市場急拡大!月額3000円未満の24時間ジム
2025年1月14日(火)
こんにちは。
ウェルネスビズの田村真二です。
昨年(2024年)の国内フィットネス業界は、市場規模が過去最高となる見込みです。
しかし、すべての企業や業態がその恩恵を受けているわけではありません。
特に、コロナ禍と競合の影響で会員数と会費収入が減少し、さらにコスト増加による会費値上げを余儀なくされた総合クラブの多くは、依然として低収益や赤字に苦しんでいます。
一方、近年、店舗数、会員数、売上高を急伸させているのが、月額3,000円(税別、以下同)未満で24時間営業のジムを運営する企業です。
なぜ今、低価格の24時間ジムが人気を集めているのでしょうか? 人気の理由を5つ挙げますと・・・
低価格24時間ジムが人気の5つの理由
1.価格の魅力
月額3,000円未満という価格設定は、多くの消費者にとって心理的かつ金銭的なハードルが低いです。特に、総合クラブや月額6,000円台~8,000円台の24時間ジムなどに比べて大幅に安い会費は、コスパ重視の人々に響いています。
2.利便性の高さ
24時間(かつ365日)営業は、いつでも好きな時間に利用できる柔軟性が魅力です。また、住宅地や駅近など、生活動線上に立地しているケースが多く、アクセスの良さも支持されている理由です。
3.シンプルなサービス構成
プールやスタジオプログラムなどのサービスを省き、主にジムエリアに特化したシンプルな設計が、利用目的が「運動のみ」という顧客層のニーズに合っています。また、サービスを絞ることで低価格を実現しています。
4.テクノロジー活用
テクノロジー活用により、セルフ入退会システムやスタッフの常駐時間を10時から20時などに限定、あるいはchocoZAPのように無人運営により人件費を大幅に抑える一方、会員にとっても手続きが簡単で利用しやすい仕組みが整っています。
5.健康意識の高まり
コロナ禍を経て「健康」の重要性が再認識される中で、インフレ下でも気軽に始められる低価格の24時間ジムの需要が増加しました。
主に、これらの要因が相互に作用し、低価格の24時間ジムの人気を押し上げています。
また、イニシャルおよびランニングコストを抑制することで、短期間で多店舗展開しやすい業態であることも市場拡大につながっています。
月額25ドル未満の低価格ジムが普及しているアメリカでは、フィットネス参加率が20%を超えています。日本も低価格ジムのさらなる普及が進めば、現状の参加率4~5%から10%台へ拡大が期待できるでしょう。
今後は、低価格ジムを運営する既存各社に加え、テクノロジーの活用や差別化、独自性を打ち出した新しい低価格ジムを展開するベンチャー企業の参入により、店舗数のさらなる拡大が予想されます。
競争が激化するフィットネス市場は、同時にフィットネス参加者を増やす絶好の機会でもあります。この機会を好機と捉え、市場全体の成長と健康意識の向上を実現することが求められます。
日本のフィットネス市場が一層活性化し、多くの人々が健康的なライフスタイルを手に入れることを期待します。
それでは次号をお楽しみに!

