『21世紀の夢の超特急をカタチにしたら、こうなりました。』
営業最高速度:320km/hのための斬新な先頭車両のロングノーズ、
「常磐グリーン」と「飛鳥ホワイト」に「はやてピンク」と派手な塗装・・・
何においても奇抜な存在で大きな印象を与えたのがE5系でした。
特に新幹線初のファーストクラス導入が大きな波紋を呼びましたね。
それが「グランクラス」、1編成に18席とかなり敷居の高い区分。
何をとっても21世紀の日本の新幹線技術の集大成と言うべきです。
今回はそんなE5系に短いながらも2010年延伸区間で乗ってきました。
延伸区間というのは八戸~七戸十和田~新青森の3駅81.8kmの区間、
全長26.455kmの八甲田トンネルや特徴的な三内丸山橋梁が見所です。
新名所が増えた東北新幹線、どんな様子がそこにはあるのでしょう?
はやぶさと命名されたE5系、東海道の青い翼は今東北に蘇る―――!
というわけで前回の続き、最終日ははまなす車内からです。
【第7日目 8/31(Wed)】
青森05:46~(奥羽本線 特急つがる2号 弘前行き)~05:51新青森
新青森06:14~(東北新幹線 はやぶさ404号 東京行き)~06:37八戸
八戸07:13
~(青い森鉄道・いわてIGR銀河鉄道 普通 盛岡行き)~09:00盛岡
盛岡09:06~(東北本線 普通 一ノ関行き)~10:33一ノ関
一ノ関10:54~(東北本線 普通 仙台行き)~12:38仙台
■東海道の青い翼、東北の緑の翼

目が覚めると既に朝、車窓からして津軽線を走っているようでした。
数日ぶりに稲作地帯を見れて安心感とどことなくもの寂しい感じ・・・
8/31はこの遠征も最終日、北海道から離れて帰路につきます。
北海道上陸がついさっきのようにまだ思えてなりません。
さて最終日は、行きでは羽越本線経由だったので帰りは東北本線経由、
東北本線を使ってひたすら東京へ南下して行きます。
しかし、ただただ東北本線を南下するというのはつまらないですよね。
というわけで、今回は郡山から水郡線に乗り、常磐線経由で向かいます。
でもやっぱり郡山まで東北本線を南下してもつまらないですよね。
(現に、東北本線ひたすら北上は去年の夏にやって分かったので・・・)
というわけで、東北新幹線の最終開業区間:新青森~八戸に乗ります!
さらに乗車する列車は新青森駅の1番列車である「はやぶさ404号」、
すなわちたった短い区間ですがE5系に乗れちゃうというわけです!!
最新の技術を用いた車両で最新の技術を用いた線路を走ります。
ふと携帯の時計を見ると、もう青森に着くはずの時間でした。
しかし列車はまだ新油川(信)すら通過せず、田園地帯を進んでいます。
やがて数分後に終点の青森到着放送が入り、遅れの情報が入りました。
どうやら津軽線貨物列車の影響により数分遅れで運転しているそうです。
青森からはすぐ6分後の特急つがるに乗らなければならない・・・
間に合うかどうか心配でしたが、案の定接続してくれるようです。
さらに入線番線変更で特急つがるの向かい側のホームに到着とのこと。
とりあえずはやぶさには間に合うようなので、一安心です(汗)
列車は減速して行き、青森駅に到着です。さあここからが大変・・・
やはり誰も考えている事は同じのようで、はまなすから降りてきた客は
ぞろぞろと反対側に止まっている特急つがるに乗り込んでいきます。
見たところ既に自由席はほぼ埋まっていた状態、さらにはまなすの客。
座席は勿論全部埋まり、デッキは東京の朝ラッシュ時間帯並みでした。
一応、なんとか自分の分の座席を確保して座れましたが・・・^^;
東北新幹線の新青森駅開業で青森~新青森間は特急列車でも
青森~新青森間の普通乗車券のみで乗れるようになっています。
そのため、新青森駅へ向かう乗客でこの区間は大抵込み合います。
5分後、新青森に到着すると乗客の約半分が降りてきました。
やはりはまなすから流れてきた客の大半は新幹線を利用するそうです。

