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フィットネス営業再開 業績回復のカギ

 

 

 

 

こんにちは。

サクセス発行人の田村真二です。

 

 

平年並みなら、あと1週間前後で各地から梅雨明けの便りが聞こえる時期になりました。

 

 

そんなこともあってか、8月から予定されていた「Go Toキャンペーン」は7月22日に前倒しで実施することになりました。

 

 

1人10万円の特別定額給付金の支給も8割を越え、新型コロナの影響で大きく落ち込んだ国内消費が動き出しましたが、一方で気になる点もあります。

 

 

東京都を中心に各地で感染者がじわじわ増え、市中感染が広がり出した可能性が指摘されている点です。

 

 

ウィズコロナで経済再開と感染対策の両立が重要なのは明白ですが、それが困難であることも明らかです。

 

 

本日はそのような中、フィットネス企業の経営者・幹部の方から、最近よく伺うご相談(悲鳴?)をいくつか紹介させていただきます(以下参照)。

 

 

 

フィットネス経営の苦しい現状

 

 

「(コロナの影響で)会員数が減った上に、7月に入ってもまだ多くの休会者がいるため収入が減って困っています。」

 

 

「3密を避けるために利用制限をしているのですが、時間帯によって施設が混むことがあり、積極的に会員募集を行うことができません。」

 

 

「会費収入もですが、パーソナルトレーニングの利用者が減ったためそこからの収入も減って困っています。」

 

 

「施設周辺のオフィス勤務の方がテレワークのため自宅で仕事をするようになり、会員数が大幅に減って困っています。」

 

 

「休業期間中からあらゆる経費削減に取り組んでいますが、赤字続きで正直困っています。」

 

 

「売上対策としてオンラインフィットネスやオンラインでの物販販売を始めたのですが、ほとんど売れずに困っています。」

 

 

いずれも悩ましい問題ばかりです。コロナ禍では、「想定以上」に経営の苦しさを感じているフィットネス経営者・幹部の方が多くいらっしゃるようです。

 

 

もちろん資金繰りは万全、収益アップ対策は明確、かつ着々と計画通り進み成果を挙げている、というのであれば問題はありません。

 

 

しかし、そうでなければ会社や施設が生き残りかつ成功するには、自ら変化をつくりだす必要があります。本日はこのことについて具体例を交えてお伝えします。

 

 

 

施設のご利用は1日60分まで

 

 

言うまでもありませんが、「3密」回避の観点から施設やレッスン、マシン台数の利用制限をしているとしたら、コロナ前と同じ会員数(利用者数)を維持することは困難です。

 

 

ではどうすればいいのか?

 

 

例えば、クライアント先のあるスポーツジムでは、以前は利用時間制限を行っていませんでしたが、営業再開した現在は「施設のご利用は1日60分まで」に変更しました。

 

 

それだけではなく、感染拡大防止の観点からクリーンタイムを1時間半設定し(その間会員が施設を利用することはできません)、その日出勤しているスタッフ全員で清掃や換気対策を行うようにしました。

 

 

利用者にはご不便をお掛けする一方で、感染防止と安全安心な施設運営に努めつつ利用人数のキャパを増やすことに成功しています。

 

 

「でもそんなことしたら会員からクレームの嵐になるのでは?」とお思いの方もいるかもしれません。

 

 

当該ジムではこれらを行うに際し、なぜ行うのか、なぜご協力を頂く必要があるのか、を懇切丁寧かつ口頭や会報その他あらゆる方法を通じて全会員にお伝えしました。

 

 

その結果、これだけの「大改革」を行ったにもかかわらず、会員からのクレームはほとんどなかったとのこと。

 

 

先週訪問時にジムの経営者からは、「ご来館下さった会員様からはむしろ安心してトレーニングできるので良かったと喜ばれています」と話していました。

 

 

 

安心なので一緒にトレーニングしましょう!(会員様のお声)

 

 

当該ジムでは、会報をつくって毎月会員宛に郵送で送っているのですが、今月号の会報に記載された会員の声の一部をご紹介しますと・・・

 

 

