お金の勉強と実践次第で、人生に雲泥の差がつく
2025年1月9日(木)
こんにちは。
ウェルネスビズの田村真二です。
20年以上前に読んだ本か雑誌のコラムに、「お金の勉強と実践次第で、人生に雲泥の差がつく」というタイトルの記事がありました。
なぜそのことを思い出したのかというと、最近、若い人から老後のお金の対策について相談を受けたからです。
当時は、2024年から始まった新NISAはもちろんありませんでしたし、新NISAで大人気のオルカンやS&P500のことなどほとんど認知されていない状況でした(私も知りませんでした)。
ただ、当時の日本はデフレでしたので、商品やサービスの価格は維持または下落が当たり前でしたから、現金自体の価値は目減りすることはありませんでした。
しかし、2022年以降の日本は、2%以上の物価上昇が続くインフレ時代に突入。つまり、1年前には100円で購入できた商品が、1年後には102~103円ないと購入することができなくなったのです。
仮にインフレ率2%が36年間続いたとすると、36年後には物価が2倍になります。つまり、100円で買える菓子パンが36年後には200円ないと買えないということです。もしインフレ率3%が24年間続いたら、36年後ではなく24年後には200円ないと買えません。
今、20代や30代あるいは40代前半までの人の多くは、インフレによる物価高をこの数年間で初めて実感していると思います。
しかし、今後はこの状態が「普通」となり、毎年物価高を実感することになるかもしれません。
ということは、これから毎年賃金がインフレ率に連動して上昇するか、お金に働いてもらう資産運用などを行わないと、人生に雲泥の差がついてしまうということです。
日本人の金融資産は2024年9月末時点で2,179兆円ですが、その約半分は現預金で保有されています。もしインフレが続くようであれば(その可能性は極めて高い)、現預金の価値はどんどん目減りしてしまいます。
例えば、あなたが1,000万円もっているとします。それを元手に銀行預金で、年利0.1%で複利計算をすると30年後にいくらになっているか。たったの1,030万円です。しかも、利息の30万円に対して約20%(6万円)の税金がかかります。
ところが、新NISAで毎月5万円を30年間(新NISA限度枠の1,800万円)、年利平均7.0%の投資信託商品を購入したとすると、30年後には約6,000万円になります。しかも、運用で得た利益に対する税金は0円ですから、利益分の約4,200万円はまるまる儲けです。
銀行に預金して1,030万円で終わるか、6,000万円になるかでは、老後の人生に雲泥の差がつきます。
つまり、これからは選択肢が広がる金融商品やお金について、一生懸命に勉強し、かつ実践しなければなりません。
将来、お金で困らないためには、家計管理や資産運用について必死に勉強し、実践し、自分の頭で考えた上で資産運用する力が、日本人には必要なのです。
幸い、昔と違って今は新NISAやイデコといった、お得な制度がありますから使わない手はありません。そして、実践する場合は金融機関の言うことを聞いてはいけません。
なぜなら、金融機関の言うことは大抵嘘で、あなたではなく、金融機関が儲かる商品を売りつけられるからです。彼らは利益を上げることが商売ですから、それもしかたがないと言えばそうなのですが、あなたは絶対避けなければいけません。
それでも最初の数年間は、失敗して損をするかもしれません。実際、昨年から新NISAを始めた人の何割かは、8月の日本株暴落時に売ってしまい損失を確定しました。
投資信託商品で個人が利益を得るには、「長期、積立、分散」という大原則があります。老後資金目的のための投資と考え、新NISAで投資を始めたばかりの人も言葉は知っているかもしれません。ですが、知識として知っているからといって、実践できるとは限りません。
一方で、株式投資のベテラン勢は、8月の日本株暴落時に売られ過ぎた株式や投資信託を購入し、その後に大きな利益を手にしています。
しかし、それは「授業料」だと思わなければなりません。
そうやって、自分で知識と経験を積む以外に、運用力をつける方法はないのです。自分で試してみて、また失敗の経験を生かしていくことで、自らの人生を切り拓くことができるのです。このことは、お金以外のあらゆることにも当てはまる原則です。
今回のブログはいつもと少し違う内容ですが、参考になれば幸いです。
それでは次号をお楽しみに!
