見つからないであろう下田陣営から、必ず声が掛かる事を読み切り、瀬藤選手のチャンスに賭ける気持ちが見事にはまった昨年の試合。ハート勝ちでした。
今や世界ランク上位にも名前を連ねる下田選手。昨年の敗戦を通し、大きく成長しているのは確かで、リベンジの気持ちも強そう。
「順番もあるし、声が掛かるの待つだけですね」
第１戦（と呼ばせてもらう）は、メインカードを喰ってしまった程の大熱戦。一昔前なら”ダブル敢闘賞”間違いなしの、手に汗握る好試合が展開された。
「熱戦を繰り広げる両選手に、リングサイドクラブから敢闘賞が贈られます」
白熱した好試合には必ずこのアナウンス、ありましたねェ。
噛み合いはよさそうな両選手。あの好試合を、ファンの皆様にもう一度ですね。(~~)
メインを前にWBA世界フライ級王者坂田健史選手と、リング復帰が決まったサーシャ・バクティン選手がスパーを披露。ホールのお客様にそれぞれ豊富を述べました。サーシャの日本語、上達したがおかしい。(~~)
【ロシア出身の元日本王者バクティンが復帰スパー=ボクシング（スポーツナビ）】
坂田選手は、６５キロの斉藤憲一選手を相手に２回のスパーリング。スパー後引退発表した斉藤選手は最後のリングという事で大張り切り、敢然と打って来た。斉藤選手のパンチがヒットすると客席からは、「ホォ～」とため息。
「ビシッとやって来い」
２回目、坂田選手もボディから回転の速いコンビネーションを披露。調子が上がった所で２回終了。今日から恒例となった地獄のハワイキャンプへ出発します。
【坂田健史、世界王座統一戦へ順調な仕上がり=ボクシング（スポーツナビ）】
１２戦全て判定勝負の記録を残し引退の斉藤選手、アマキャリアもありデビューから７連勝を記録しましたが、ランク入りには後一歩足りずで、
「斉藤と判定はセットや！」(~~)
の名言を残し引退。最後のリングはきっと思い出に残る事でしょう。今後はミドル級位にはすぐなりそな予感。(~~)ダイエットで大減量に成功した金平会長を見習ってくださいね。(~~)お疲れさん。
そして昨日はアマ６冠の大物、熊谷コサカジムからプロデビューを果たしていた大迫 亮 選手の協栄ジム移籍も発表されました。
【高校6冠の大迫亮が協栄ジムへ移籍=ボクシング（スポーツナビ）】
２戦２KOとプロでも無難な星を残している大迫選手だが、大竹マネジャーの目から見るとまだまだ甘い。
「ビシッと鍛えてやる」(~~)
３年連続全日本新人王育成中の萩原トレーナーに預けられます。今後の試合にご注目下さい。
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