「再開後は『密』加減が気になって様子を見てからにしようと思っていましたが、対策がバッチリだったのでホッとし、安心してトレーニングできました。」

 

 

「施設の様子を見てとても安心できました。久しぶりのトレーニングで疲れるけど、とても心地よい疲れです!これからも体力アップを頑張ります。安心なので皆さんも一緒にトレーニングしましょう!」

 

 

「来館してみて、消毒など気になる方は自分でできるように準備されているから大丈夫だと安心しました。いきなり長い時間のトレーニングが不安な方は30分でも、少しずつ始められたらいいと思います。」

 

 

「来ればわかりますが、コロナの対策に関しては全然心配無いのでみなさんも早くトレーニングを再開した方がいいですよ!」

 

 

などなど、会員自身が目で見て、施設を実際に利用して、安心であることを確認できた上で、(施設側に代わって)他の会員への利用お勧めを行って頂いています(会報の効果的な利用方法ですね)。

 

 

私の知る限り、当該ジムと同等あるいはそれ以上の感染防止取組みを行っている企業や施設はあります。

 

 

しかし、そうした取り組みについて既存会員や外部の人に対して効果的にアピールできているかと言えば、(私が入会している施設を含めて)多くの企業や施設は「不十分」に見えます。

 

 

ちなみに、当該ジムも5~6月は会員全体の3割程度の方が休会していました。ですが、今月の休会者は「ほぼ例年並み」に戻っています。

 

 

「利用時間制限なしから1日最大利用時間60分に変更」「クリーンタイムで1時間半の中休み」。こんな改革は、コロナ前には到底できなかったでしょう。

 

 

当該ジムは急激な変化を脅威ではなく機会ととらえて運営改革を実施したことで、会員にも協力を頂きながら休会者の復会につなげることに成功しました。

 

(今後は新規会員募集を慎重かつ積極的に行うことで早急に経営の立て直しを図るとのことです)

 

 

 

フィットネス営業再開 業績回復のカギ

 

 

冒頭ご紹介させて頂きましたように、コロナ禍で会員数や収益が減って困っているフィットネス企業や施設はまだ多くあると思います。そのため、将来不安を抱えている方も多くいらっしゃるでしょう。

 

 

ですが、急激な変化を機会としてとらえたとき、初めて不安は消え、進むべき道や取るべき手段が見えてきます。

 

 

新常態(ニューノーマル)とは「変化が常態化」することだけに、コロナ前の状態に戻ることはもはやあり得ません。今の状況でさえ、1~2カ月先にはまったく違う状況になっているかもしれません。

 

 

つまり、「正確な未来」などは誰も言い当てることなどできないということです。

 

 

未来を語ることの前に、直面している現実を正確に知らなければなりません。なぜなら、私たちは現実からしかスタートできないからです。

 

 

フィットネスの営業再開後に業績を回復させるカギは、「現実を直視し、変化に対応し、行動し続けること。運営を微調整したり、ときにはゼロベースで根本から見直す」必要もあるでしょう。

 

 

これから先はそれらを行うことができる企業とできない企業との格差が拡大するでしょう。今は嵐が去るのをじっと我慢して待つのではなく、自ら考え自ら変化をつくりだすときです。

 

 

ピーター・ドラッカーは著書『明日を支配するもの』の中で、変化の急激な時代における取り組みについて次のように述べています。

 

 

「今日のような変化の急激な時代にあっては、行ない方は、行なうことそのものよりも早く陳腐化する。変化の先頭に立つためには、あらゆる製品、サービス、プロセス、市場について、今これを始めるとして、今の方法で行うかについて問い続けなければならない」

 

 

新常態(ニューノーマル)におけるフィットネス運営は、「今日のような・・・」を「新型コロナ禍のような・・・」に置き換えて考え、対応する必要があるでしょう。

 

 

小さな一歩が根本的な変化、やがて積み重なってまったく新しいものを生み出すことになるかもしれません。

 

 

このように考えることができれば、不安は消え、ワクワク感に代わります。不安よりもワクワク感を持って仕事に取り組んだ方がいいに決まっていますよね。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!

 

 

◆本日紹介したスポーツジムが学んだフィットネス事業構築プログラムはこちらです。

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