CAR3219 FIELD(カーミニークフィールド)/西武第二球場 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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西武第二球場
開場年1979年
集客可能人数不明
両翼・中堅両翼100メートル、中堅122メートル
フェンス高さ不明
フィールド内野クレー土、外野天然芝
呼称の変遷西武第二球場(1979-2020年)
CAR3219 FIELD(カーミニークフィールド)/西武第二球場(2020年-現在)
アクセス西武球場駅(西部狭山線・山口線)から徒歩約5分


(写真は全て、2017年6月11日に行われた、埼玉西武ライオンズ二軍対武蔵ヒートベアーズ[独立リーグBCリーグ所属]の試合から。いずれも2019年10月から2020年6月までの間に行われた改修工事前のものである)





上:球場へと続く階段の横に、申し訳程度に貼ってある球場案内
中央:外野のパネル式スコアボード。その背後にあるのが選手寮「若獅子寮」
下:ホームベース裏から試合を臨む

西武ドームのすぐ隣にある、埼玉西武ライオンズの二軍球場。

ライオンズが所沢に移転してきた1979年に、西武球場と一緒に開場。敷地内には、選手寮「若獅子寮」もある。当時は両翼95メートル、センター120メートルだったが、1999年に両翼100メートル、センター122メートルの国際基準に拡張された。2019年10月から2020年6月に行われた改修工事の前は、外野のセンターにはパネル式のスコアボードとストライク・ボール・アウトカウンターがあり、バックネットの上段にもカウンターがあるだけの質素な造りだった。お客さんに試合を見せることなど二の次といった感じの球場で、一三塁側にベンチが並んでいるだけ。500人も来ればパンクするだろうと思われるほど一般観戦用のスペースが狭く、しかもグラウンドが俯瞰で見れないので、試合は見辛かった。三塁側が高台になっているのでまだいくらかましだが、フェンスがグラウンドを囲っているので見づらいことには変わりない。球場の周辺が木や草に覆われているため、結構虫が多いのにも辟易したものである。

選手や監督・コーチの声が聞こえてくるくらいの距離でプロの選手のプレーが見れるという、二軍本拠地のメリットも存分にあったが、さすがに環境が悪すぎるということで、2019年10月からグラウンドの大々的な再築が始められ、2020年7月に再オープン。開場前に中古車の取引を専門とするCAR3219(カーミニーク)社と命名権契約を締結したので、開場と同時にCAR3219 FIELD(カーミニークフィールド)の愛称がついた。

2020年以後は、240人が座れるバックネット裏のスタンドと大型の電光掲示板を新設し、外野の裏にサブグラウンドとブルペンが設けられた。2020年はコロナウイルス感染拡大の影響で、ライオンズのイースタンリーグ公式戦は全て無観客で行われたので、ファンがここで試合を見ることができるようになったのは2021年のイースタンリーグが開幕してからである。改修前はファンも自由にスタジアムの外から試合が見れたが、以後は入場料を取るようになった。

ちなみに、隣にある西武ドームが西武ライオンズの所有であるのに対し、第二球場は西武鉄道が管理運営している。どちらも同じ西武グループ傘下ではあるが、少し不思議な管理体系である。






上:三塁側の通路兼観戦場所。ベンチが置いてあるだけだし、正直狭い
中央:投球練習をする佐藤勇投手
下:三塁側から試合を臨む。右手側に西武ドームがある

西武ドームの隣にあるので、最寄駅も西武狭山線及び山口線の西武球場前駅になる。電車から降りて改札を出て、西武ドームを左手に見ながら(西武ドームの三塁側)、駐車場を歩いていくと、ライオンズのグッズストアと狭山スキー場が見えてくる。そこを通り過ぎ、見えてくる丘の上に西武第二球場がある。迷わなければ5分くらいで着くだろう。

所沢は都心からはかなり遠いので、近隣に在住していない限り二軍戦だけのために来るというのは覚悟がいる。むしろお勧めしたいのは、二軍戦と一軍戦が所沢で同日に開催される日に、一軍戦が始まる前に第二球場に立ち寄ることである。一軍と二軍の試合が同日に行われることはそう多くはないが、それでも二軍が昼時に試合をして、一軍が夜からということが1年の内に数回あるので。西武ドーム周辺には食事処が非常に少ないので、食事の出店が出る一軍の試合のときの方が調達も楽である。

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