◼︎恐怖とともに立つ
 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。

 

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転倒のせいでダウナーに過ごしつつ、

装具装着の12月19日 水曜日がやってきた。

 

「装具、届いてますよー」

 

装具、初対面。

思っていたよりもナチュラルなカラーリングで、

素材感といい、どことなく

無印チックな一品...

 

「このタイプは初めて見たなー。

僕が今まで見たやつは

はずかしいくらいスポーティなやつと

もっとダサい感じのやつだったから。

いいじゃないですかー、コレ」

 

先生はそう言っていたが、

はずかしいくらいスポーティなやつって

どんなの...(苦笑)

かえって気になる。

 

早速、ギプスをとって装着。

が、先生...

 

「んー、これでいいのかな...?

このシールみたいの、なんだろ...?

まぁ、こんな感じだよね...?」

 

なんかすっごく不安。

やっぱり、技師さんいる時の方が

よかったんじゃないのかなぁあああ。

 

「はい、じゃあ立ってみましょうか」

そばで看護師さんが補助してくれる。

 

 

怖いっ.......!

 

 

全然力をかけられない。

松葉杖のおかげで

なんとか立っていられるが、

圧倒的に不安定...

 

「気をつけてください!

最初は違和感もあると思うんで、

松葉杖で少しずつ...」

 

診察室の中で、

数歩試し歩きしてみる。

 

やはり怖い

 

「うんまぁ、徐々に慣れると思いますよ。

松葉杖なしで歩いちゃう人もいますし。

 

これから1週間ごとに、

ヒールを減らしていきます。

ヒールもね、自分で取っちゃう人も

いるくらいんなんでね」

 

いや、そんな度胸ありませんって。

 

ぎこちないヨチヨチ歩きのまま、

診察室を出る。

おそらくハタから見ても

松葉杖慣れしてない人

逆戻りしたような感じで、ため息が...

 

その後、来た時以上に慎重に、

少しずつ歩きながら

タクシーで出社。

 

「おおー、ギプス取れてよかったじゃない!」

先輩の言葉が心に響く...。

記念に、装具の足を撮ってくれた。

 

 

「無印チック」の雰囲気、

おわかりいただけただろうか...?

 

ちなみに、

外を歩く時は専用のカバーを着ける。

会社でも、ずっとカバー付きで過ごす。

 

この装具とは、これ以降

1ヶ月以上付き合うことになり

徐々に愛着が湧くようになった。

 

 

 

次回につづく