【自作アニメ】テイルスとキツナミ + ゲームミュージックとっておきの話 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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Tails & Kitsunami 

アニメーション制作アプリ:Clip Studio EX

BGMの作曲:中村正人

編曲:Satoš

演奏:Satoš

楽器:YAMAHA piaggero NP-32

完成:2023年10月6日

 

いやあ、やっと形にできました。

 

「お次は簡単なアニメを…」と思っていたのに、

何だかんだで色々盛り込み、成り行き的に、

面倒くさい事にチャレンジとなってしまいました。

 

まあ、昔みたいに、

難しすぎる事にチャレンジして結局途中放棄、

な事は絶対避ける様に根性はみせました。

 

ADHDは、集中持続力が無いので、

気質的にアニメーターには向きません。

 

「好きな事に関しては別腹で、逆に過集中で長時間続けられるぞ」

という批判もあるかもしれませんが、

単調な作業の連続なので、

いくらアニメ作りが好きでも、

退屈で辛くなります。

 

でも、自作アニメを作る事は長年の夢でしたので、

これはやるしか無いでしょう。

 

仕事としてアニメを作るのは難しいかもしれませんが、

(タイムリミットがあるので)

趣味としてなら何とかできると思います。

 

今は、ADHDの症状もほぼ治っているので、

昔みたいにバテて直ぐ眠くなる様な事は流石に無いですけど。

 

さて、青緑の子はフェネックのキツナミというんですが、

「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」

のゲーム自体には今のところ(?)登場せず、

コミカライズに登場するキャラクターです。

 

名前の由来は「狐+津波」なのかな?という説があります。

水を操るキャラクターとして活躍するのですが、

はっきりとは分かりません。

でも、日本語から来ているのは何となく。

 

日本には未だ本格的に上陸していない様ですが、

目敏い日本のソニックファンの一部からは注目されております。

 

そこで私は、

キツナミをアニメーションで動かそうと思い立ったんですね。

 

本家ではまだ動かしていない筈ですが、

いずれゲームとかアニメで動かされるかも知れません。

なので、その前に、

本家を出し抜こうという姑息な手段に打って出ました(苦笑)。

 

ファンアートとしてキツナミをアニメで動かしている人が

いるかもしれないと思って検索してみると、

2022年頃には既に作っている人が何人かおられました。

 

でも、紙芝居的なカクカクした動きのものばかりでした。

しかも、見るからに素人が作った感のあるもの。

 

私が作ろうとしたのは、なるべく本格的に作られた様な、

滑らかに動くアニメーションなんですね。

 

滑らかに動くキツナミをこの手で作り出して、

見てみたかった!!

 

独学による〝ズブの素人〟なんで、

ところどころに下手な部分とかあるかと思いますし、

実際不満に思う箇所もあるんですけど、

まだ手探り自作デジアニメ第2弾なんで、

多目に見てくださると嬉しいです。

 

とりあえずは、念願叶って感無量です!!

 

〝テイルスとキツナミのラブラブ逃避行〟みたいな、

よくわからないアニメですけど(笑)、

楽しんでいただけたら、

とても嬉しいです!!

 

さあ、2人行く手にはこの後何が待っているのやら…。

(しらんがな)

 

BGMは、ドリカムの中村正人さんが作曲した、

ソニック・ザ・ヘッジホッグのBGMの一つ、

〝Star Light Zone〟を私が自分でアレンジし、

自分で鍵盤演奏して録音したものを充てています。

前回の自作アニメと同じですね。

〝自作曲〟と〝編曲〟の違いはありますが。

 

凄い簡単な楽曲にしているので、

素人でも簡単に弾けるレベルです。

何も特別なものではありません。

 

実はですねェ。

同曲の収録は、

前回の自作アニメのBGMの収録のついでに行ったんですね。

つまり、先にBGMの方を完成させていました。

 

「マッピー」のBGMの原曲疑惑の歌について

 

「ぼくは彼女を散歩に連れだした」

Took My Gal A-Walkin'

チャーリー・プール

Charlie Poole

 

Took My Gal a Walkin' - Charlie Poole | Shazam

 

Took My Gal a-Walkin' ‑ 曲・歌詞:Charlie Poole | Spotify

 

「マッピー」(Mappy)

のBGMはこの曲からヒントを得たのでは?

