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山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

「しまねの地酒きき酒会」が東京交通会館の12階で10月13日に開かれた。

島根県には「遣島使(けんとうし)」という決まりがあり、島根県を愛するゲストが命名されている(カットはそのカード)。かつては毎年のように島根県へ出掛けたことによる縁だが、このところご無沙汰している。ただ、蔵元だけはマメに取材していたこともあって、東京での催事にはご案内を頂いている。

別記の蔵元が今回の出展蔵元だが、どの酒も内容が濃い。大吟醸、吟醸などほとんどが純米で佐香錦の使い方も上手くなった。この佐香錦は山田錦とたかね錦とを併せた金絞錦と、農林44号と八反流2号とを併せた改良八反錦をさらに合わせた品種で、当県ならではの原料米なのだ。それが年月をかけて磨かれたという印象である。

前回の号で竹鶴政孝の「実習報告」のノートの表紙を出したところ、「中にはどんなことが書いてあるのですか?」という問い合わせがいくつか来た。

このノートはニッカの余市工場を取材に行った際、「あまり外部へは出していないのですが、ご参考にして下さい」といわれて頂いたものである。
下に載せたのはその中の1ページで、細かい文字でぎっしりと書いてある。

ロンドンから北のグラスゴーに飛び、グラスゴー大学に立ち寄ったことがあった。第一次大戦が終わった1919年に、この大学へ来たのが竹鶴政孝である。竹鶴は翌20年にグラスゴー郊外のカーカンテロフという小さな町の開業医の娘、リタと結婚した。NHK「マッサン」の始まりである。

このカーカンテロフから北のフォートウィリアムスにかけては、いずれ日本人の観光のツアーのコースが出来るのではないか。フォートウィリアムスのベン・ネヴィスにはニッカが系列に収めた蒸留所がある。

写真の右上は羊の内臓を胃袋に詰めたハギスという料理であり、スコッチにはよく合うだけに、どこへ行っても出てくる。左上はノッカンドウ蒸留所のポットスチル。このノッカンドウというのは「小さな黒い丘」というゲイル語でその言葉通りにスペイ川沿いの小さな黒い丘の上にあった。

右下はお馴染みのスコットランド衣裳。左下は私にスコッチの味の感想を訊いているスコットランドの業者。