江戸川区陸上競技場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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江戸川区陸上競技場
開場年1984年
集客可能人数6950人
アクセス西葛西駅(東京メトロ東西線)から徒歩約15分
葛西臨海公園(JR京葉線)から徒歩約25分
清新第三小学校前バス停(都営バス西葛27系統)より歩いてすぐ


           


上:バックスタンド
下:同メインスタンド

(写真は2014年11月15日・関東大学ラグビーリーグ戦より)

1984年に開場した、江戸川区の陸上競技場。ゴール裏は芝生席だが、メイン・バックのスタンドに座席がついている(だが、収容可能人数は7000人弱とあくまで規模は小さめである)。江戸川区が所有し、株式会社オーエンスが指定管理者として管理運営を行う。

日本陸連三種公認競技場なので、都大会レベルの公式戦であれば各種年代の大会が主催できる。陸上競技を開催していない時にはサッカーやラグビーなどの試合を主催している。ご近所の夢の島陸上競技場がどちらかというとサッカーに特化しているところがあるのに対し、江戸川区陸上競技場は色々なスポーツで使われている。ラクロスにおいてこの競技場は聖地のような扱いを受けており、12月の全日本選手権の会場となる。

Jリーグ開幕に伴い三菱がプロ化するときにこのスタジアムを増改築して本拠地にしようかと検討したようである。だが、写真を見ていただくとわかる通り、この競技場は周囲を団地に囲まれた住宅地で、しかも首都高が真横を通るという立地。とても増改築するスペースがなく、そこで浦和にフランチャイズを置くことを決断したようだ。

その後、アマチュアサッカー界の強豪・東京ガスがここをホームグラウンドとしたが、プロ化してFC東京になった時には調布に大規模スタジアム(味の素スタジアム)が建設されていたので、メインスタジアムはこちらになった。味の素スタジアムの建設が終わるまでは西が丘駒沢陸上競技場とともにここも仮ホームグラウンドとして使われていたが、それ以後は基本的にはプロのサッカーの試合では使われなくなっている。

以後は、サッカーでもラグビーでも学生の大会を中心に開催されてきたが、2022年1月にラグビーのプロリーグが発足することが決定すると、クボタスピアーズ船橋・東京ベイがこの競技場をホームグラウンドに指定した。だが、プロスポーツのスタジアムとしてはやや集客能力が小さいので、現在チームと江戸川区の間でスタジアムの改築について交渉されているようである。

観戦環境としては、メインスタンド側からピッチの距離が遠いように感じられた。バックスタンド側には屋根がないが、天候が許す限りはこちらに座った方がいいだろう。

最寄り駅は東京メトロ東西線の西葛西駅で、ここから歩いて15分ほど。JR京葉線の葛西臨海公園駅からでも20分ほどで歩けるので、交通の便はまあまあだが、住宅地を歩いていくのでやや迷いやすい。この日のラグビーの試合では食べ物の売店も出ていたので、イベント次第では食べ物が現地調達できるようだが、必ずしもすべてのイベントでそうだと言うわけではなさそうなので、駅前で調達してしまった方が安全かもしれない。

             


上:この日の第1試合。日大対立正大
下:同第2試合、流通経済大対大東文化大

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江戸川区陸上競技場の公式ホームページ