ロッテ浦和球場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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ロッテ浦和球場
開場年1989年
集客可能人数300人
両翼・中堅両翼96メートル、中堅122メートル
フェンス高さ不明
フィールド内野クレー舗装、外野天然芝
アクセス武蔵浦和駅(JR埼京線・武蔵野線)から徒歩約10分
武蔵浦和駅バス停(国際興業バス浦81、南浦80、武浦01、02、02・2、80系統)


(写真は、*1となっていれば2018年4月28日イースタンリーグ・千葉ロッテマリーンズ二軍対埼玉西武ライオンズ二軍の試合から。*2となっていれば2018年6月14日のイースタンリーグ・千葉ロッテマリーンズ二軍対埼玉西武ライオンズ二軍の試合から)




上:ロッテ浦和球場の入り口(*1)
下:球場に隣接されている室内練習場(*2)

プロ野球千葉ロッテマリーンズの二軍本拠地。

ロッテは元々東京都青梅市を二軍の拠点としていたが、川崎の一軍本拠地や合宿所のあった埼玉県狭山市からの交通の便が悪かった。このことから、1988年に寮と二軍用練習場を当時の浦和市(現在はさいたま市南区)にあるロッテ浦和工場の敷地内に移転し、ロッテ浦和球場もこのときに作られた。両翼96メートル、センター122メートル、外野は天然芝、内野はクレーと黒土の混合土で、外野フェンスにパネル式のスコアボードがあり、バックネット裏とスコアボードの横にカウント表示装置がある。

ロッテは1992年に一軍本拠地を千葉市に移転するが、二軍の拠点は移転していない。1993年のJリーグ開幕以降、プロ野球チームのフランチャイズ意識も高まったことから、二軍の施設を千葉県に移転する構想が出ているようだが、取り壊し・再建設にかかる費用と手間を考慮して具体化には至っていない。現状では、千葉県内の地方球場で年に数試合二軍戦を組むだけにとどまっている(なお、地方球場で二軍戦が行われる場合は、ロッテ浦和球場の時とは違って入場料を取られる)。ちなみに、ロッテ浦和球場はマリーンズが直接管理運営している。








上:三塁側からホームベース方面を臨む(*2)
中上:一塁側からホームベース方面を臨む(*2)
中下:三塁側から外野フェンスを臨む(*2)
下:一塁側から外野フェンスを臨む(*2)

お客さんに試合を見せることよりも選手の育成を重視した施設であり、観戦料金を取らない代わり観戦環境はかなり悪い。プロ野球の二軍本拠地で、試合を無料で見られる球場は他にヤクルト戸田球場西武第二球場があるが、それらと比べても全体的な環境は劣っていると言わざるを得ないだろう。観客が入れるのは一三塁側のベース周辺にある土手に設置された客席(全部で300席ほど)だけ。観戦スペースが狭いので、お客さんが多く来る週末は人が溢れる。観戦環境としても、観戦スペースはちょっとした土手にすぎないので試合を俯瞰で見るには高さが不十分な上に、ネットや入場口の扉のフレームが視界に入るので余計見にくい。








上:祝日の試合観戦の様子。写真の左端にバッター、右端にピッチャーがいるのが解るだろうか。ただでさえ試合が俯瞰で見えず、ネットと扉のフレームが視界に入って見づらいが、混んでいると他のお客さんの頭も視界に入る(*1)
中上:三塁側からの試合の眺め。平日の試合だと、まだ座って試合を見る余裕がある(*2)
中下:一塁側からの試合の眺め(*2)
下:三塁側ブルペン(*1)

正直観戦環境があまり良い球場とは言えない球場だが、それでもプロの選手がものすごく近い距離で見られるという、質素な造りの二軍本拠地だからこその魅力が詰まっていることは事実である。客席のすぐ裏にブルペンがあり、選手達が素振りをする音も聞こえるくらいの距離である。

プロ野球の二軍本拠地は交通の便が悪いところにあるものも多いが、ロッテ浦和球場はJR埼京線と武蔵野線が通る武蔵浦和駅から歩いて10分ほどなので、二軍本拠地にしては悪くない。東口から降りて、線路沿いに南に歩いて行けば線路を挟んだ逆側にロッテの工場が見えてくる。その先に球場があるので、迷うこともないだろう。武蔵浦和駅前はファストフードのお店やファミレスが多く、食事場所にも困らない。

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ロッテ浦和球場の紹介(千葉ロッテマリーンズ公式ページより)