蒼空日記 -4ページ目

蒼空日記

しあわせダイアリー



はんぶんくらい生きたと思います。
そんなに長生きできる気がしないし。

このわたしがわたしでいられるのは

一度。

一度。

たった一度きり。



こんなふうなこと思いながら過ごすのは、なんだか後ろ向きみたいな感じもしますが、

あんまり幸せだと、

全てなくなってしまう時のことを、

産まれる前の、真っ暗に戻ってしまう時のことを、

それはもう、
考えてしまって、仕方ないのです。


わたしが今、目のまわる忙しさに追われていれば、そんな悠長な気持ちは芽生えないのでしょう。

でも、ただ目の前にいる娘が可愛いだけで、そんな気持ちに襲われるんです。

父親の日記を見ては、
母親のぬくもりを思い出しては、

今こうしてわたしがわたしでいられることに、言いようのない嬉しさを感じます。
同時に、必ず訪れる全て失う瞬間の言いようのない喪失感に息ができなくなるのです。











『肉体は、言葉と思いの家でしかない』

昔からあるハワイの人のことばだそうです。
コイチさんが言ってました。




できることなら、
この肉体を借りて伝える言葉や思いが、
ずっとずっとずーっと、
かたちをかえて、
大切なひとに届けばいいのに。

ずっとずっと、つながっていられたらいいのに。

そうならいいのに。

触れていたいけど、
時間が引き裂くなら、
わたしはなんにでもかたちを変えて、
愛しい思いを永遠に伝え続けたい。







photo:01





































テレビで、娘がお父さんに東京行きを告白する、みたいなのが流れてて、
色々作業しながらチラ見しただけなんですが、、
画面に映るむすめっこが、しえだと考えただけでホロホロ泣けてくるわけで。

しえに見つからないように、ホロホロしてたら、
遠くから走ってきて、わたしの腕にほっぺくっつけて言うんです。

『お母さん!一緒に行こ!ね?しえがもし遠くに行きたくなったら一緒に行こ!』

って。



ホロホロがボロボロになり、やがて、
ぶえ~んぶえ~んと、二歳児と化したお母さんなのでした。






しえが夢に胸ふくらませ、
目を輝かせて、
本当に、そんな日が訪れたら、

今日この日の愛しい出来事を、
そーっと思い出して、
ひとりで二歳児になるんでしょうか。











『学校で、朝歌ってる歌がね、すごくいい歌で、お母さん泣いちゃうよ!』
って、しえ。

調べたら、『あしおと』って歌でした。

http://youtu.be/PBXXu3rVixo

こんな明るい曲から、泣ける要素を感じ取った事に驚きました。




たった六年間だけど、
いっぱい、いっぱい、
ほんとにいっぱい、
いろんな事がありました。

出口など無い闇の中から、
目の前で朝日が昇るのを、
二人でただただ見てたっけ。




今はまだ気付いていないかもしれないけど、
しえのとなりにはいつも、
しえを愛してくれる人がいて、
手を繋いでいるそうちゃんがいて。

そんなふうに守られながら、
一歩一歩、
歩いていってくれたらいい。

しえの歩いた道にどんな花が咲くのか、
お母さん、後ろから見てます。

あとから歩く人や動物たちに、
しえの声と大きな足音を響かせようね。

















わたしがそばにいる
その脆弱さと共にいる


わたしが見てるのは優雅な花びらじゃなくて、
役目を終えて散ったあとの姿








育ててたヒマワリの花びらが、
今日開きました。




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先週、運動会でした。

小学校は、6月にあるんですね。
早いものです。
あれよあれよと。



5月に入ると、時間割には体育の運動会の練習が毎日。

慣れない学校生活の中、暑い中、毎日大変だろうと、体操着に気持ちを込めてアイロンがけするくらいしかできなかったけど、


しえ、がんばりました。


グチひとつ言わず、
練習がんばりました。




一度言葉を濁した事があり、以降会話の中であまり突っ込む事がなかった種目、50m走。


幼稚園では足は速い方だったけれど、やっぱり、、たくさん集まれば甘くない。
しえのレーンでは、残念な結果でした。



しかしなんなんですかね。
しえがゴールした瞬間、ありえないくらい涙が溢れました。

負けず嫌いのしえが1ヶ月間、毎日体育の時間で何度走っても勝てず、それでも母親にグチひとつこぼす事なく練習をこなしてきたと思うと、しえが、とっても誇らしく、大きく見えたんです。

とんでって抱きしめたかった。


生きてて思うけど、しえには感謝しかないです。


お母さん感動しました。



しえ、ありがとう!






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毎朝娘の登校、途中までついてっちゃいます。
見えなくなるまで手を振って、満足して家に戻ります。

もちろん帰りも途中まで迎えに行くバカ親です。



この習慣を入学以来欠かした事がないのですが、

本日、そろそろお迎えってくらいの時間に、たたむはずの洗濯物を抱きしめながら寝てしまったんですわたし。
床で。
洗濯物シワシワで。
ヨダレダラダラで。



で、


ピピンピピピピンピピンポーン

ガチャガチャガチャ

ドンドンドンドン


はっ
はっ?