という話があるそうで。

たまたまネット某所で知りました。

意外と知られていないのか?

ネット上の他の所ではこの話が見つかりません。

只検索に掛からないだけなのかも?

最近検索に制限が掛けられているのかな?

と思う事が多いですから。

 

で、結論なんですが、結局は謎のままという。

誰がその説を最初に唱えたのか不明の上、

マッピーの作曲者大野木宣幸先生は

2019年にお亡くなりになっています。

てか、亡くなっていたのを最近知ったばかりです。

 

私は元ゲーマーという事もあって、

レトロゲームのデザイナーや音楽の作曲者の事を、

存命中でも「レジェンド」呼ばわりする事が多いのですが、

大野木先生は本当のレジェンドになってしまったという。

なので、その真偽は永遠に確認が取れない状況に…。

リブルラブルといい、メトロクロスといい、

素晴らしい楽曲を有難うございました!!

 

蛇足ながら、この歌を日本語で歌うとしたら、

「トゥーク、マイ、ギャラ、ウォーキン」

という歌詞の部分は、

「僕は彼女を散歩に連れだした」

だと言葉数が多くて上手く嵌まらない。

「彼女を散歩に呼んだ」

が妥当なのかなと。

 

チャーリー・プールについても少し調べてみました。

 

チャーリー・クリーヴランド・プール(1892-1931)

Charles Cleveland Poole

アメリカの歌手、バンジョー奏者。

 

1925年から1930年にかけて、

数多くのヒット曲を世に送り出したストリングバンド、

ノース・キャロライナ・ランブラーズ

North Carolina Ramblers

のリーダーであった。

 

彼のスリーフィンガー奏法は、

皮肉にも事故の賜物だった。

野球ボールを素手で受け止められると賭けたところ、

手を閉じるのが早すぎてボールが右手の親指にぶつかり骨折し、

その結果右手(の親指?)がアーチ状に変形してしまったのだ。

 

1925年、

「契約を終わらせないでブルース」

Don't Let Your Deal Go Down Blues

が大ヒット。

(この訳で合ってるのかどうか自信はありません)

米国南部でも蓄音器が6000台と推定されていた時代に、

このレコードが106000枚以上売れたという。

 

1931年、

映画音楽を収録するためにハリウッドに赴いたが、

到着する前にアルコール中毒による心臓発作で死去。

(Wikipediaを元に要約)

Charlie Poole - Wikipedia

 

チャーリー・プールの2枚目に貼った写真を見てみると、

右手の親指が妙に反っている印象です。

 

他にも興味深いエピソードが色々あります。

密造酒の売買で最初のバンジョーを購入したとか。

 

「ミライコネクション」とチャイコフスキー

 

「ミライコネクション -CITY CONNECTION REMIXIES-」

歌:かないみか

 

Amazon | ミライコネクション -CITY CONNECTION REMIXIES- | かないみか/シティコネクション

 

昔懐かしい「シティコネクション」。

言うまでもなくBGMは、チャイコフスキーの

「ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調」(1874-1875, 1879, 1888)

Концерт № 1 для фортепиано с оркестром, си-бемоль минор, соч. 23

Пётр Ильич Чайковский

の第1楽章の序奏主題のアレンジなんですが、

原曲自体にもポップな雰囲気を感じておりました。

 

原曲は4分の3拍子なんですけど、

アレンジされたものって、

大抵4拍子ですよね。

「パロディウスだ!」

に出てくるBGMもそうだし。

 

ちなみに、紛らわしいのですが、

「ポケットモンスター サン&ムーン」

のオープニングテーマである、

「未来コネクション」(ЯeaL)

は、無関係です。

 

とある夭折の天才作曲家のお話

 

私は、

〝既聴感〟

Le déjà-écouté de la musique.

をテーマに作曲しているのですが、

「初めて聴く曲」の筈なのに、

何故だか以前に聴いた事がある様な

不思議な感覚に囚われる事が多いです。

 

その感覚について尤もらしい解説をなさっている方がいますけど、

所詮一つの説に過ぎず、全く解決していません。

 

「デジャヴュ」(déjà-vu)「既視感」を意味するので、

「音楽のデジャヴュ」は言い方としては間違いです。

なので「既聴感」に相当するフランス語を調べたところ、

「デジャエクテ」というらしいことが分かりました。

 

一応「déjà écouté」という言葉は検索で出るのですが、

カタカナで「デジャエクテ」は、

日本では私しか使っていない様です。

 

ゲームミュージックの影響を受けて

作曲っぽい事をやり始めたのが14歳頃だったかな?

