レモンの想像テスト
1月19日(水)
こんにちは。田村真二です。
今日は質問から入ります。
色ツヤ鮮やかで新鮮なレモンが目の前にある、と想像してください。
次に目を閉じて、レモンを包丁で半分に切るところを想像してください。
目を閉じたまま、レモンを5ミリにスライスします。
包丁を置いて、レモンのスライスを鼻の下に持っていき、甘酸っぱいレモンの香りをゆっくり感じてください。
次に、レモンのスライスを1枚口にくわえて、果肉を噛みます。
甘酸っぱい果汁が舌先から歯の裏へと広がり、やがて口と鼻に伝わるでしょう・・・。
ではここで想像をやめてください。
今、あなたの口のなかでは、何が起こっていますか?
もしあなたの想像力が子どものように豊かであれば、私がこのテストをしたときと同様、口の中に少し唾(つば)がたまっているはずです。
それはなぜか?
あなたの脳が、あたかも口の中にレモンがあると信じこませ、実際にレモンを口にしたときと同様に、消化を促す唾液を分泌させようとするからです。
なぜ私がレモンの想像テストをあなたに伝えたのか?
「物語(ストーリー)は効果的かつ強力な販売手法」であり、マーケティングやセールスにぜひ取り入れてみてほしいからです。
例えば、歴史の授業で習った鎌倉幕府の成立年を覚えている人は少ないと思いますが、桃太郎の物語なら頭からスラスラ言える人はかなり多いはずです。
つまり、物語は強いだけでなく、長く続く効果があるということです。
とはいえ、物語ならなんでもいいというわけではありません。
現実に起こった(起こる)出来事だと相手に信じ込ませるには、話し手は、視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚、つまり五感全体に伝わるような物語を伝える必要があります。
繰り返しますが、物語は、顧客獲得や顧客維持に欠かせないビジネスツールです。ぜひあなたのビジネスにも積極的に取り入れてみてください。
それでは次号をお楽しみに!

