あなたは1日何時間スマホを使っていますか?
2月14日(月)
こんにちは。田村真二です。
今日は質問から入ります。
あなたは1日何時間スマホを使っていますか?
こんな結果があります。
平均すると、私たちは1日3時間スマホを使っています。
もちろんそれより少ない人も多い人もいますが、中でももっとも頻繁にスマホを使う人の共通点はなんでしょうか。
700人近くの大学生を使ってスマホの使用習慣を調べたところ、次のようなことがわかりました。
被験者の3分の1は夜中もスマホを手放せないほど依存していて、そのせいで昼間疲れていました。
「ヘビーユーザー」に多いのは、タイプA(怒りっぽく、攻撃的なほどの積極性に富み、活動的な性格)の傾向があり、自尊心は低いが競争心が強く、自分を強いストレスにさらしている人たちでした。
おっとりした性格で落ち着いた人生観を持つ人〈タイプBの人たち〉は基本的にそれほどスマホに依存していませんでした。
iPodやiPhoneの開発に携わったアップル社の幹部トニー・ファデルは、スクリーンが子供たちを夢中にさせる点について同意見で、次のように話しています。
「冷や汗をびっしょりかいて目を覚ますんだ。僕たちはいったい何を創ってしまったんだろうって。うちの子供たちは、僕がスクリーン(スマホ)を取り上げようとすると、まるで自分の一部を奪われているような顔をする。そして感情的になる。それも、激しく。」
以上は世界的ベストセラーで日本でも大ヒットした、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセン著『スマホ脳』からの抜粋です。
私自身は、スマホを使う時間を正確に測定したことはありませんが、ラジコ(やポッドキャスト)以外だと、1日3時間も使うことはほとんどありません。タイプBの人間です。
著者によると、スティーブ・ジョブズを筆頭に「IT業界トップはわが子にデジタル・デバイスを与えない」と言います。なぜか?
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力の低下、学力の低下、依存症などが起きやすいからです。
最新研究が明らかにするのは、スマホの便利さに溺れているうちに脳が確実に蝕(むしば)まれていく現実があると著者は指摘しています。そしてそのことを、IT企業トップはよく理解していたのです。
例えば、スティーブ・ジョブズの10代の子供(当時)は、iPadを使ってよい時間を厳しく制限されていました。ビル・ゲイツは、子供が14歳になるまでスマホは持たせなかったと言います。
でも私たちの多くは、そのことを知ったとしても、スマホを手放すことなどおそくらできないでしょう。たとえ、過剰なスマホの使用が、うつの危険因子のひとつだと言われたとしても・・・。
ただ、アンデシュ・ハンセン氏は次のように話しています。
「今までにない数の若者が睡眠導入剤を求めてやってくる。私は、原則としてすぐには薬を処方しない。その代わり、スマホを寝室以外の場所に置くよう勧める。加えて、週に3回は身体をしっかり動かすようにアドバイスする。運動すれば早く眠れるようになるし、睡眠の質もよくなる。こうしたことを試さずに睡眠薬を導入すべきではないと考えている。」
スウェーデンでは、眠れなくて受診する若者の数が2000年頃と比べて「8倍」にもなったそうです。新型コロナで外出を控えるようになる、ずっとずっと前からです。
私自身も『スマホ脳』や『SLEEP』(ショーン・スティーブンソン著)などの本を読んだ以降、スマホを使用する時間を意図的に減らすようにしました。
特に、「夜眠る直前のスマホが深い睡眠を阻害する」ということを知った以降は、眠りにつく1時間前以降はスマホ(やタブレット)を使わないようにしています。
たったそれだけのことでも睡眠の質の向上を実感することができます(翌朝寝起き直後の気分がいい)。つまり、健康にとっていいということです。
要するに、健康のためにはスマホを長時間使い過ぎないことと使うタイミングに注意が必要だということです。
デジタル社会になったからと言って、デジタル機器から受けるマイナスの影響を私たちはよく認識しておく必要があります。
それでは次号をお楽しみに!
