本当に人々が望んでいる商品・サービスは高くても売れる
10月12日(水)
こんにちは。田村真二です。
東京都を除く46道府県で昨日(11日)からスタートした全国旅行支援に、「予約が殺到」したとのことです。
一部の旅行サイトやホテル・旅館などでは、予約サイトにアクセスが集中し、一時つながりにくい状態になるなど、Go Toトラベル開始時と同じことが起きました。
制度や対応にさまざまな問題があるのは致しかねないとして、注目すべきは、需要を創り出せば人もお金も動くということです。
近年起きている日本の現象は不景気や不況ではなく、人や社会が成熟化したことによる「正常化」の必然の過程と考えるべきでしょう。
というのは、本当に人々が望んでいる商品やサービスは売れているからです。
もし本当に不況だったら、たとえいくらか安くなったとしても不要不急の旅行などは真っ先にカットされるはずです。
全国旅行支援がスタートしたからといってすべての宿泊施設に予約が入るわけではなく、消費者は常に価値と価格のバランスを判断して予約をしているはずです。
スマホだっていくらでも安い機種があるのに、日本では高価なiPhoneのシェアがスマホ全体の5割もあります。
実際、個人金融資産は減るどころか毎年増え続けているわけですから、お金がないから買わないわけではありません。
私に言わせれば、今の状況は、企業がひとりよがりの商品やサービス、似たり寄ったりの商品やサービスを販売し、それが売れないからといって不景気だ、不況だと思い込んでいるような気がしてなりません。
先日もフィットネスクラブを経営するクライアント先から、「会員様からのご紹介でダイヤモンド会員(税別月会費10万円)の入会がありました」という連絡がありました。
このフィットネスクラブは都心の一等地にあるわけではなく、富裕層を対象にした特別なフィットネスクラブでもなく、地方にある一般的なフィットネスクラブです。
月会費もボリュームゾーンは8千円台から1万円ちょっとです。ただ私のアドバイスで、顧客の立場に立って顧客の満足度を高めるサービスを組み込んだ会員種別を2~10万円で提供したことで、会員1人当たり単価が一気に跳ね上がりました。
成熟した豊かな社会になるということは、付加価値が高くて満足度の高い商品やサービスなら、同業他社の数倍から数十倍の価格でも売れるということです。
つまり、消費者のお金に対する尺度は従来と大きく変わってきているということです。
その人から見て、「これはお金を払う価値がある」と思った商品やサービスには財布のひもも緩みますが、そうでなければ1円たりとも払わない。
このポイントをきちんと押さえておけば、新たな需要を喚起することはいくらでもできます。固定観念を打破し、発想を縦横無尽にめぐらせて、まだ満たされていない顧客のニーズを発見し、それに応じた商品開発と相応の価格をつけて販売すればいいのです。
コロナだからとか、不況だからとかと言い続け、今までと同じことをしているだけでは未来はありません。
もし今、危機的状況にあるならむしろチャンスです。ダメもとでいろいろチャレンジできるのですから。
最初から思い通りにいかなくても、顧客志向でトライ&エラーを繰り返していけば、大きな成功を手にすることも可能になります。
それでは次号をお楽しみに!