でも既存の曲の劣化コピー的な事くらいしか出来ず全然駄目でした。

 

そして、勝手に頭にメロディが浮かんでくるという現象が

初めて起きたのが、15歳の時。

それが〝既聴感〟がハンパ無い曲でして。

一部に「記念樹」にソックリのフレーズがあるのですが、

私の方が4〜5年早いです。

紆余曲折を経て「どこかで聴いた曲第1番」と命名。

どこかで聴いた曲 第1番(ピアノと管弦楽版) - YouTube

 

その後、たびたび、メロディが頭に浮かんできます。

既存の様な気がするけど、

調べてみてもよく分からない謎の曲が多いです。

 

ハンス・ロットの「交響曲 ホ長調」(1878-1880)

Symphonie Nr. 1 in E-Dur

Hans Rott

が初演されたのは1989年ですが(1889年ではありません)、

第1楽章のトランペットによって奏でられる第1主題が、

それ以前から、ハリウッドの映画か何かで使われている気がして。

 

高校3年生の時、

ラフマニノフの「交響曲第2番 ホ短調」(1906-1907)

Симфонию № 2 ми минор, соч. 27

Сергей Васильевич Рахманинов

を生まれて初めて聴いたのですが、

その第3楽章が、モロにポップスポップスしていたので、

ポップアーティストが絶対カバーしている筈と瞬時に思い込みました。

1994年のトレンディドラマ「妹よ」にも使われているところからして、

皆も同じ様に考えていたとしか思えません。

 

ですが、それが判明したのは、それから12年後です。

ラジオで、エリック・カルメンの

「恋にノータッチ」(1976)

Never gonna fall in love again

Eric Carmen

が流れているのを偶然聴いたのです。

しかし、私が想像していたのとはちょっと違っていました。

でも、そんなにかけ離れてもいません。

 

高校1年生の時、

チャイコフスキーの「交響曲第5番 ホ短調」(1888)

Симфония № 5 ми минор, соч. 64

Пётр Ильич Чайковский

を生まれて初めて聴きました。

まだ誕生日を迎えていなかったので、15歳だったと思います。

その第2楽章も、如何にもポップスポップスしていたので、

これもポップアーティストがカバーしている筈と思っていました。

(原曲自体も、何だかロカビリー調に感じます)

 

頭の中で、

よりPOPS風に強調したこの曲をよく流していました。

 

ずっと後になって、フランク・シナトラが

「ムーン・ラヴ」(1939)

Moon Love

Frank Sinatra

という歌でカバーしているのを知り聴いてみました。

最初思っていたのと違っていると思いましたが、

改めて聴いてみると、

いやこういう感じで合ってると思いました(どっちなんだ)。

 

それから更に年月が経過して、

再びこの問題について検索を掛けてみたところ、

アドベンチャーゲーム「ソフトでハードな物語」(1988)のBGMに、

当該曲をロカビリー調にアレンジした楽曲が使われているのを知り、

それが、私が想像していたものに割と近かったのです!!

 

この場面の時に流れる音楽です↓

 

「コレだよコレッ!!」

(でも、このゲームが販売されるよりも私の方が3ヶ月程早いので、

この曲を何処かで聴いてという可能性はゼロなので、

いずれにしても解決はしていないんですが)

 

中古>FMT ソフトでハードな物語(FM-TOWNS) | 中古・新品通販の駿河屋

 

しかし残念ながら、この編曲を行った方は、

22歳の若さで病により夭折していました。

 

うわあ、22歳を目前に病没したフィンランドの天才作曲家、

エルンスト・ミエルク(Ernst Mielck)みたいじゃないですか!!

 

エルンスト・ミエルク(3)管弦楽と合唱作品集 近々日本発売予定!!

