◼︎ 理学療法士さんと身体の話

 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
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5月14日、リハビリ通院。

 

 

本題に入る前に。

 

 

理学療法士さんには今回初めて携わった私だが、

身体のことに関しては

子供の頃の図鑑にはじまり、テレビ番組、企画展、

整体で教えてもらったセルフケア…等々

様々なベクトルで興味を持ってきた。

 

中でも

医学生だった従兄弟に見せてもらったテキストの解剖図版写真

「人体の不思議展」の立体標本で見た

手や足の神経や毛細血管のものすごい密度

非常に印象的だった。

 

血管も神経も、木の枝みたいな分かれ方なのだが

手足の先に向かって猛烈に細かく緻密になっているのだ。

 

あれを見た時、

指先のちょっとした切り傷とか、足指の深爪とかが

なんであんなに痛いのかわかったような気がしたが

 

まさかそれを巡り巡って数十年後、

自分の足の治療時に話すとは思ってもいなかった。

 

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週末あまり動かなかったわりに、

この日は足の調子もまずまず。

リハビリも、指圧のようなマッサージから。

 

施術を受けている時、

先生が理学療法士になったきっかけについて

ちょっと聞いてみた。

 

「やっぱり、私も怪我がきっかけですね」

 

先生は子供の頃からサッカーをやっていて、

怪我をした時初めて理学療法士さんに出会ったそうだ。

 

「今でこそ理学療法士ってわかってもらえますけど、

当時は全然マイナーで。

『なりたい』と思ったものの、

親や周囲に仕事を説明するほうが大変でね」

 

で、そこから学校に入って勉強、国家試験受験&合格で

今に至るとのこと。

 

理学療法士の勉強って大変そうだと思って聞いてみたら、

解剖の授業もあるんだそうだ。

 ホルマリン漬けの標本を使った授業のことなども

話してくれて(←注:私が色々聞き出した)非常に興味深い。

 

そんな話を聞いていたら、ふと

冒頭の手足の血管・神経標本のことを思い出した。

 

「そういえば私、むかし人体展とか医学生の教科書で

手足の神経とか毛細血管の標本見たんですけど...

あの密度はすごかった!

あれだから手足ってすごく敏感なんでしょうねー」

 

「ええ、あと口の周りもね」

 

口の周り!?

 

「ええ、口まわりもすごいんですよ。

髪の毛なんてあんな細いのに、違和感すごいでしょ?

あと、銀紙噛んだ時とか、魚の骨とか

すごく小さいけど、すぐわかるでしょう?」

 

おお.....言われてみればそうだ...!

 

 

この日はこんな感じで、

理学療法士や身体の話を色々聞くことができて

個人的に(会話が)すごく充実

 

調子に乗って、

以前、肩こりや腰痛に悩まされていた時

セルフケアを極めたいと思った挙句

なぜかプロ向け(?)の筋解剖や触診・治療の書籍まで

図書館で借りたことを話したら、

 

「えっ、そんな本まで?!

興味の持ち方がすごい(苦笑)」

 

と、若干引かれた...。

 

※ちなみに、借りた本はイラストが豊富で面白かったが

プロ向けゆえ、理解するには知識が足りなかった。

 

 

足は調子も良さそうなので、

次回のリハビリは1週間後に。

 

終了後は内くるぶしの後ろに少し痛みがあり、

帰宅する頃には今までになく

足底(土踏まずの後ろ)が腫れたような痛みも。

 

帰宅後、テニスボールで足裏をマッサージして就寝したが

翌日もまだ軽い痛みは続いた。

 

 

最後に、この頃の腱付近の動画を。

以前書いた「棒」(装具除去54日目参照)の様子が

わかってもらえるだろうか。


 

ちなみに、左足はこんな感じ。


 

なかなか硬さがとれないが、

地道にやっていこう...

 

 

次回につづく。