報告⑦-驚きと戸惑い- | 夫は「王子」、息子は「くーが」、娘は「みぃ」と「ふぅ」。

報告⑦-驚きと戸惑い-

あまりにも衝撃的でしゃべれなくなる2人。
こんなことってあるんだぁ・・・

多分ちゃんとしなかったのは、
初めての時だけだったので、
第一回目でベストヒット☆だったわけで・・・

正直、病院を出て王子のおうちに帰ってからの私は、
あまりにも非現実過ぎて、
とにかく生むという気持ちは5%も無かったと思う。
会社・・・どうしよう。
自分の身体・・・どうなるんだろう。
あなかの中には・・・。

どうしていいかもう本当にわからなくて放心状態。
王子も放心状態。

「生めるわけないよね・・・」

「でも、そういう選択をしたらさやかが一番傷つくよね・・・
ココロも身体も・・・」

「うん・・・」

「俺が、こんな状態(フリーター)じゃなければ、
すぐに生んでって言えるのに・・・
さやかもおなかの子も幸せにするって言えない自分が情けない」

そう言って泣き出す王子。。。

「うん・・・」


もうどうしていいかわからず私はフミちゃんに電話したわけです。

電話で事情を説明すると、驚くフミちゃん。
当たり前ですよね・・・

「さやかがどんな決断を下したとしても応援するから」と言ってくれました。

私は電話では、生まない選択をする的なニュアンスで会話をしていたと思います。
フミちゃんにどうすればいいのか、
答えを出してもらうつもりは無かったけれど、
いつもあたしを見守り続けてくれた友の反応を聞きたかったのです。
とにかく、色々な話をしてもらって、「良く考えて・・・」
と言うことで電話を切りました。

電話を切ってフミちゃんとの会話を思い出し考えていると、
わたしの心の中で、「アレ?」って思うものが。
なんて言っていいのかわからないし、
言葉で上手く説明が出来ないのですが、
テレパシーみたいなものを感じたのです。

フミちゃんはどっちがいいとか何も言ってなかったけれど、
ココロの中では、「さやかは生むんだ!!」って思っている。
何故だかそう感じたのです。
不思議だけどこれはテレパシーなのかな。

このテレパシーに気が付いた瞬間。

「生もう!!」

という気持ちが私の中で芽生えました。


続く・・・