2013年6月17日

 

斎藤学(1970-1992)

さんというのですが、

Wikiを一通り読んでみましたが、

いわゆる〝天才〟です。

斎藤学 (作曲家) - Wikipedia

 

ゲーム音楽の作曲家としては

最も初期に活躍したパイオニアの1人と見受けます。

特に、ゲームミュージックに

クラシック音楽を取り入れた第一人者だそうで。

〝マサ斎藤〟の名前でも活躍。

 

小学生の時にピアノを習う。

 

当時のファミコンのゲームミュージックの

クオリティの低さに不満を抱き、

芸術的な音楽のプログラミングを志したのが13歳だそう。

 

高校生の時、アルバイトして貯めたお金でPCを購入。

独学で作曲した曲をインプット。

2年と3年の2回、ウィーンに短期入学し、

ピアノと作曲の腕を研鑽。

 

専門誌に投稿した作品がソフト会社の目に留まり、

採用されるなどし、それがきっかけで、

システムサコムでアルバイトをし始め、

後に正社員へと昇格したものの…。

 

約2000曲もの作品を遺したという。

 

『38万キロの虚空』は、

プロジェクトEGGで配信されるなど名作と評価されているが、

日本で初めてMIDI音源に対応した市販ゲームソフトでもあった。

 

Twitter (X)

 

行動力が凄まじかっただけに、つくづく勿体無いとしか…。

一方、私の方はADHDなので、何か思いついても体が動かず

思いついただけに留まる事が多かったです。

 

考えが大量に浮かぶので

何から手を付ければ良いか分からず混乱してたからとか、

具体的にどうすれば良いのか

分からなかったから等の要因がありました。

当時はインターネットも無かったので。

 

私が彼の存在を知ったのはつい最近ですが、その理由は、

パソコンゲームはプレイ対象外だったからです。

アドベンチャーゲームは興味も無かった。

 

メッチャフォローしたいのは山々なんですけど、

私がこうやってブログで紹介してしまうと、

検索汚染みたいな状況に陥ってしまいそうで怖いです。

 

ネット空間でもネット事典にアーカイヴが幾つか立てられている他、

親御さんがサイトやブログで思い出を語っておられる程度なので、

〝知る人ぞ知る〟状態なんですよ。

 

私が斎藤さんの話題をブログで取り上げたあとに、

彼の名前を検索すると、

私の変な作品の画像という余計なものが

やたらと出てくる恐怖が想像できます。

既に無名のクラシック音楽の作曲家で検索汚染やらかしていますし。

 

でも、埋もれた偉人の話は昔から大好物ですので、

ブログで熱く語らずにはおれませんって。

 

遺族の方が運営する思い出を語っているサイト↓

「慟哭の咏嘆」 ― 斎藤学の遺族が運営するサイト

 

↓お父様のブログでしょうか?

齋藤彰のブログ: 齋藤 学

 

ちなみに、学さんの兄、忍さんは、

多摩美出身の画家さんだそうです。

兄弟でクリエイティヴですね!!

 

…というわけで、

マッピーの原曲疑惑の話にしろ、

マサ斎藤の件にしろ、

コレらの話をどのタイミングで出そうか

と伺っていましたが、やっと吐き出せました。

 

自作音楽の記事のついでに出そうと思っていましたが、

結局は音楽単独では発表せず、

アニメなどの他の表現との組み合わせで出す方針に切り替えたので、

このタイミングとなりました。

 

レトロゲーム、および、ゲームミュージックに関しては、

まだまだ語りたい事が山の様にあるので、

何かゲームにまつわる創作物の発表ついでにまた語りたいと思います。

(アイレムのロードランナーについては、

漫画の体験記の構想も以前からあります)

 

それでは!!

 

前回の自作アニメ記事↓

【自作アニメ&音楽】ウサリノス、走って飛ぶ(2023)

2023年7月20日

 

【追記:2023/10/21】

前回の記事に引き続き、この記事でも、

公式ジャンルの「イラスト・アート・デザイン」部門で、

1位を取らせていただきました。

ありがとうございます!!

 

 

あまり人気とも思っていないので、

「何故?」という気持ちはあるのですけど、

素直に喜びますんで。

 

【追記:2023/10/27】

冒頭のキャプションに、

BGMの作曲者、編曲者、演奏者、楽器名を追加。

 

【追記:2024/1/9】

ラフマニノフの交響曲第2番のカバーを知ったのは、

11年後ではなく12年後の誤りです。

記憶違いでした。

本文修正。