◼︎ だいぶやわらかくなった

 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。

 

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2020年1月26日

 

丑三つ時に、足の傷を撮ってみた。

 

※それほどグロテスクではないですが

苦手な方は注意↓

 

 

 

 

 


 

 

 

もともと「傷跡がきれい」と

お声がけいただいていたが、

さらにだいぶきれいになったと思う。

(これ以上消えることはなさそうだが)

 

注目すべきは、アキレス腱付近の癒着が

相当改善したことだろう。

 

かつて掲載した、“棒時代”は

↓こんな感じだったのだが

 

装具除去54日 参照)

 

装具除去76日 参照) 

 

今はなんと!!



 

縫い跡から触っている指までの距離が

圧倒的に近くなっているのが

おわかりいただけるだろうか。

 

棒はほとんどなくなり、

「腱」らしさが戻ってきている。

(まだ多少かたくて太くはあるが)

 

治療終了後はほぼなにもせず

日々を過ごしているだけの私でも

ここまでやわらかくなった!

 

深い伸脚にもチャレンジしてみたが

こちらはあと一歩、といったところだったので

そのうちまた状態をご報告できればと思う。

 

 

そして今日はひとつ、

初期に書いていなかったエピソードを。

 

装具を卒業してからリハビリに移行した頃

思っていた以上にフツーの歩行ができず

気持ち的に不安だったり

焦ったりすることが多かった。

 

そんな中で

私のモチベーションを支えたのは、

仕事先で出会った断裂経験者の方だった。

 

その方に会ったのは、

記事にも書いた監獄部屋に泊まった時

 

直接の取引先でもなく

偶然お会いしただけの方だったが、

私より少し年上らしき男性で、

ちょうど一年前の冬に断裂され

保存療法で治療されたとのことだった。

 

見るからに

ランニングとかやってそうな方なのだが(実際ランナーだった)、

雪の日の通勤中、階段で滑って

着地した時にやってしまった…とのこと。

 

「先は長いですよー。

僕なんて1年経ちますけど

まだ片足でつま先立ちできないですもん」

 

そう言ってやって見せてくれたが、

たしかにできていなかった。

 

こんなスポーティな男性ですら

1年経っても片足でつま先立ちできない…

 

この事実は強烈にインプットされ、

思ったようなペースで治らない間、

強力に私のモチベーションを支えてくれた。

 

 

あの人でさえも1年以上かかるのだ、

私ができなくても当たり前。

 

あの人よりも早い段階で

片足で支えられるようになってきた!

 

等々…

いろんな場面で

勝手に比較対象にさせていただいた。

 

 

あの方がもし

数ヶ月で良くなった話をされていたら

きっと私は猛烈な焦りと落ち込みに

苛まれていたに違いない。

 

ご自分はつま先立ちもままならない上

知らないところで私の力にされてしまったこと、

なんだか申し訳ないようにも思うが

本当に感謝…

 

今は元気に走っておられることを

心から願ってやまない。 

 

 

そして、アキレス腱断裂で治療中の方。

治り方やスピードには

本当に個人差があると思います。

 

どうか焦らずに、再断裂だけには気をつけて

日々を過ごしていただきたい。

 

不安な時は、

元々超走ってるような男性でも

片足つま先立ちに1年以上かかることがある

という、この事例が

モチベーションアップにつながれば幸い…