トーキョーワンダーサイト第4回企画公募展を観に行った(2010.3.6) | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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こうぶんこうぞうさんの個展 に行ったのと同じ日に、

トーキョーワンダーサイト本郷の第4回企画公募展にも足を運びました。

こうぶんさんの個展へ初日にではなく二日目に行った事が幸いし、

同日にもう一つの展覧会へ行く事が出来たのです。

それにしても、あれから1ヶ月も経っていたとは・・・。

面倒臭がりやで、今頃になってエントリーを書いてます。

でも、展覧会はまだやっています。


最初、八重洲から歩いて本郷まで行こうとしました。

でも、途中で福島物産展に立ち寄ったり、緑茶専門喫茶店?みたいな店の横も

通りかかって「ここでまったりしたいなあ」とか思って、でも時間が無いから諦めたり。

結局時間が無いので、秋葉原でお茶の水まで総武線に乗りました。

でも、トーキョーワンダーサイト本郷の場所自体も初めて行く場所だったため、

あともうちょっとという所でかなり迷いました。


19:00までだというので、丁度その頃着いたんですが、

過ぎてもずーっとやっているという感じでした。

焦って損をしました。

焦らなくても間に合ったわけです。

でも、知らないですからしょうがない。


1階は、”オル太の田”という展覧会です。

一言で言えば、田舎の青年団によるDJ祭りといった感じ。

実は、私も飛び入り参加でちょっとノリノリしました。

身につけていたマフラーを腰に巻いて腹巻きにしたり、

頭に巻いて鉢巻にしたりして「行くっぺー!!」等と、

地方出身者から「バカにするな!!」と怒られそうな感じでした。

ていうか、この展示そのものが、地方出身者をバカにしてないか?

それはともかく、チープな感じもあって、それが学芸会っぽくはあるんですが、

最近の他の現代美術系展覧会も概ねそんな感じだろうと思うので、

全然良いじゃないですか?

でも、小型トラックを会場に持ち込んでいるので、

気合いの入りっぷりがとても感じられます。半端ではありません。

その上、純粋に”アートを楽しもう”という精神が、共感持てます。

アートは、何がしかの楽しいと思える要素が無いといけないと個人的に思っています。

お客さんはじっと見守っている感じでしたが、

これは、別に”引いている”わけでは無いと思います。

或る展覧会で遠藤一郎が「お前ら立ち上がれよ!!」「叫べよ!!」とアジっても、

観客はじっとしてましたもん。

要は、照れてるんですよね。

もしかしたら、本当に引いちゃっている人もいたかも知れません。

ちょっと雰囲気的に”8時だヨ!全員集合”も髣髴とさせるなあと思いました。

残念だったのは、その会場の模様を写メーで撮り忘れたこと。

自ら飛び入り参加して夢中だったので(笑)。

他にはどんなのがあるのか聞いたところ、2階にもあるとの事なので、

早速2階へも上がりました。


2階は、Deep Dig Dugというグループによる展示でした。

”Dig Dug”とは、あの『ディグダグ』の事です!!

私は元ゲーマーなので、凄いいいなあと思いましたが、

今エントリーを書く為に資料を見て、初めてそれに気付いたのでした。

そのメンバーと私は、年齢的にそんなに違わないみたいです。

私が印象深く感じたのは、会場の一番奥に飾ってあった一番大きい絵で、

乱雑なタッチなんですが、ドラえもんが描かれているんです。

正直、「こういうのやってアリなの?」と思いました。

誤解して欲しくないのは、別に私は、この作品に対して

否定的な見解を持っているわけではありません。

逆に、面白いから好きです。

私が疑問に思ったのは、了見の狭い日本美術界に於いて、

こういった”面白い”作品というのは、普通権威筋からシカトされるのではないか?

と思ったからです。

現代美術って、何が認められる基準なのか、さっぱり分かりません。

この絵を描いている人、しり上がり寿みたいに、

漫画っぽい絵をお茶目且つ乱雑に描くみたいですね。

それから、会場中央に飾ってあった通気口風オブジェも凄い気に入りました。

作りがとてもチープだったからです。

持ち上げようとすると、簡単に持ち上がるのです!!

もしかして、発泡スチロール製?

通気口の中を覗き込むと、素材と素材を繋ぎ合わせた時の盛り上がったボンドが

見えました。

私は最初、「これ作品?」と思いました。

場の雰囲気を醸し出す為に、正規の作品とは別に作られた”セット”なのかと

思いましたが、そうではなく、ちゃんとした作品だそうです。

会場では、大勢の人が談笑していましたが、知り合いが1人もいないので、

私は適当にビールを飲みながら作品に見入っていました。


3階は、MEAT SHOP SPYという展示なのですが、

実を言うと、3階まで展示があるのだとは気付かず、3階は見ませんでした。

でも、チラシを見ると、とても面白そうです。

又行こうかな。






チラシを見ると、審査員に、何と、我らが(?)会田誠もいるではないか!!

批判的な事を言っていて、なかなか良いです(よく分からないけど)。

この展覧会って、アーティストの為というよりも、

キュレーターを支援育成する為の展覧会だったのですか。

知らなかった(というか、この展覧会自体、オル太のメンバーからの連絡で初めて知った)。





トーキョーワンダーサイト本郷(tokyo wonder site)公式サイト

http://www.tokyo-ws.org/


Emerging Artist Support Program 2009 展覧会企画公募

会期:2010.3.6-4.25

場所:東京都文京区本郷2-4-16





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