新青森駅に到着しましたが新幹線まで時間があるので少し散策します。
それにしてもコンコースからまだ新しい雰囲気がします。
駅はどこもキレイで新幹線停車駅らしい新しい駅になっています。
(というより着工前のちゃっちい駅舎とのギャップがすごい・・・^^;)
改札で乗車記念のスタンプを押してもらい、改札口を出ます。
するとロータリーもきれいに整備されていていかにも新幹線停車駅!
しかし残念なのは駅自体が青森市の西端に位置しているということ。
そのために駅前はレンタカー屋しかなく、妙に閑散としています。
その周りは住宅地で、この辺りからは新幹線停車駅とは感じ難いです。
閑散様は聞いていましたが、実際に見て思いのほか驚きです・・・

そこまで遠くにはいけないのでもう駅に戻るとしましょう。
そういえば新幹線のピクトグラムがE5系になっていますね。
ちょっとしたところで新時代の東北新幹線アピールとは芸が細かい(笑)
改札内に入って列車を待つとします。
今回使う切符は「新幹線特定特急券」です。
第3セクター区間になっている青森~盛岡間の特急列車の役割として、
通常の新幹線運賃とは少し安い運賃で新幹線に乗れる切符です。
ただし新青森~盛岡間相互発着の場合で、指定席に自由に座れます。
・・・いやいや「指定席に自由に座れる」って矛盾してるでしょ?
実はそこが「新幹線特定特急券」の大きな特徴なんです。
本来、東北新幹線は全車指定席で自由席は設定されていませんが、
特定特急券ならば空いている席にどこでも座ることが出来ます。
それが特定特急券が少し安くなっている理由なわけですね。
というわけで、入線より早めに適当に5号車の乗車口に並んでおきます。
そして・・・

発車10分前、E5系が車両センターから堂々と入線してきました!
やはり最初に目に付いたのは、E5系の特徴であるロングノーズ。
これがまた長~~~いんですね(笑)
初めて真直にE5系を見たのですが、予想以上の長さでビックリ。
撮影しようと思ったのですが、あの鼻が構図に収まってくれません・・・
さすが営業最高速度320km/hを出す日本の最先端技術です。
そしてその次に目に付いたのは、やはり塗装。
緑と白とピンクとはなんとも奇抜で異端な外見ですね。
だから列車名公募の時にネトキャラの名前が第2位になるんだろうけどw

というわけで早速、車内には行って座席をとることにしましょう。
入線して1分後するとドアが開き乗客はぼちぼち車内に入っていきます。
まあ朝の1番列車なのでさほど乗車率が高いわけではありません。
・・・と思いきや、5号車誰もいなーい!!
またまたはまなすと同じアングルで撮影することが出来ました。
E5系は山側は2列シート・海側は3列シートになっています。
座席の硬さは「JR東日本」を思わせられるあの感覚。
しかし頭部には空気枕があり、長距離でもまあまあ快適そうな感じです。
とりあえず誰も乗ってこなさそうな感じだったので、適当に2列シートで、
ちょうど4人だったので2人・2人に分割して車両中央に座りました。
発車までもう少し、E5系の走りに期待します。
そしてまもなく、音もなくドアは閉まり列車は新青森を定刻通りに発車。
結局5号車には自分たちのグループ4人しか乗ってきませんでした(汗)
でもやはりさすが新幹線、あっという間に高速域に達します。
列車はひたすら南へ、やがてすぐにトンネルに入ります。
実はこの間に、最大1スパン長が150mの「三内丸山橋梁」を通りますが、
車内からではただの白いロープ?の張ってある橋としか分かりません。
因みに、八戸~新青森間には散水消雪設備や新型スラブ軌道などの
次世代技術が駆使されていますがそれも車内からでは分かりません。
このトンネルは約3kmと短く、トンネルを抜けると景色は一気に変化。
市街地だった車窓はちょうど扇状地あたりで田んぼが広がります。
しかしそれもすぐトンネルの中に入ってしまい見られなくなります。
それこそが日本最長を誇る全長26.455kmの八甲田トンネルです。
青森県を東西に分担する八甲田山から半島にかけて伸びる山をくぐり、
青森県東側の大都市:八戸へと繋がっているトンネルです。
因みに今までは、これまた東北新幹線のいわて沼宮内~二戸間にある
延長25.805kmが日本最長を誇っていたトンネルでした。
今回の延伸はそんな日本一を新しく樹立した次世代技術の集大成。
そんなトンネルを足早に抜けると・・・そこにはまもなく七戸十和田駅。
まだまだ新しい駅舎を通過すると、後はひたすら平野部を走ります。
沿線には田んぼが多く、いかにも本州に帰ってきた感じがします。
そしてゆるやかに右へ曲がっていくと、八戸に到着します。

