夫は「王子」、息子は「くーが」、娘は「みぃ」と「ふぅ」。 -144ページ目

報告⑨-キズナソング-

人生の大きな決断をした2人。
決断をした後の2人は、びっくりするくらい晴れやかな気分でした。

そしてあまりにも運命的すぎるこの状況に、
あらためて想いを馳せる2人。

「やっぱり俺達、運命で結ばれているんだね。」

サブタイトルにかいた「キズナソング」
あたしが好きなバックホーンの曲で、
唯一、バクホンを知らない人にも大プッシュで紹介できる名曲。
王子にもこの曲だけは紹介していて、
しかも気に入ってくれて毎日車で聴いてくれていました。

おなかの中にベイビーちゃんがいると車の中で伝えた時も
流れていたのは「キズナソング」。
今にして思えば、このおなかの中の子は、
私と王子をずっとずっとつなぐためのキズナ。
そんな意味があるんじゃないかなぁと思ったわけであります。
驚くべきことに、大親友Fちゃんは、
こんなエピソードがあると知らずに「キズナソング」
私に贈ってくれていたみたいです。
やはり・・・ここにも運命を感じてしまうのです。

2人で決断したあと、何しろ順序を踏んだわけでもないし、
問題は山積みだけど、とにかく動かなくちゃ!!と言うわけで、
ここ2週間、親を説得したり、会社に報告したりと、
ばたばた動いていたわけです。
で、本日やっと両家の家族同士が揃い、
話もまとまったわけで皆様にご報告できるようになりました!!

この2週間の動き(両親に報告、説明、説得とか、
会社への報告とか・・・)本当にすごかった・・・
これからももっと大変になるけれど、
とにかくおなかの中にいる2人のキズナである
ベイビーちゃんのためにも力を合わせて頑張っていきます。

今週の土曜日、9月9日に入籍する予定です♡
大安&2人が付き合ってちょうど50日目らしい・・・
50日・・・改めて数字にするとすさまじい・・・
でもあたしも王子も決めたんです!!
みんなのなかで伝説になるよ(笑)

というのが報告です。

今週末から名字も変わり、第二の人生が始まるわけですが、
これからも変わらず皆様仲良くしてください!!
暖かく見守っていただけたら嬉しいです(^^)

これからは新婚&妊婦日記になると思うので、
暇があったらまた見てください!!

ではでは、なが~~~~い日記を読んでいただき
ありがとうございました!!!!!

報告⑧-決断-

「ねぇ王子。あたし、生むって言ったらどうする?」

ちょっと赤くはれた目で私を見つめる王子。

「俺こんな状態でさやかを今すぐ幸せにするなんて言えないかもしれない・・・
けれど、さやかがそう決断するなら、絶対にさやかもおなかの子も全力で守る。
そして、必ず幸せにするよ・・・」

って言ってくれました。

この言葉で私の中で「生む」って気持ちは100%になりました。
そのとたんおなかのなかにいるであろう
新しい命に対する責任感のようなものが湧いてきました。

「王子、ありがとう。でも、あたしは一人でも生んで
育てていく覚悟で生むって決断するよ。だから、
王子も良く考えて。自分の人生でもあるんだから・・・」

と伝えました。王子に伝えた通り、一人でも生んで育てていく!
って覚悟じゃないとこの状態で「生む」なんて考えちゃいけないと思ったし、自分の中でもけじめがつかないと思ったわけです。

「えっ、じゃぁ、さやかの未来に俺はいないってこと?」

と不安がる王子。

「ちがうよ。王子と2人で歩んで行きたいけれど、
王子にとっても人生における大きな大きな決断でもあるんだから、
良く考えて、後悔しないように決断してほしいんだ」

「そっか。でも、俺も決めたんだ。
1ヶ月っていう短い期間かもしれないけれど、
今この状況でも、さやかとずっとずっと一緒にいたいっていう
気持ちには変わりは無い。だから、さやかも、おなかの子も
全力で守るから!」

「わかった。ありがとう(うるうる)
じゃぁ一緒に頑張って行こうね。」

「ほんとにこんな状態でこんなこと言える立場じゃないけれど、
一ヶ月前の今日は『僕の彼女になってください』って言ったね。
そして一ヵ月後の今日・・・言います。僕のお嫁さんになってください・・・」

「はい・・・♡」

ということで、さやか嬢は結婚することになりました!!


続く・・・

報告⑦-驚きと戸惑い-

あまりにも衝撃的でしゃべれなくなる2人。
こんなことってあるんだぁ・・・

多分ちゃんとしなかったのは、
初めての時だけだったので、
第一回目でベストヒット☆だったわけで・・・

正直、病院を出て王子のおうちに帰ってからの私は、
あまりにも非現実過ぎて、
とにかく生むという気持ちは5%も無かったと思う。
会社・・・どうしよう。
自分の身体・・・どうなるんだろう。
あなかの中には・・・。

どうしていいかもう本当にわからなくて放心状態。
王子も放心状態。

「生めるわけないよね・・・」

「でも、そういう選択をしたらさやかが一番傷つくよね・・・
ココロも身体も・・・」

「うん・・・」

「俺が、こんな状態(フリーター)じゃなければ、
すぐに生んでって言えるのに・・・
さやかもおなかの子も幸せにするって言えない自分が情けない」

そう言って泣き出す王子。。。

「うん・・・」


もうどうしていいかわからず私はフミちゃんに電話したわけです。

電話で事情を説明すると、驚くフミちゃん。
当たり前ですよね・・・

「さやかがどんな決断を下したとしても応援するから」と言ってくれました。

私は電話では、生まない選択をする的なニュアンスで会話をしていたと思います。
フミちゃんにどうすればいいのか、
答えを出してもらうつもりは無かったけれど、
いつもあたしを見守り続けてくれた友の反応を聞きたかったのです。
とにかく、色々な話をしてもらって、「良く考えて・・・」
と言うことで電話を切りました。

電話を切ってフミちゃんとの会話を思い出し考えていると、
わたしの心の中で、「アレ?」って思うものが。
なんて言っていいのかわからないし、
言葉で上手く説明が出来ないのですが、
テレパシーみたいなものを感じたのです。

フミちゃんはどっちがいいとか何も言ってなかったけれど、
ココロの中では、「さやかは生むんだ!!」って思っている。
何故だかそう感じたのです。
不思議だけどこれはテレパシーなのかな。

このテレパシーに気が付いた瞬間。

「生もう!!」

という気持ちが私の中で芽生えました。


続く・・・