大井第二球技場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森第二球技場
開場年不明
閉場年2018年
集客可能人数5000人
アクセス大井競馬場駅前(東京モノレール))より徒歩約15分
中央公園バス停(京急バス森22系統)より徒歩約5分
八潮南バス停(京急バス品91・井92系統)より徒歩約5分


(写真は、2014年11月1日、Xリーグの東京ガスクリエイターズ対大洋ビルマネージメントクレーンズの試合から)
 




上:スタジアム外観
中央:グラウンドの眺め
下:メインスタンド

東京都の品川区と大田区の境を跨ぐようにして存在する、大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森の施設で、アメフトの公式戦の会場になることが多かった球技場。正式名称は長いので、大井第二球技場と呼ばれることが多かった。

人工芝の球技場で、収容人数は5000人ほど。メインスタンドには1000人ほどが座れるスタンドがあり、後は全て芝生席である。クオーターごとのスコア、ダウン数、プレイクロックなど、アメフト専用の計器が完備された電光掲示板があるので、アメフトの会場としてのインフラは充実していた。

観戦環境も、(屋外競技観戦の宿命とはいえ)屋根がほとんどなく雨が降ると辛いというマイナスはあるが、試合は見易かった。日本のアメフト界では集客人数が多い野球場が試合会場に使われることが多く、シーズンの佳境の試合は東京ドーム横浜スタジアム、そして甲子園などで主催されることが多い。だが、長方形のアメフトフィールドを扇形の野球グラウンドに埋め込むと、客席からは試合が見づらい。やはりアメフトは長方形型のフィールドの周りにスタンドが取り囲んでいる形の競技場の方が見易いことは言うまでもない。

だが、フィールドの周辺がフェンスではなくて金網で囲われており、バックスタンド側からフィールドの中が丸見えだったので、お客さんからお金を取って試合を見せるレベルのイベントの会場には即さなかった。この時はXリーグの試合を行ったが、その後は社会人も大学生もあまりここを使っていなかったのは、そういった事情があったからだろう。

このような事情から、競技スポーツの公式戦で使用される頻度が低く、2020年東京五輪のホッケー競技の会場を新設することになり、第一球技場と一緒にこの競技場は閉鎖されることが決まった。第一球技場は2017年12月に、第二球技場も2018年4月に閉鎖され、2019年の夏に大井ホッケー競技場が開場した。

アメフト以外だと、サッカーやラグビー用のラインも引かれていたので、これらのスポーツでも利用できた。また、ラクロスでの使用頻度も高かった。




上:大井陸上競技場
下:大田スタジアム

大井ふ頭中央海浜公園は、他にも大田スタジアム、野球場(軟式含む)6面、陸上競技場、球技場2面があり、ウォーキングコースや広場、磯などが備わっており、区民の憩いの場となっている。特に大田スタジアムは高校野球など競技レベルの大会で頻繁に使用されるので、野球ファンには馴染みが強いかもしれない。公園は大田スタジアム以外は東京都港湾局の所有であり、日比谷アメニス南部地区(18公園)グループが指定管理者として管理運営を委託されている。

最寄駅は東京モノレール大井競馬場前駅で、ここから歩いて15分ほど。ちょっと遠い上に、東京モノレールは初乗り200円とちょっと高い。また、公園しかないところなので、食事の調達が困難なところがあり、都心にある割には少し不便な感がある。まあ、それでも都心の真ん中にあるので首都圏の県の地方球場ほどではないが。食事に関しては、試合前後に東京モノレールが乗り入れる浜松町周辺で食事をとるのが一番無難である。







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大井第二球技場の紹介(大井ふ頭中央海浜公園スポーツの森公式ホームページ)