というわけでたった2駅23分でしたが、八戸で下車します。
短い時間でしたが次世代の新幹線に乗れて満足です^^
やはり新幹線、特にE5系で加速度がすごいです。
今度は全区間をグランクラスで乗ってみたいものですね。
そういえば、5号車はどこか途中から団体でおさえているのでしょうか?
結局、終始自分たちだけでなんとも静かな車内でした。
■ロングシートの過酷旅?3
八戸からはひたすら東北本線を南下していきます。
これから乗る列車は青森方面からの列車なので、入線は発車の少し前。
改札口で乗車記念のスタンプを押してもらい、改札外の待合室へ。
何もすることがないのでしばらくここで発車の10分前まで待っています。
まあすることと言ったら併設されてるお土産屋の物色程度ですけど・・・

結局なにもせず20分ほど時間を潰して駅のホームへ向かいました。
ここからは勿論、「北海道&東日本パス」を使います。
念の為、早めに並んで座席を確保することにしましょう。

そういえば足元に789系の乗車案内がまだ貼り付けてありました。
新幹線延伸に伴って、八戸始発から新青森始発に変更になりましたが、
まだここに新幹線延伸前の名残があるとは・・・。
やがて待つこと数分、発車の約3分前に701系が入線してきました。
今回はいわてIGR銀河鉄道塗装・・・まあ内装に違いはないですが・・・
ドアが開くと、学生・学生・学生・・・
もう学校が始まっているのか、大量の学生がぞろぞろと降りてきました。
おかげで車内は空っぽ状態。運良く空いたボックスを確保できました。
因みに、車内は片側ボックス・片側ロングと変った配置になっています。
去年は「701系=ロング」のイメージを植えつけられたコンボでしたが、
ようやく701系のボックスシートにありつけました・・・
とりあえず乗った車両と駅看板を撮影。さっさと車内に戻ります。
するとまもなく、関東では既に懐かしくなったIGBT音を響かせて発車。
ここから列車はひたすら山の中を走っていきます。
それにしても1年前も同じような風景を見たような・・・
そんなことやら考えていたら気が付くと盛岡の手前でした。
まあすなわち疲れがどっと溜まってて寝てしまったというわけです(汗)
1度乗ったことのある区間ですから寝ても大して問題はないですけどね。
(なんか朝から乗る列車は毎回寝てる気がしますが・・・^^;)
盛岡では6分乗換え。時間がほとんどありません。
未だ駅員が作業する改札をのろのろスピードで抜けてコンコースを歩き、
迷いながらもJRの改札にたどり着き階段を下りて列車に乗ります。
なんとか間に合いましたが、座席は空いてなかったので立つことに。
折角なので前面展望(まあ要はかぶりつき)することにしました。
列車は新幹線の高架橋と合流して住宅街の中を走っていくと、
さすが東北は米どころ、すぐに田んぼの中を走るようになります。
でも田んぼが多いのに街がいたるところに出来ている・・・
大抵駅の周りは街が多いですが所々に集落が形成されています。
そしてその周りにはやっぱり1つ残らず田んぼが広がる風景。
実を付けたたくさんの穂が並んでいて秋の近づきを思わせられます。
そんな風景は花巻空港のすぐ傍まで広がっていました。
因みに花巻空港へは厳密には釜石線の似内の方が近いそうです(苦笑)
そんな花巻空港"駅"の次は東北屈指の都市:花巻に到着です。
花巻城城下町として昔から栄えてきた花巻は近くに新幹線もとまる街。
新幹線利用客と空港利用客も利用し,かなりの乗降客数を確保します。
やはり多くの乗客が乗り降りし、50%入れ替わったところで列車は発車。
また田園風景を進みますが、すぐに次の都市は北上に到着します。
花巻からほんの数分、新幹線停車駅でもありこれまた大きな駅です。
しかしやっぱりそんな大きな駅でも川1つ渡ればそこは田園風景。
山の間を流れる北上川と並走しますが、土地あれば田んぼ・田んぼ・・・
どこまでも変わらない景色の中を、近くに新幹線も停車する水沢や
世界遺産新規登録で有名な平泉を通りながら列車は進んでいきます。
平泉を過ぎると、終点の一ノ関は目の前です。

