亀田興毅10・18有明!ランダエダの系譜 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

未だに世間を騒がせている亀田興毅VSファン・ランダエダの再戦が10月18日、有明コロシアムで開催されることが決定。本日、発表会が開かれる。スポーツ報知によると会見には金平会長と興毅選手のみが出席、史郎トレーナーは出席しないとの事。-こちらの記事を参照 -


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あしたのボクシング2

わずか2ヶ月あまりでの再戦。これは良い事だと思います。亀田選手を目当てに来るファンが大多数なのでしょうが、前座カードも大事です。大竹マネジャー、前回に引き続き日本ランカー、世界ランカークラスの6回戦を検討中。

10連勝中で勢いに乗る日本S・バンタム級6位瀬藤幹人選手は、日本人選手相手に出場予定。WBA世界L・フライ級15位にランク入りした沖縄ワールドリングジムの翁長吾央選手・8戦全勝(6KO)も出場予定があります。「前座をお粗末にするわけにいかないだろう」との事ですから、こちらの方もお楽しみに。(~~)

中南米VS日本。わかりやすく言うと”テクニック対力”の構図になりますか。あの”浪速のジョー”辰吉丈一郎(大阪帝拳)選手も世界トップ・テン入りを狙ったアブラハム・トーレス(パナマ)戦では”苦闘のドロー”を味わった。トーレス、葛西裕一(帝拳)選手とも戦った。

今でもたまに見ると勉強になる試合です。トーレスは怖さはなかったが、うまかった。同型は一度はWBC世界S・バンタム級の王座に付いたリゴベルト・リアスコ(パナマ)。世界王座に着く前、竹森三城(三迫)選手、フリッパー上原(協栄)選手と対戦。日本のファンにうまさを見せ付けた。

竹森選手、結果引き分。無冠ですが、ロス遠征で世界ランカーをKOし世界ランキングにも入った選手です。フリッパー上原選手、判定負け。ポイント差はわずかだが、技術に完敗というところでしょうか。

エルネスト・マルセル(パナマ)。日本で柴田国明選手の世界王座に挑戦、王者を大いにてこずらせた。結果はドロー。しかしその後、西城正三選手から王座を奪っていたアントニオ・ゴメス(ベネズエラ)を攻略、WBA世界フェザー級タイトルを獲得、5度の防衛後不敗のまま引退。あのアレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)の挑戦も退けている実力者。息子には、”クニアキ・シバタ”の名を付けた。

アントニオ・アマヤ(パナマ)。小林 弘 (中村)選手の持つ世界王座に2度、柴田国明選手にも挑戦している。小林選手との試合はクロスゲームで、第1戦日本人3人で行われた2-1採点では大もめ。再戦も1ポイント差(採点は全て日本人)の試合だった。柴田選手との試合は全盛期を過ぎていたが、そのテクニシャン振りを大いに見せ付けた。

写真は小林VSアマヤ第2戦。小林選手の出血は凄かった。このアマヤ、世界王座には届かなかったが、母国では広大な農場経営をするほどボクシングで稼いだ。

ランダエダ、非力ではないがKOは早い回だけ。怖いのは2回までか。以後は先の亀田戦で見せたような非力なアウトボクシング。マルセルを除く上記3選手と共通する。”テクニックVS力”ランダエダVS亀田Ⅱ、楽しみです。

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