こわいこわいこわいなになに誰なになにみたいになりながら寝ぼけながら玄関に行くと、
曇りガラスに娘のシルエットが…

ごめん!とドアを開けたとたん、娘の目からホロホロ涙が出てきました。
謝ったところでおさまらず、
ぅわ~ん
びえ~ん

もう大泣きです。


そして、

『なんで来てくんなかったのぉ~!おかあさんが死んじゃったかと思ったんだからねえええバカ!』


と。

お母さんが、いつもいるはずの場所にいないって、
さぞ不安で寂しかったろうと思います。

わたしが生きてて、
安心して大泣きしたんですきっと。


可愛いやつです。


ほんと。




もう恥ずかしいからついてこなくていーよ

って言われるまで、
娘から見える登下校の景色のひとつになろうと思います。












ドリルが開きっぱなしになってたので見てみると、


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(1)えっと…そうそう入学式は確か4月8日だったわ。キュッと縮めなきゃ。わかり易くキュッとね。

(2)わたしがおねえさんになるのは…そう、2年生ね。

(3)そうよわたし6才。

(4)こんなの簡単よ。机はだいたい□かくいわ。

(5)穴のあいたあれね。

(6)もう腹ペコよ。






しえさんよ。
まず漢字どこいった。
(2)に至っては問題のふりがなすら完全に無視じゃないですか。おねえさんになる意気込み表現してどーするんですか。



□かくい机で、お勉強がんばります。



















穴があくほど見てやろうと思ったけど、
穴だらけでも素知らぬ顔で笑うんでしょう?

ムキになるフリが、
とっても上手だった。


全てを真に受けて、おぼれじぬかとおもいました。


よ。
















小学校生活にも慣れ、仲良しのお友達もでき、大きなランドセルでえっちらおっちら登下校する姿にも見慣れたこの頃であります。




photo:01




そんな中おととい、ミニバスの体験に行ってきました。

今からボール触っておけば、試合をするようになる頃には、それなりになりそうなので、全力で通わせようと思います!!
…と、母だけ意気込んでおります。

練習は、本人もとっても楽しそうだったし、
わたしもドリブルでコーンまわってくる練習に体のあらゆる肉をフルにふるわせながら参加してきました。
久々のバスケットボールの感触…
めっっっちゃ楽しかったです。


昨日は、子供会で一年生を迎える会に
行ってきました。

いろんなゲームをしました。
よくある、縦一列になって、ボールを頭上で後ろに渡して最後尾まで渡ったらその子が先頭になって次は股下で渡してくってゲームで、、
しえ、ボールを受け取ると列の先頭でなく、あさっての方向へ走って行ってしまうという何となく予想できたおバカっぷりを発揮してました。
すっげー楽しそうに。
当然ビリ。
上位チームには景品がある為、上級生に割と本気でキレられてました。

でも本人は、やっぱり楽しそうでした。


なので、まあ…いっか。





そんな相変わらずのしえ、
ご丁寧にビックリバコと書かれた箱を、
『おかーさん、これ開けてみ。』
と、ニコニコしながら持ってきたので、

photo:02




ビックリする準備をしながら開けてみると、


photo:03







……涙






やっぱり、おまえはそのままでいてくれよ~
































環境が変わり、すべてのサイクルも変わり、不安でいっぱいの小学校入学でしたが、
元気に楽しく毎日通う姿を見て胸をなでおろしております。



参観会で、お友達のお母さんが、

『…赤ちゃんだったのにね…』

と、お子さんを見つめて囁きました。

わたしも同じ思いでいました。


いつもいつも、当然のように肌を触れ合わせ、自分の腕の中にいた我が子の成長は、言葉では表現し難い切なさがあります。


小学校に行けば毎日友達と遊ぶだろうからと、幼稚園在園中は、親の悪あがきで娘をあちこち連れ回し、ふたりの思い出をいっぱいつくりました。
つきあってくれた娘に感謝です。
とても、とても幸せでした。


赤ちゃんだった
いっつもわたしの手を探してた娘は、
見違えるくらい、
成長しました。

学校が終われば暗くなるまでお友達と遊び、
明日も早起きだからと、大好きなお絵描きを諦めて自分から布団に入ります。
せわしなく、忙しく時間に追われる毎日の中に、確実に、娘の小学生としての自覚を感じ取る事ができます。
なにひとつわたしの手を煩わせない娘に、戸惑いを感じている自分がいます。
すごく嬉しい事なのに。


娘を独り占めしていたこの六年間、
本当に、いろんなことがありました。

心配で、不安で、愛しくて、
一緒に、必死に、いろんなこと、乗り越えてきました。

娘と過ごす今この瞬間は二度と返ってはこない、
いつもそんな切なさを抱きながら。


これから、ものすごいスピードで
わたしの手を離れ、
成長していくのでしょう。



よろこびと、さみしさと、こんな素敵な気持ちをくれる娘に、
感謝です。




今朝、学校の途中までついていったわたしの手を別れ際にひどく強く握りしめてくれました。

手をふり歩き出すと、そのあと一度も
こちらを振り返りませんでした。


お母さんの情けない気持ちはこうしてヒトリゴトの箱にしまい、
強く歩き出す娘の足を引っ張らないよう、
娘のキラキラの笑顔に負けない笑顔で見守っていきたいです。




大きなランドセル背負って歩く後ろ姿を見て、
ぼーっと立ち尽くしながら、
微かに腕に残る抱っこの感触を思い出した、
そんな朝でした。