というわけで、一ノ関に到着です。
ここからはまた東北本線に乗り換えてまだまだ南下していきます。
左側のドアから降りて階段を渡り反対側のホームへ乗り換えます。

701系 F2-106
そこに待っていたのは・・・やっぱり701系、東北色でした。
とりあえず一ノ関では時間があるので、改札外の売店へ向かいます。
まあ何せ朝から何も食べていないものでして・・・(^^ゞ
それと盛岡で出来なかった分の撮影もしておきましょう。
改札外の売店で軽食を買って、駅看板やこれから乗る列車を撮影。
予め座席をとっておいたので戻って軽食に手をつけて発車を待ちます。

因みに奥の方に見えるのは今まで乗ってきた701系。
手前に大きく写っている東北色の701系はこれから乗る列車です。
あの紫色は盛岡車両センター・東北色は仙台車両センター所属です。
一ノ関を発車すると、しばらくして上下線で離れて走るようになります。
山の中を走っているためか、周囲の風景には田んぼ1つありません。
しかしそれも隣駅の有壁まで。やっぱり田園風景が広がります。。。
途中、陸羽東線と石巻線が合流し留置線も持つ小牛田を通りますが、
やはりその周囲には広く田んぼが広がっています。
しかし、やがて松島まで来るとリアス式海岸の地形を走るようになり、
田んぼは一切見られずそこに見えるのは・・・荒果てた土地でした。
この周辺は海岸近くのため、地震による津波でほぼ壊滅的状態。
昔から歌われてきたあの松島の光景は、既にそこにはありませんでした。
折角守り抜いてきた風景が無力な津波によって破壊されてしまう・・・
瓦礫と悔しさが残る光景に、ただただ呆然とするしかできませんでした。
そんな松島を見ながら進むと住宅街が見えたと思いきやトンネルに突入、
そのトンネルの先には塩釜、仙台市街地の東端部へと進みます。
厳密には塩釜市ですが、街の中心から住宅地はここまで延びています。
ここからは国府多賀城・陸前蔵王・岩切・・・とこまめに停車するように。
岩切を発車すれば仙台市、本格的に中心部へと突入してきます。
沿線にはひたすら住宅街とさすが東北第1位の都市ですね。
その風景も住宅街からビル群に変わっていくと、終点仙台に到着です。

東北第1位の都市は仙台市、列車の終点に到着です!
やはり仙台駅、乗降が激しく東北の中心都市に来たと実感できます。
仙台ではまだまだ東北本線を南下するため快速シティラビットに乗換え。
が、乗り換え時間はかなりありますしちょうど昼食の時間帯です。
というわけで、仙台で駅弁を調達して快速の車内で食べるとしましょう。
仙台で駅弁と言ったら・・・あの有名な"あれ"ですよね!!
続きは次回、「北へ、北海道へ・・・2」もラスト、完結編です!
最後の最後にトラブル発生、そして大幅予定変更・・・?














































































