運動嫌いでも「6週間」で夢中になる?
こんにちは。サクセス発行人の田村真二です。
コロナ禍の影響でアウトドアスポーツの人気が高まっています。
実際、街中では自転車に乗っている人を以前よりもよく見かけますし、ハイキングやキャンプ、釣りなどの人気も高まっているようです。
私はアウトドアスポーツをほとんどせず、もっぱらフィットネスクラブでの運動と自宅で行うオンラインフィットネス中心なのですが、やはり運動は心身の健康にいいですね。
とはいえ、誰もが運動好きなわけではありません。例えばフィットネスクラブに入会する人の中には、運動が好きでない、どちらかと言えば嫌い、という人もいます。
医者や家族・知人に勧められて仕方なく入会した、という人もきっといるでしょう。
フィットネスクラブに入会する動機はともかくとして、新規会員らを対象としたある実験では、新しい運動習慣を定着させるには、週4回のトレーニングを6週間継続する必要があるといいます(『スタンフォード式人生を変える運動の科学』より)。
最初から「週4回」というのはハードルが高そうですが、運動不足の成人がトレーニングを始めた場合も、だんだん楽しめるようになっていき、6週間後にはもっと楽しくなるそうです。
また、週3回の運動を6週間続けると、不安を軽減する脳の領域の神経結合が増えるそうです。
とはいえ、会員の自主性に任せて放っておくと入会から4カ月目あたりから退会者が徐々に増えていき、一般的なフィットネスクラブの場合、入会から1年後には3~6割もの会員が退会していきます。
運動が脳や体に良いことはわかっていますが、継続するのは容易ではありません。
とくにフィットネスクラブで運動を始めたばかりの人が、自分1人でバイクやトレッドミルなどの有酸素運動、あるいはマシンを使った筋トレを続けるのは困難です。
そこで私のお勧めは、スタジオやプールで行うグループレッスンへの参加です。
私はグループレッスンに定期的に参加している人の継続期間が、そうでない人に比べて長いことはわかっていました。
ただ、その理由までは明らかではありませんでした。しかし、『スタンフォード式人生を変える運動の科学』第3章「集団的な喜び」を読むと、「なるほど」と腹落ちしました。
グループレッスンには、人々が集団で踊るときに感じる、一体感や自己超越の感覚(シンクロニー=同調性)を得ることができます。
つまり、グループレッスンの魅力や醍醐味は、1人で運動するときには得ることができなかったシンクロニーにあったのか!と。
1人でトレッドミル上を60分走るのと、スタジオで60分のグループレッスンに参加するのとでは、(私個人の感想ですが)スタジオの方がより高い価値(バリュー)を感じます。
こうした結果は、人間同士が集団で動きを合わせることで生じるシンクロニーと同様に、オンラインフィットネスのようなテクノロジーによる、バーチャル・リアリティでも引き起こされることがわかっています。
ペロトンのライブ配信エクササイズはあたかも集団トレーニングに参加しているかのような点が人気だ
とはいえ、生活のあらゆる面において、テクノロジーが普及しつつある現在、人々が実際に集まって一緒に行う運動は、コロナ禍が終息しさえすれば、今後ますます貴重に、そして重要になっていくことを私は確信していますが、あなたはどう思いますか?
それでは次号をお楽しみに!

